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デュダメルの代わりにアルミンク&ヴィーン室内管! [音楽業界]

なんというか、もう今の世の中、日本国の政治を除けばホントに面白いことがゴロゴロしているわけで、なんとまぁ、スゴイことが起きてます。

デュダメル&シモン・ボリバル管の台北・広州・香港での連続ベートーヴェン全曲演奏会三連発というとてつもないツアーが直前になってキャンセルされたのは、お伝えした通り。
http://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2017-10-14
で、そのまま、アジア中のベートーヴェン愛好家の皆さんが「あああ、なくなっちゃったぁ、残念だぁ、淋しいぞぉ」と天を仰いで泣き叫んでいるかと思いきや、なんとまぁ、台北の音楽事務所MNA牛耳藝術さん、はたまた公式スポンサーだったメルセデスさん、とんでもない代打を引っ張り出しました。この公式サイトを見よっ!
http://www.mna.com.tw/eventsDetail.aspx?serialNo=33
なんと、「クリスティアン・アルミンク指揮交響楽団サイズによるヴィーン室内管のベートーヴェン」ですっ!演目と日程をまんま貼り付けちゃうと…

10/21【皇帝與田園】
貝多芬:艾格蒙序曲 Beethoven: Overture to Egmont, Op.84
貝多芬:第五號鋼琴協奏曲《皇帝》 *鋼琴獨奏:史蒂芬.弗拉達
Beethoven: Piano Concert No. 5 in E- flat Major, Op. 73,“Emperor”
貝多芬:第六號交響曲《田園》
Beethoven: Symphony No. 6 in F Major, Op.68, “Pastoral”

10/22【合唱之夜】
貝多芬:《合唱幻想曲》 *鋼琴獨奏:塞吉奧‧廷波
Beethoven: Choral Fantasy, Op.80
貝多芬:第九號交響曲《合唱》 Beethoven: Symphony No. 9 in D Minor, Op. 125, “Choral”

要は、4日でデュダメル&シモン・ボリバル管が交響曲全部やるところを半分にして、《田園》、《第九》、《皇帝》、《合唱幻想曲》なんぞを2日続けてやるぞ、さああみんな、落ち込んでないで喜べええええ、ってこと。

だれがなにをやらかしたか知らないけど、プロデューサーはスゴい豪腕でんなぁ。こんなこと出来る強引な奴、今の日本にいるかしら。いやぁ、呆れかえるというか、すげええええ、ともうただたたアジアパワーにひれ伏すのみ、というか。

ちなみに、同じ頃には北京ではパーヴォ・ヤルヴィがドイツ・カンマーフィル・ブレーメンでベートーヴェンの交響曲全曲サイクルをやっていて、これは来る月曜日からやくぺん先生も取材に参ります。それどころか、同じ時にネルソンス指揮ヴィーンフィルが広州でベートーヴェンなんぞやってるわけで、もう何が何だかわけがわからんわい。

頭がクラクラして来そうなんで、もうこれでオシマイ。ともかく、あたしゃ、月曜から共産党大会真っ最中の北京。それまでにやらにゃならん作文、まだ山積み。ぐぁんばろー!

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爺ちゃん南に向かう! [演奏家]

まだ爺の初心者とすれば、人間齢80を越えると圧倒的に個体差、特に若い頃にどう鍛えているかの差が出て来る、という事実を実感として認めるのはまだまだ出来ないけれど、実際問題、そういうことがあるんだなぁ、としか思えぬコンサートが、昨晩の溜池で行われたのは、皆々様ご存知でありましょうぞ。そー、やくぺん先生的には過去四半世紀「世界最高のピアニスト」と、笑われたり呆れられたりしつつも叫んで来たプレスラー御大でありまするぅ。

昨晩の演奏会に関しては、「プレスラー サントリー」とググればもうジャブジャブ絶賛の嵐が吹きまくっておるでしょうから、そちらを眺めて下さいな。

で、当無責任電子壁新聞としては、「ああああ、そんなスゴかったのか、残念、なんとか聴けないものか」と後悔していらっしゃる皆様に、耳寄りな情報を提供しましょうぞ。ほれっ。
https://www.artsticket.com.tw/CKSCC2005/Product/Product00/ProductsDetailsPage.aspx?ProductID=hsobWfDDQ3QmtKLeZSA%2FO
https://www.artsticket.com.tw/CKSCC2005/Product/Product00/ProductsDetailsPage.aspx?ProductID=hsobWfDDQ3SFdquH5MTaaQ

昨晩は終演後に深夜まで寿司とシャンパンで盛り上がっていたというプレスラー御大、東京の仕事を終えると台湾に移動、10月28日には台北フィルと協奏曲、そして30日には国家音楽廳でリサイタルだそうな。リサイタルの演目は、昨晩の溜池とほぼ同じ。台湾らしく最安値の席からしっかり売り切れて行っているとはいえ(協奏曲は高い席がないですねぇ)、まだまだチケットは買えそうでありまする。

さああ、94歳になろうというピアニストが摂氏30度湿度80%を越える街の2000席のコンサートホールでリサイタルをします。これはもう、見物しないわけにはいかぬでしょ。

あたしゃ、流石にお付き合いはしませんけど、お暇な方も、そうじゃない方も、是非どうぞ。

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寿 [弦楽四重奏]

カテゴリーに困る話だけど、敢えて「弦楽四重奏」にしましょう。

本日、都内某所で、葛飾オフィス管理人だったもぐらくんの結婚式&披露宴が目出度くも賑々しくも開催され、無事に終了しました。関係者の皆様、ここに至るまで、いろんなことがあったわけだけど、これからももぐらくんとそのパートナーをヨロシクお願いします。特に関西の皆様、ホントに、ヨロシクです。

んで、そのお祝いの席で披露されたお祝いの調べを、公開しちゃいましょう。弾いているのは誰か、敢えて言いません。当電子壁新聞を立ち読みなさってるような方の多くには、ああああああ、と思えるでありましょう方々でありまする。

初見でこれがやれるような人達をしっかり支えて来たもぐらくん、これからもますます頑張って下さいませ。パートナーさまも、宜しく御願いします。

なお、この映像、あくまでもひっそりと公開ですので、あまり宣伝しないよーに。

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シモン・ボリバル管アジア演奏旅行中止 [音楽業界]

昨日、流石に無茶なツアーで疲労型風邪ひきになったみたいで、鼻がジャブジャブ目はしょぼしょぼ、咳がこんこんげほげほという状態でLCC委託手荷物のなかで潰され明らかに曲がってしまったレンズの修理の為に銀座Nikonサービスセンターに行き(修理代を考えると、LCCにしない方が安かったことになったというとんでもないアホな話…)、周囲の風景まるで日本に戻った感じがしない銀座通りを歩いていると、某所から連絡があり…

なんとまぁ、今月末から来月に台北を皮切りに広州、香港で予定されていたデュダメル指揮シモン・ボリバル管のベートーヴェン全曲演奏会がキャンセルとのことでありまする。まだ公式には記事が残ってます、これ。これが全部キャンセルになりました。
http://www.askonasholt.co.uk/tours-and-projects/upcoming/simon-bolivar-symphony-orchestra-venezuela-asia-october-november-2017/
台北と広州は4日間でベートーヴェン全曲、香港は会場が前半と後半で違って、前半は赤い地下鉄の終点の文化会館で序曲も入ったりして、フェリーターミナル隣の文化中心とで総計5公演で完奏という、ツアーとすればかなり強行なもの。

興味深いのは、広州と香港の間で長い休みが入ってること。んで、そのときには、ネルソンス指揮ヴィーンフィルのツアーがその辺りをまわっている、というまるで広東語圏フェスティバルの様相を呈していたわけですな。

今回の事態、夏のアメリカ公演がキャンセルになったときから危惧されていたわけですが、天下のアスコナス・ホルトが仕切ってるわけだし、アメリカは現政権とベネズエラ現政権と、シモン・ボリバル管のバックにあった前政権の間の考えただけで純朴な日本国民には頭がクラクラしてくるようなめんどーくさい関係の中で下された結論だったので、中国政府この機に乗じて逆に上手いことやってオケに恩を売るのか、とすら思っていたのですけど、流石にそういう訳にもいかなかったんですねぇ。

香港芸術祭のページには、真っ赤な文字で「あたしらはわるくないぞぉ」って恨み節みたいな告知が上がっております。ほれ。
https://www.hk.artsfestival.org/en/programmes/dudamel-and-sbsov-beethoven-cycle/

このオーケストラ、この先、存続自体が厳しくなってくるんじゃないでしょうかねぇ。さっさとデュダメル様に偉くなれるところまで偉くなってもらって、「デュダメルのサイトウキネン」とか「デュダメルのルツェルン祝祭管」にするしかないんじゃないかしら、事務所的には。でもまだ、そこまでの数の卒業生が世界に散っているわけでもないしねぇ。

ま、なんであれ、毎度ながらの結論だけど、音楽は究極の平和産業。ちょっと御上の意向が変われば、あっというまに吹っ飛ぶ炭鉱の小鳥のような存在。ふううう…

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葛飾オフィス柿の実採り入れは… [葛飾慕情]

関係者の皆様限定情報。

3週間弱のツアーを終え、昨晩遅く、成田から葛飾オフィスに戻って参りました。さても、久しぶりの葛飾オフィスの巨大柿の木の実は、現在、こんな状態です。まだ葉っぱはしっかりついていて、実も安定しており、落ちるものは殆どなくなりました。
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てなわけで、来月前半の日曜日に恒例の柿の実採り入れ大会を行います。アイズリQの日本ツアーの真っ最中で、恐らくは中国地方奥地を往くのを見物に行くことになると思うので、柿の実採り入れは12日か19日になりそうです。詳細な日程は、成熟度合い、上空のちいさな飛ぶ方々の動向などを眺め、当無責任電子壁新聞及びFacebookで告知します。宜しく御願いします。なお、玄関もぐら口横の蜜柑は、まだ全然です。

なお、今年はお隣が建て替えでいらっしゃらないので、高いとこについてる実を切り取る鋏がありません。どうしましょうねぇ。

なんせ、既に柿の木上空ではひよちゃんがふたつ、場所取り戦争を始めています。日本の秋、列島固有種ひよちゃんの秋!

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東アジア「判りやすさ」比べ演出第1弾~台中国家歌劇院編 [音楽業界]

台中の国家歌劇院で、《ヴァルキューレ》を聴いて参りました。この秋から来年の冬の終わりに至る東アジア《ヴァルキューレ》三連発の最初。台中、北京、びわ湖と続く「今時のヴァーグナーの判りやすい演出祭り」の初っ端でありまする。
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この演出、もう舞台写真をご覧になれば判る人ならお判りになる、バレンシアの歌劇場で地元のパーフォーマンス集団ラ・フラ・デルス・パウスが制作しメータが振った所謂「バレンシア・リング」、あれを持ってきて、スタッフとオケは地元、メイン歌手は連れて来る、というプロダクション。要は、初台の今の《リング》とか、《ヴォツェック》とか、《兵士たち》とか、《死の都》なんかと同じ作りです。つまり、これが観られる、ってこと。
https://www.youtube.com/watch?v=_C-0hH5G8MU
中身については、今回、日本ではチケットを手配するのがほぼ絶望的に無理な状況でお助けいただいた台北にいらっしゃる某大学のK先生のFacebookコメントをご覧あれ。写真もそっちにあるしさ。Facebookの特定記事の引用って、どーするの?ま、いいや、ペトっ。
https://www.facebook.com/takashi.kinase?hc_ref=ARSOWcMZmUJVlrQ7Xvp35fWzucTQ6SDStCHuCtELE7eeyXroAFg7ZY7QuW86jAFkX-c

さてもこの演出、毎度ながらの感想にもならない感想を述べれば…いやぁ、なかなか楽しい娯楽の時間を過ごさせていただきましたです。なんせ、数年前にルフトハンザの機内ヴィデオで全曲流していて、途中まで眺めて、うううんこれはもういいや、と思ってた演出なんだけど、今回、東京湾岸から至近の場所でやるというのでダメモト気分で来てみれば、おやまぁ、実際に舞台に接すると立派なもんじゃないの。無論、さっき終わった演奏だけに限れば、オケが(ヘタ、とかいう簡単な話じゃなくて)音の響きと息の長さがやっぱりちょっとなぁ、と思わされれたり(特に一幕の最後で《ラインの黄金》以来の細かいモチーフが積み重なってこの作品全体でも数少ない自然な高揚感が最初に出来てくるところでの盛り上がり方とか、対話だけに鳴る部分での響きの薄さとか)。

なによりも問題なのは、第2幕最後の死の告知のところ。恐らくはジークムントに殺されたのであろうフンディング側の戦士達の屍が戦場に転がってる突拍子もないつり上げセットが舞台奥から出て来るのだけど、その操作音がスゴくデカイ。で、ヴェルズングの双子兄弟不倫という、後ろの席に座ってた小学校低学年くらいのお嬢ちゃんには「まま、あのおねーさんはなんで泣いてるの」と訊ねられてもとてもじゃないが説明出来ない無茶苦茶な逃避行をやってる2人が、薄いオケの響きの弱音の中にいるところで、やたらと大規模なセットが後ろから(恐らくは人の手で)せり出してくるので、音楽が聞こえなくなってしまう。少なくとも、もの凄く邪魔になる。あああ、これだとオケの響きが決して成功しているとは言えない《ラインの黄金》の最後なんて、舞台でこの調子でいろんな音がしてたら、ハープの音もラインの乙女達の嘆きも聞こえなくなるぞぉ、って感じ。

今時のムジーク・テアター系の劇場では、舞台騒音が音楽を邪魔する、ってのは案外とよくあることだけど、そのいちばん簡単な対処方法は、「オケをガッツリ鳴らしてカバーしろ」(酷い直球勝負だと思うけどねぇ…)。でも、残念ながら、それをやるにはちょっとオケが非力というか、なんだろーなぁ、この島でいちばんのオケが入ってるわけだら、ここはこういうキャラのオケなのか、と考えるべきなのか。その辺り、ホントは持ち込んだ演出を眺めてブタカンさんが頭を悩ますべきことなんだろうが、どうもあんまり悩もうとしていない、って感じでありましたねぇ。

これを観るに、この演出と双璧のもうひとつの21世紀型「判りやすいリング演出」たるメトのルパージュの舞台など、あのアホみたいにデッカくて重い装置の移動に騒音が出ないようにスゴく気を使って作ってるのだろうなぁ、とあらためて思ったりして。あ、今回の演出、正直、ルパージュよりも成功していると思いますね。

ま、そういう「劇場としてのトータルな完成度の高さ」というのは、まだ昨年に始まったばかりのこの劇場とすればみんなで学んでいくことなのでしょう。来年の《ジークフリート》以降に期待、ってこと。

中身的には、もう映像をご覧になっていただければ判るように、何をやってるかが誰にでも判る演出です。難しいことはなにもない。《ヴァルキューレ》みたいに、《リング》全体の中でも唯一といえる「普通の人間がまともに人間的な決断をする」ことがお話の中心に据えられている作品の場合、この判りやすさは極めてポジティヴに働く。ああ、ジークムント、そうだよ、愛する嫁といられないならヴァルハラいってもしょーがないよなぁ、とか、ああああ、おとうさん、娘は誰よりも貴方のことを判ってるのにおっかない嫁とのしがらみで見捨てないとならないのかぁ、かわいそーにぃ、とか、そんな庶民レベルで共感出来る要素満載な作品では、ストレートに効いてくる。

もうひとつ、《ヴァルキューレ》という作品で本来決定的な筈だけどどーしよーもないと諦めている「飛ぶ」という要素を、バカみたいに大規模な黒子を導入し手動でクレーンを操らせて「ヴァルキューレや神々を飛ばせる」ことに成功したんだから、これはもう天晴れです。これ、映像だと馬鹿げて見えるけど、実際の舞台に接すると圧倒的です。切り取られた視点では、背景のうるさいほど説明的な映像と共に、あの「飛んでるじゃん」感は伝わりません。「ヴァルキューレの騎行」でピットの上までヴァルキューレたちが出てきて、高度を変えながら飛びまわるなんて、こんな音響になるのかぁああああ、ってね。

そう、背景の映像に関しても、視点が切り取られたテレビモニターじゃまるで判りません。正面据えっぱなしのカメラででも眺めないとダメ。それを観るだけでも、価値があるかもね。え、こんなだったんだぁ、って思いますよ。

てなわけで、いろいろ言いたいことはあるが、今や日本を凌ぐIT王国台湾のモダンなハイテクノロジーと舞踏集団の肉体労働という伝統のローテクとを駆使して作られたバレンシア・リング、こういう判りやすさもありなんだなぁ、と納得させられるものでありましたとさ。この団体の演出したヴァーグナーとしては、どうやらスカラ座の黒歴史になってるようなインド版《タンホイザー》に接して呆れかえったことしかなかったが
http://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2010-03-21
なるほど、この演出は成功作とされるだけのことはある、と納得した次第でありまする。

てなわけで、東アジア「判りやすい《ヴァルキューレ》」三連発、次は10日後に北京のカラヤン演出&ギュンター・シュナイダー・ジームセン美術のプロダクションです。70年代の限定された舞台テクノロジーで試みようとした「世界の誰にでも判るリング」、果たして21世紀の今、どんな風に見えるか。請うご期待…とはいうものの、そっちは某雑誌の商売なんで、ここには書けないと思うけどさ。

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「いわき室内楽協会」の今 [音楽業界]

ぶっちゃけ、「クラシック・コンサートをつくる。つづける。」の記述内容の追記です。「いわき室内楽協会」のその後、現状について。

すったもんだで苦節3年、やっと出てきた共著本に関しましては、誤植がある、間違いがある、等々、さまざまな声をお寄せ戴き、ありがとうございますです。事実関係の間違い指摘は、なによりも有り難いものでありまする。それをどう反映させるか、という問題はおいといて、ですけど。

さても、昨日来、いわきに来ております。「アジア・オーケストラ・ウィーク」の取材で、昨日はマレーシア・フィル木管五重奏団が広大ないわき市内の南の方の2箇所の児童館をまわり、少子化問題なんてどこに行ったんだ、というようなしっちゃかめっちゃかな状況の中でいろいろ演奏して下さるのに付いて歩いてました。んで、本日は朝からひとつ、アリオスでお子様お招き公演があり、午後にはフェスティバルのハイライトたる関西フィルとマレーシア・フィルの合同演奏がある。で、今、開演前にアリオス裏の川原に座って、楽屋口に演奏家さんたちが到着するのを眺めてる次第。

このアリオス、拠点として活動する民間団体の「いわき室内楽協会」があります。立ち上げの経緯は共著本に記しておりますので、そちらを見て下さいっ。実は、当電子壁新聞内を検索すれば、創設前の状況からなにから、結構、詳細に分かるんだけど…ええい、面倒だ、知りたかったら勝手に調べて下さい。「いわき」でブログ内検索をすると、このアーツセンターの起ち上げ前からオープン、そして311以降の展開など、ずらああああっと出てきます。

いつのまにか20回になるいわき室内楽協会のコンサート、なんとまか、次回はヴィルタスQのセカンドに我らが戸原っちが入ってのハイドンやらショスタコでありまする。へええええ。
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で、起ち上げから関わっているアリオスのプロデューサーさんの現状についての話を、差し障りのない事実関係のみ、手短に箇条書きで。

★現在、年間4回の演奏会を続けている。ただ、アリオスはN響、都響、読響ばかりか外来も含めメイジャーオケの公演も2ヶ月に1度くらいあり、それなりに聴衆は音楽が提供されていると感じているのか、3ヶ月に1度のペースを少し落とし、運営側の経済的な負担を減らすことも考えている。いずれにせよ、ちゃんと続いていることは確かです。

★アリオスとの関係も、協会の財政負担を少しでも増やす方向で具体的なことをするように考えている。詳細はここでは言えませんが。

★ここまで続けてきて、いわき市内に室内楽をチケット代をしっかり払っても聴きたいというコアな聴衆がどのくらいの数いるかは見えてきた。これまた、ここで何人と記すわけにはいかないけれど、30万人という人口を考えれば、まあこれくらいが妥当かなぁ、という数字ではある。

以上、あんまり記すことはないようだけど、まさに「つくる」だけじゃなくて「つづける」ってことをしてみないと判らないことは見えてきているようでありますな。

いわき室内楽協会、次回の演奏会は1月27日です。1回券も出ますので、是非どうぞ。特急ひたちなら東京駅から2時間ちょっとです。

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北京パッシング? [音楽業界]

帰国後、無事にオペラシティの上海フィルに吹っ飛んで行き、なんとか間に合い、今日からのグチャグチャな日程も判り、なんだかなぁ、になってる今日この頃でありまする。いやはや…

で、ひとつネタ話。月末の北京滞在の日程をともかく昨晩に海胆頭で決めてしまったわけだけど、そこで北京側で話をしている中国ヴァーグナー協会理事長氏から出てきたのが、「ああ、その日、私は上海に行ってるんですよ、ヴィーンフィルの演奏会があって…」。

え、って調べたら、こういうことになってるのね。
http://www.wienerphilharmoniker.at/jp/concerts/list/groupid/125
正直、個人的にはヴィーンフィルという団体には殆ど関心がないので良く知らなかったんだけど、今年はヴィーンフィルのサントリー定期がお休みの年だそうな。んで、その時期にしっかり「ヴィーンフィル初の中国のみの公演」をやってるんですねぇ。

で、興味深いのは、訪問都市です。webサイトをご覧の通り、19日の深圳に始まり、広州、上海、南京、そして30日のマカオまで、要は、中国といっても南の方ばかりで、中国公演というよりも「ヴィーンフィル宗公演」という方が正しいんじゃないの、って。

いやぁ、なるほど、こういうことが起き始めているんですね。これじゃ、北京の評論家がわざわざ上海まで聴きに行く、というのは当然だわなぁ。

「中国」などと気楽に言えない時代になってきた、というお話しでありました。ま、ゲスの勘ぐりをすれば、この時期にやってる北京国際音楽祭に来る予定だったのが、そっちがザルツブルク復活祭音楽祭《ヴァルキューレ》なんか買っちゃって予算が合わなくなって、しょーがないから北京はパス、とかじゃないかなぁ…なーんて思ってしまうわけだけど、ま、現地に行けばイヤでもいろんな噂話は入るでしょうから、請うご期待。っても、日本の業界ではだーれも期待してないネタだろーけどさ。

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