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フランクフルト空港(のANA)は燃えているか! [たびの空]

マイン川の畔のフランクフルト空港、ラウンジです。ここのラウンジ、無線LANが無料になって、ちょっと前まではTモバイルに入らないとダメ、なんて強気なことを言ってたのが嘘のような太っ腹ぶり。アジア各地の空港が空港ターミナル内無線LAN無料を常識にし始めているから、流石にヨーロッパも重い腰を上げた、ってことなのかしらね。

さても、去る土曜日から羽田とここフランクフルト空港の間をANAの787が飛び始め、やっとこの飛行機の燃費の良さとか長距離乗って楽な機内の湿度増加とか、本領発揮というわけでありましょう。ま、燃費なんてわしゃ知らんが、後者の方はあと半日後に羽田到着後に正直な実感をお伝えしましょうぞ。ANAやボーイングさんからモニター代を貰ってるわけじゃないけどさ。
席は一昨年くらいからNY線に入ってる貧乏人席でも後に倒れてこない奴で、その辺りは特にどうということはないだろー。ま、身長190センチを越えるようなアルテミスの元ヴィオラ君とかはきっついらしいけど、ふつーのアジア系には有り難いこってす。パソコン開くのにも便利だし。

んで、フランクフルト第1ターミナルBのスターアライアンスのチェックインコーナー、いつものANAの辺りに近付くと、ほーれ、こんなんぶら下げて盛り上げてる。
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この前、ここに立ち寄った時は、大西洋上空赤道近辺でエールフランスの330が消息を絶ったらしい、まだ行方がわからぬ、などという極めて不穏な空気が流れていて、空港職員のおにーさんやオバチャンも何が出来るでもないけどとっても心配そうにCNNかなんかを眺めてた。いかにもエールフランスらしい仏蘭西政府お得意の情報統制で未だに何が起きたかはっきりしてないあの事故、結局、なんだったのか。あれだけのことやっといて、未だにエールフランスは安全な航空会社というブランドイメージを維持してるんだから、フランスという国はオソロシーところだなぁ。スチュワーデスが機内でドロボウやるし、アメリカだったら潰れてるぞ、あの会社。

もとい。流石にチェックインには早過ぎたか、まだ閑散としてます。ただ、職員さんはいっぱい出てます。対応してくれた日本人(だと思う)のお姉さんは見習いマークをつけていて、横の中国系のおねえさまからいろいろ指示を受けながらしどろもどろにパチパチ打ち込む。首から掛けてるタッグには、"We fly first 787!"なんて書いてある。内部的には盛り上がってるぞぉ。

アッと言う間にチェックインし、ズルズルとセキュリティを抜け、EU出国を抜け(さらばEUの地、税金が終わるまでしばしの別れじゃ)、スターアライアンスの長距離国際便が溜まってるウィングの方に向かって行くと、これまでは夕方にフランクフルトを発ち夕方に成田に到着する便のスポットがあった辺りに、こんなデカイ宣伝が。
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んで、反対を眺めると、おお、おりました、B42番というウィングのいちばん付け根に、朝っぱらに到着した筈の787がスポットインしております。

正直、「ああ、あれが787だぁ」なんて指差して大喜びの羽田の第2ターミナル真ん中のスポット近辺みたいな状況は、全然、ありません。
考えてみれば、「長距離ハブ間大量輸送、あとは列車」という発想で380を強烈にプッシュしているヨーロッパとすれば、「世界のどこでも乗り換え無しのポイント間直行」という発想の787は宿敵なわけですから、盛り上げる必要も無いわけだし、実際、ホントにボーイングが仰るような使い方をするならば、787というのは季節によって運航路線がコロコロ変わったり、需用によって出発到着時間もコロコロ変わる、ゲリラ的な運用をすべき飛行機なわけで、「就航したぞぉ」って派手な宣伝はあまり意味はない筈。運行管理部とか、需要予測をして路線設定を細かくするセクションとかがきちんとした航空会社じゃないと、ホントに使いこなすのは難しい、凄くプロっぽい使い方をすべき飛行機なんでしょうね。例えば、夏の間だけ羽田・ザルツブルク線を出すとか(あの空港でも、この大きさならいけるでしょ)、ラマダン明けだけ関空・メッカ線を飛ばす、とかね。

ぼーっと眺めてると、あっちこっちから空港の内部だけを走れる専用車がやってきて、制服を着た人たちが下りてきては、機体を眺めてます。写真撮ってる奴らもいる。ランディング・ギアの下に潜り込んであちこち叩いたり、エンジンカウルの後から覗き込んでなんかいろいろ話したり。
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よーするに、飛行機を弄るプロ連中が、もうすぐこの機体がジャンジャン来るようになるので、ともかくどんなもんか見てみよう、って見物に来てるみたい。

そんなこんな、ラウンジに入り込んでしまい、B43スポットが見えなくなっちゃって、出発前1時間と迫ったこの瞬間に機体周辺やスポット近辺がどうなってるのか判らない。ま、ANAさんやら日本のメディアがどう伝えるか知らぬが、就航第2便目、月曜の朝到着で、いよいよ今日からがお父さんの恐怖の出張フライト専門便(なんせ、羽田を深夜の1時に出て、寝てるとフランクフルトに朝の5時に到着し、もう午前中から会議が出来ます!)としてのデビューになる787を巡って、フランクフルト空港は…あんまり、燃えてません。

20世紀の半ば頃、東京オリンピックに盛り上がり、アポロの月着陸を期待し、その一方で心のどこかで核戦争で世界がなくなってしまう不安を真剣に感じていたガキらは、自分が大人になる21世紀には、東京からヨーロッパまでマッハ3で北極圏上空を飛び越えて4時間で到着するようになる、と信じていた。そういうのが「進歩」だと思ってた。燃費だとか、乗り心地とか、そんなものが未来に待っていようとは。

僕の未来をかえせ、とは言わない。だって、あの頃、東ドイツがなくなるなんて、ましてやソ連がなくなるなんて、誰も思っていなかったもんね。

リアルな「未来」に乗って、シベリアを越え、アプローチから厄天庵を眺める羽田にかえろー。考えてみたら、ヨーロッパからHanedaに戻るのは、ほぼ40年ぶりじゃないか。

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北

欧州から羽田に戻るのは40年ぶりなんて、地方人の若造には想像もできません。夏場に10万馬力の二重反転プロペラがうんうん唸って離陸してた頃…は古すぎですよねきっと。

加湿機能つきってのはいいですね(いろいろ切実)。

787が来日した次の土日はやたらスカイツリー近辺でファンジェットの音がしてまして、これは要人向け見物か管制塔との調整なのかとおもいつつ何も確認せず、月曜朝に単眼鏡を持ってゴミ出ししたときに平面形を見ることができました。
(初見が平面形ってのもどーかなー)
DC-9の80番台は飛んでるのが不思議な翼面積でしたが、787もかなり変です。細すぎ。下から見ると割り箸で空を飛んでるみたいです。
レポート待ってます(ここは航空blogじゃないと思いつつ)。

失礼しました。
by 北 (2012-01-23 22:45) 

上野のおぢさん

こんにちは。
私は、直行便が無かった1980年代前半のアンカレッジのアラスカうどんのスタンドで食べたうどんを懐かしく思います。今はどうなっているのでしょうか?多分とっくに閉店したのでしょうね。

先生はアンカレッジ方面にご出張ないでしょうか?
by 上野のおぢさん (2012-01-25 07:56) 

Yakupen

北様&上野のおぢさん様

そんなに昔じゃあないですよ。クラシック・ジャンボが就航して数年後で、無論、ヨーロッパまでノンストップなどはあり得ません。NY便もアンカレッジで給油していた頃です。往きは給油のためにアンカレッジにおり、そこからおもむろに北極を突っ切った。帰りは、なんと今や懐かしい南回り(最近はドバイ経由の南回りが出来ましたけどね)。アムステルダムを離陸し、まずは夕方のアテネに着陸。そこからは、夜のレバノン、ニューデリー、それから確か光の中だったバンコック、さらには夕方のマニラにまで下り、やっと夜の羽田に戻ってきた。恐らく、現地時間で勘定すれば、26時間以上かかっていたでしょう。今の新国際線ターミナルと同じ場所にあった旧羽田ターミナルには、この土曜日まで納骨を待たせている親父が車で迎えに来ていてくれて、久々に耳にした日本語に、なんてノンビリした言語なんだと驚いたものでした。

レバノンってのは、あれ以来、下りたことがないです。

アンカレッジも、その後、確かクリスマス前のNYから成田への直行便が重すぎて燃料不足で、給油のために下りたことがあるだけです。臨時の着陸だったために機内缶詰でターミナルにも行かせて貰えず、あのかつては有名だったアンカレッジ蕎麦がどうなっているのか、判らなかった。今はホントに用事がないですねぇ、アラスカは。だれか、音楽祭でも始めてくれないかしら。アンカレッジって、シアトルまで行ってアラスカ航空に乗り換えるしかないんでしょーねぇ。それこそ夏に787でオーロラ見物直行便でも出せば良いのに。

by Yakupen (2012-01-25 16:29) 

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