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お寺でクァルテット [弦楽四重奏]

どっちかってと、「たびの空」ネタかな。

記者会見複数&某外来オケ公演関連打ち合わせのために、各方面から絶賛(なのか?)のびわ湖《ラインの黄金》後も関西に滞在しております。今月から5月末まで、現時点ではメインに納税している列島を出ない予定とはいえ、なんのかんので大川端&新開地にいないことも多く、相変わらずのふーらいぼーのたびの空。このままのたれ死ぬんだろうなぁ…

んで、浜大津駅隣接の安ビジネスホテルを拠点に大阪から京都へと歩きまわった本日、最後の目的地はここでありました。
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十念寺というお寺。場所は鴨川に高野山からの川が流れ込む辺り、御所の上ってか、同志社から鴨川の方に行ってちょっと上がった辺りというか、京都コンサートホールからずっと降りてきた辺り、ってか。いずれにせよ、この辺り。あ、この地図、北が上じゃありませんから、お気を付けて。
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大阪の某財団の方にこれからこの辺りのお寺に行くと言ったら、「あの辺りはお寺さんばっかりでよー判らんわ」とあっさり仰られましたです。

そもそも、ネットで主催者たる認定NPO法人さん(なんと、長岡京アンサンブルは認定NPOなであります、スゴいなぁ)に予約したら、ご丁寧にも「場所は判りますでしょうか」と連絡が来たので、なんじゃらほい、と思っていたのだけど、実際に冬の日本海側みたいな天気、京都って「裏日本」なんだよねぇ、と実感する寂しい夕方をてくてく寺を探して迷うこと数十分。なんで迷うかってと、話は簡単。要は、ホントにお寺が多すぎる。あ、あった、と思ったら違う寺、あれこっちかなと入っていくとまた別の寺、って調子。どのお寺さんも特に観光地というわけではなく、「こちら××寺」という案内が道にあるわけでもない。そんなことしてたら街中が寺の案内だらけになってしまうわいな。

この辺り、メインの通りが鴨川に沿う形になっているので、道が京都らしい碁盤の目になっておらず、かといってマンハッタンのブロードウェイみたいな「斜めの道が碁盤の目を貫いている」というのでもなく、なんかちょっと半端な感じになっているし、地図の道が車が通るような道なのか商店街になっちゃってるような路地なのかも異邦人には判断が出来ない。なんのかんのウロウロした挙げ句、やっとそれらしき場所に到着し、こんな告知を見つけて一安心。
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で、中に入ると、会場はこんな。
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今時のお寺で、入口で靴は脱ぐものの大ホール(と敢えて言うけど)は畳敷きではなく、カーペットの上にパイプ椅子が60ほど並んでいます。仏様の足下に譜面台が立てられているのはお判りかな。

お寺でのクァルテットというと、この無責任電子壁新聞でご紹介したことはあったか、エクが札幌レジデンシィのときにサポートして下さっているにお寺関係の方がいらして、その幼稚園生と親御さんをメイン聴衆とした演奏会のために恵庭のお寺まで出向いて演奏会をすることがあって、足を運んだことがある。東京では、サンシャイン眺める梟木菟のお寺やらお墓近くのお寺で秀美さんらがやってるハイドンのシリーズがあるのは、今や皆様よくご存知でしょう。他にも案外、いろいろある。なにしろ、100人くらいまでの人を集める格好の空間なわけで、遮音や冷暖房に目を瞑れば、直ぐにでも室内楽の演奏会は開催出来る。

最大の問題は所謂西洋音楽をやることは考えていないので、キリスト教会のような石造りの閉鎖空間を前提にしている西洋クラシック音楽には全く適さないこと。ま、そんなこと誰だって判ってるんだから、まずは「貴方も大人なんだから、音のことは言わないで…」ということになるのでしょう。

そんなこんなで無事に始まったロアンQなる20代前半の若い人達のクァルテット。なんとこの日が日本でのデビューだそうな。要は、森先生が主導する長岡京アンサンブルのいちばん新しい若い団体、ということです。長岡京アンサンブルを母体にした団体といえば、かのユーシアQという先輩がいるわけで
http://www.hmv.co.jp/en/artist_%E5%BC%A6%E6%A5%BD%E5%9B%9B%E9%87%8D%E5%A5%8F%E6%9B%B2%E9%9B%86_000000000222284/item_%E3%80%8E%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%8C%E3%80%8F%E3%81%A8%E3%80%8E%E6%9E%AF%E8%91%89%E3%80%8F%EF%BC%BB%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%86%E3%83%B3%E3%80%81%E6%AD%A6%E6%BA%80%E5%BE%B9%E3%80%81%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%80%81%E4%BB%96%EF%BC%BD%E3%80%80%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%86%E3%83%83%E3%83%88_1239146ご紹介出来そうなページを探したら、案外ないですねぇ。スイマセン、こんなんで。なんであれ今は実質活動停止のようなユーシアQの後輩となれば、これは行かぬわけにはいかんでしょーに。おっと、こっちがロアンQの案内。
http://www.musiccem.org/flyer/kiosk/quatuor.jpg
演奏前に巨大仏陀の下に出て来た森先生に拠れば、ロアンとはフォンテンヌブローの森を貫き流れる川の名前で、印象派の巨匠らがこの湖畔の絵をいっぱい残している。チラシの経歴から、「へえ、森先生のところからプロカルテットに行った連中、ってことかしら」と思っていたのだけど、フォンテンヌブローとはいえプロカルテットのセミナーではなく、森先生ご自身がフォンテヌブローでセミナーをなさっていて、団体のデビューがそこだった。それから、印象派の色彩を音楽に…ってことだそーな。なーるほど。

正直、中身に関しては、極めて個性的でカリスマチックな指導者さんにしっかりアンサンブルの価値を叩き込まれているなぁ、という以上のことはまだ言えないものでありました。ともかく弱音主体にもの凄く気を配っているのだけど、この会場ではダイナミックスのバランスが相当に難しく、弱音が物理的に聴き取れない。いちばん後ろの列だったので、後ろからずっとデッカい空調音だか暖房音がしていて、弱音になると判らなくなっちゃう。一列目で聴いたらいろいろ思うところもあったのでしょうが…

ただ、少なくとも、「プロの弦楽四重奏団としてやっていくには、まずは音量次に音量、三四がなくて、五も音量」という20世紀後半の教育とはまるで質が違うことをやろうとしているのは誰の目にもあきらか。出来れば、今時の残響多めすぎる200席くらいの私設コンサートスペースみたいな場所でやって欲しいなぁ。そう、サルビアホールが最適なんだろうなぁ。

ああ、弦楽四重奏の価値もはっきり時代が変わってきてるなぁ、と今更ながらに思わされつつ、京阪駅に向けて京都に溢れる京アニキャラの聖地らしき商店街を抜け
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いろいろ考えつつ、鴨川越えて戻って来た夜でありましたとさ。

時代はかわる。某ノーベル賞作家さんも仰る通り、以下、自重…

Come writers and critics who prophecise with your pen
And keep your eyes wide the chance won't come again
And don't speak too soon …

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