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ツバメが来た [葛飾慕情]

あっちやこっちやウロウロし,その間に留守番もぐらくんも目出度く大阪栄転となり、川向こう新開地葛飾は厄偏舎巨大柿の木脇シジュウカラ・レストランの管理が疎かになっている間に、おやまぁ、冬の初めに開店してからすっかり居着いていたシジュウカラさん
http://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2016-11-14
http://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2016-12-11
はたまたやくぺん先生滞在中にはスペシャルご飯として出してやっていた蜜柑が滅茶苦茶お気に入りなめじろんご夫婦なんぞがいつの間にか追い払われ
http://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2017-01-06
http://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2017-01-12
春節くらいからこっちは、柿木周辺の制空権を支配するのはこいつとなっていたのであーる。
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http://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2017-02-27
なんとまぁ、己が恐竜の子孫である事実を同類やほ乳類共に見せつけるかのような顔をして、ギャーギャーと雄叫びを挙げる、狂暴にして凶悪、悪辣ひよちゃんでありまする。

凶悪ひよちゃんとめじろんのご飯を別にすれば良いではないかと、やくぺん先生仕事場を挟んだ裏の常緑広葉樹の緑の中に隠すように蜜柑の半分を突き刺すようにしてみると、短距離ならば強烈な瞬発力、狭いところも突っ込んでいける空中機動能力を誇る悪辣ひよちゃんは、監視所を移して柿の木と広葉樹の両方を見通せる場所にアラートするようになり、索敵範囲を易々と広げ、ぎゃーぎゃーと叫び続け、シジュウカラさん、めじろん、雀たち、はたまた仲間の別のひよちゃんらまで,近寄るものは全て追い立てるのであった。

うううん、なる程ねぇ。そもそもこの冬に葛飾厄偏舎にシジュウカラ・レストランを出そうと思うに至った理由は、ミュンヘン厄偏庵向かいのスーパーで冬になるとカラさんご飯が山積みになり、あちこちの家の軒先に既製品のシジュウカラ輪っか飯やらエナジーボールやら、はたまた餌台に満載のひまわりの種やらがいくらでも出て、シジュウカラやらアオガラくんやらが冬でも散々にご飯を食べにやって来る。なるほど、そういうもんなのか、厳冬期に近隣の方々にご飯を提供するのは人としての責任なのかぁ、我ら葛飾区民も独英国の皆々様を見習い、312では共にセシウム被害にあった空の小さな方々に出来ることをすべきであろー…

かくて開設されたシジュウカラ・レストランでありましたが、開設後数ヶ月を経て、「なぜ日本では冬場のカラさん類へのお食事提供が社会的な常識となっていないか」という疑問に対し、極めてあっさり、めちゃくちゃ明快な解答がなされたわけじゃ。

そー、皆の衆、日本にはひよちゃんがいるのじゃ!

日本列島にお住まいの人類の方々とすれば、ひよちゃんはそれこそ鳩、雀、烏、鴎、或いはむくたちなんぞと並び、ホントにどこにでもいる奴らでありましょうぞ。でも、雀たちみたいにけなげに生きてるっぽくないし、鳩さんたちのように静かではないし、烏どもみたいに頭良く自分らの世界をつくってるわけでもないし、むくみたいに群れになっててひとりひとりは特に何をするってもでもないし、オナガさんらのように綺麗じゃないし、ましてやめじろんやシジュウカラさん、はたまたえながんたちみたいに可愛らしくはないし…よーは、どこにでもいて、半端にデカくて、特に可愛らしくもなくて、なにより声が騒々しい碌でもない奴ら、と思われてるでありましょー。うん。

ところがどっこい、このひよちゃん、世界全体からみれば、なんとまあこの日本列島にしか生息しない貴重種なのじゃよ、皆の衆!鳥さんを見物するという珍妙な趣味を持つ世界中の酔狂人は、醤油の臭い漂う成田空港に到着しバスに乗るや、もう周囲をキョロキョロし、そこかにHIYODORIがいないか、必死になるのであるよ。新宿の宿に到着し、朝になって目の前でひよちゃんたちがギャーギャー叫んでるのを目にするや、まるでハワイで公園の緑にブンチョウが飛びまわってたり、オーストラリアの公園でワライカワセミが叫んでたり、ドイツの公園の枝にアオガラくんたちが追いかけっこをしているのを眺めた日本国在住のちっちゃな飛ぶ方々愛好家が熱狂するように、もう大喜びでカメラを振りまわすのであーる。そー、ちいさな飛ぶ方々界の「日本人」といえば、もうひよちゃんしかないのでありますっ!

そして、このひよちゃん、ともかく、性格が悪い。特に食い物を巡っては、基本は「独り占め」であります。美味しいものがあると自分だけのものにし、それも小回りとダッシュ力に優れた飛行特性を万全に利用した制空戦闘能力を発揮、ひよちゃんの好きな蜜柑やらを喰らいに来るわけではないシジュウカラさんやら雀たちまでも追い立てるのであります。

これじゃあ、日本列島それぞれの軒先にシジュウカラさんのご飯施設が設置される筈もない。だって、ひよちゃんが占拠しちゃうんだもん。かくて、日本列島では英独のような「冬になったらカラさんご飯」という風習は存在し得ず、輪っか飯やエナジーボールが冬場のスーパー店頭に並ぶこともないのであーる。

そんなこんな、冬の街場の空の王者ひよちゃん、2月半ば以降は葛飾厄偏庵周辺もすっかり制圧し、シジュウカラさんもめじろんも、寄ってこれない状況になっていた。

ところが、であーる。いつもの年ならばそろそろイースターという頃になって、状況がちょっとばかり変化してきた。ほれ。
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お判りかな。電線でアラートをかけているひよちゃんの視線の先に、そんなガン付けに「なんだい、あんた」という顔で応えている剛の者がおる。そー、最強にして最狂、極悪非道のひよちゃんに動じない、ほーほーさんでありまする。

シジュウカラ・レストランには、佃厄天庵を飛びまわる最強生命体たるブンチョウくんらの食い残しを詰め、レストランにやってきたシジュウカラさんが周囲を動くことで揺れて少しづつ下の物干し台に落ち、周囲の雀たちに細く長くご飯を提供するシステムとなっていた餌筒も設置されておりました。悪辣ひよちゃんのお陰で雀たちもやって来ることなく、寂しく風に流されていた稗や粟の食べ残しを美味しいご飯にすべく、弥生の後半くらいから、ほーほーさんがひとつ、ほぼ常駐するようになったのでありまする。この方、ひよちゃんが緊急アラートをかけて追い立てると
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その瞬間は、「うるさい奴がいるなぁ」という感じでどっかにいくのだけど、直ぐにまた戻って来て、ひよちゃんにガン付けられても動ぜず、遠くを見る目で視線を投げ返す。
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ああ、あいつはああいう奴だから、って感じ。

飛翔能力はひよちゃんに劣るも、身体はほぼ同じかちょっと大きいし、それにひよちゃんは猛禽さんとか烏とかと違い、追い立てはするものの食べ物にされちゃうことはないと鳥さんたちは判ってる。そういう相手には、堂々と開き直れば良い。

かくて、葛飾厄偏庵シジュウカラ・レストランは、本来のお客さんはたまぁにやってきてつつぴーと鳴いてはひよちゃんに追われ
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実は意外に狡猾なめじろんにしても、ひよちゃんが裏でご飯してる隙を狙って突っ込んでくるごーのものがときたまいるくらいで
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実体としてはすっかり「ひよちゃん&ほーほーさんレストラン」となっていたのであーる。

旧暦の如月も終わろうとする頃、そろそろレストランも閉店だなぁ、とうらうら春の光となった柿の木周辺を眺めていると、あれぇ、じじじじじじ、という地鳴きのような声がする。おや、ほーほーさんが日向ぼっこをする上、ひよちゃんがアラート場所とする電柱の向こうに、黒くて細長いお姿が。
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ツバメさんでありまする。

この冬、葛飾厄偏舎の周囲に、どうやらひとつ、越冬を決意したツバメさんがいらしたようで、たまぁにあの場所で翼を休めては、遙か南のフィリピンボルネオを思い出していらっしゃるお姿を拝見してはいたものの、どうもその方でないようだ。眺めていると、もうひとつやっていらっしゃったぞ。
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つばめさん体操でおいっちにっさんと身体を整え、直ぐにまた、微妙にセシウム舞う(流石にもう極微量なんだろうけど)新開地の空を切り裂いております。

ツバメさんが来て、春がホントにやって来る。みんな、冬を乗り切れて良かったねぇ。

さても、この週末には、いよいよレストラン閉店かな。

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