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半島いったりきたり:復路編 [たびの空]

というわけで、午後5時前から10時半過ぎまで、わずか5時間半の間にシンポジウムとオペラとコンサートという呆れる程充実した統営コンサート・ホールでの時間を過ごし、天気の良い昼間ならさぞかし美しい場所であろーなーと岬の先に輝くホールを眺めつつ桜満開の港沿いに10分も歩き
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途中のコンビニでおにぎりとビールなど購入し宿に戻り、明日は朝の6時半に晋州・泗川空港まで運んでくれるメルセデスが来るので最悪6時には起きねば…携帯が6時にじじじじと騒ぐようにセットし、倒れるように床に就いたのは深夜過ぎのことであった。


んで、じじじじじ、と携帯が鳴ったら、あらまぁ、まだ5時じゃないの。アラームじゃないとなれば、メールか電話着信かいな、日本国との時差がない場所、なんでこんな時間に連絡してくるんじゃい…ったら、見知らぬ番号からのC-メールでありまする。あれぇ、監督さんが車の手配が変更になったとかいう連絡かな、と思ってあけると、「[大韓航空]04月07日KE1632便が悪天候で欠航になりました。」という素っ気ないメッセージが現れたのであったぁ。

いやはや…もう、なにをか言わんや。そんなにやくぺん先生を韓国国内線に乗らせたくないのか、こんな奴を空港に近付けようものなら何をしでかすか判らぬと内閣調査室からKCIAに緊急連絡が行ったのか、いやはやいやは…

ともかく、4時間程度の睡眠とはいえそれなりに寝たわけだから、いきなり前頭葉フル稼働状態にしてこの状況に対応せねばならぬぞよ。ともかくKALのサイトに行き、運行状況を調べると、おやまぁ、金浦空港からの朝夕1便づつしかない晋州・泗川空港だけではなく、釜山空港もクローズ。どうやら成田から来るJAL朝一の便なんぞもアウトになってるようじゃ。外を眺めれば、夜が明けつつあるイースター前の海の上は一面に白み、入り江の向こうのホールも朝霧の彼方。
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ともかくディレクター氏に連絡、6時半の車を馬山駅に向けて貰えないかと頼む。やがて電話があって、送迎も大混乱なので馬山駅よりも近い統営バスターミナルに送るので、同じ時間に宿の前で待っていてくれ、とのこと。

おお、バスかバスか、とうとう半島縦断(って、半分だけどさ)高速バスのたびと相成ってもーたかぁ。調べると、なんのことはない、4時間くらいなもんじゃないの。東京駅から浜松までJRバスで行くくらいでんがな。

霧の中の高速をぶっ飛ばすとなると、流石にもうちょっと時間はかかるだろうけど、今から動けば昼過ぎにはソウルには到着しそう。やくぺん先生本日の使命は、午後3時過ぎに金浦空港国内線ロビーでフランクフルトから仁川空港に到着し、空港間移動してくる某弦楽四重奏団を捕まえることにある。その使命を全うすべく、起きていることは全て受け入れ、まずは粛々と風呂に入り、淡々と荷物を詰め、6時半前に誰も居ないカウンターに部屋の鍵を置き、荷物引っ張って宿の前に待っているのであった……のだが、待てど暮らせどお車様は来ないぞぉ。なにやら夜が明けるに従い霧も晴れ、青い空も見えるようになる。なぜか知らぬが、同じ上っ張りを着たおばちゃん達が次々と宿の前に現れ、オッサンひとりが指導者みたいにしていて、なんか朝の体操に集まるみたいに集まっている。雀、明らかにひよちゃんに混じって、やっぱり昨日からいるような感じがしていた、ヤマガラさんがいらっしゃるし。
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それにしても車がやって来ないぞ。ディレクターさんに連絡。え、来ないの、あれぇ、ともかくそこで待ってて…結局、7時過ぎくらいにようよう重厚なメルセデスがやってくるのであった。

桜のトンネルの中を潜り、谷と入り江とトンネルを潜り、山を越えると、さっきまで晴れていたのに一転霧の中。先週待つが桜祭りだったそうな。で、霧に煙る統営市役所の近くの長距離バスターミナルに到着。
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市内とはいえ、かなりの距離がありましたです。

運転手さんにお手伝いいただきソウルまでのバスを購入
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ソウルまで直行の特急は₩32400也。ちなみに、エアプサンの釜山金浦安売りの半額くらい、KTX一等の4割くらいでありまする。7時50分発、3番ホームで席番号12。数社が運航していて、急行各停取り混ぜ30分に1本あるそうな。

御世話になった運転手さんとバイバイし、まだ20分弱あるので、ターミナル内セブンイレブンでサンドイッチとパイナップルジュースで4000₩くらい現金払い。店内で喰らい、5分前くらいに慌ててバスに向かうのであった。バスは2+1席で、まあ立派なヒュンダイ車。そこそこ混んでいます。
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だけど、おおおおお、電源は付いていません。ガラスも古い布のカーテンだわい。昨日から空港にも駅にも、移動する若い兵隊が多く、後ろの席は兵隊君。どんな突発事態があっても、こいつの後ろに隠れればいいわけだ。ぐぁんばってくれ、兵隊君!

バスは霞むターミナルを定刻に出発。
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直ぐに高速に入り、100キロ越で延々とハイウェイを北に向かってぶっ飛ばす。眠くて周囲はよーわからんが、基本は桜が山に満開という状況は変わらない。ひたすら半島を北上、次第に霧霞も晴れ、春のうらうらした光が車窓に輝く。

9時48分にどこだから判らんサービスエリアでトイレ休憩。こんなものが売ってるけど、流石に買う勇気はないなぁ。朝鮮人参のフライ…かいな。
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半時間休憩というけど、みんな乗ってくると10時過ぎくらいにさっさと出発してしまう。上空には猛烈なエンジン音がしていて、明らかに戦闘機系の基地がある場所みたいです。

半端な春の視界の悪さだけどしっかり天気が良いハイウェイをバスはぶっ飛ばす。11時くらいからソウル近郊の空気が醸し出され
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車は増えるも、なんせ片側4車線以上なので止まることはなく、それどころかバスは一般車両よりも遙かに高速で飛ばしている。春霞っぽい晴の中、11時50分過ぎに高速バスターミナル駅に到着。ここもまた、桜、さくら、サクラ。
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ここもまた、サクラ、さくら、桜…

残念ながら、アーツセンター最寄り駅の南部バスターミナルじゃなく、高速バスターミナルでありました。
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さて、下に9号線が出来たので、金浦空港まで地下鉄1本。半島半分往復、恙なく春のうらうら眠さの中に無事終了。

朝鮮半島って、なんか、でっかい伊豆半島みたいに思えてきたぞ。

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