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究極のファン二次創作~結成四半世紀モルゴアQのプログレ大会 [弦楽四重奏]

あれやこれややることが山積みになってるのをほっぽり出し、小雨降る中チャリチャリと浜離宮まで走り、昼間っからちょい悪オヤジ共が4人も集まってプログレ弾きまくる不届き極まりない演奏会に行って参りましたです。モルゴーアQ結成25周年演奏会昼の部、でありまする。
http://columbia.jp/artist-info/morgauaquartet/live/53673.html
会場は昼間っからちょい悪オヤジの仲間みたいな熟年オッサンや、その連れ合い系おばちゃま、それに意外にも、案外と若い楽器を抱えた人が多かったのは、お弟子さん達が「夜は満員だから昼に来なさい」と言われたということなのかしら。休憩中、「ロビーでCDやグッヅを販売しております…」などと室内楽演奏会とは思えないアナウンスがあり、慌てて出てみると、ほーれ、マネージャーさんがこんな格好してたり
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終演後にはCDサイン会で大行列で,その隣で「グッヅ」売ってたり。
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夜の部まで「グッヅ」は在庫があるか、なんとも判らんぞい。

ぶっちゃけ、「いくら昼間のコンサートが大盛況の昨今と言え、どう考えても夜の9時とか10時から酒も飲めるライブハウスでやるのが最適の演奏会を平日昼間にやって、一体どんな聴衆がやってくるのであろーか」というひたすら下世話な関心から詣でたのでありまするが…いやぁ、いろいろ考えさせられましたです。はい。

ええ、このモルゴーアQを四半世紀生き続けさせた最大の理由たる「プログレ」ものですが、本日しっかり聴かせて頂き、「ああああ、よーするに、これってコミケみたいなファンの二時創作でんなぁ」と思ったです。皮肉でも批判でもなく、事実としてそーなんだなぁ、と。ファンが、仲間を集め、自分の持ってる媒体で大好きな作品を再現してみる。そして、それをホントに面白いと思う人達だけが、面白い面白いと熱狂する。相手を面白がらせる意図など皆目無く、自分らが好きだからやってて、周りが盛りあがってるからラッキー、これはまたやれるぞ、ってこと。

実際、舞台上から、上記のようなことを荒井氏が仰いました。とっても判りやすいし、とっても明快。

ご存知の通り、モルゴーアQというのは日本、というか、世界の弦楽四重奏業界の中でもちょっと特殊な位置づけの団体であります。御本人らに怒られることを覚悟で、ぶっちゃけ言っちゃえば、言葉の最良の意味で「趣味でやってる団体」です。恐らく、メンバー4人のひとりとして、モルゴーアQで稼ごうとはこれっぽっちも思っていないでしょう。勿論お仕事ですけど、「お仕事」ではない。ことによると、世界で一番幸せな弦楽四重奏団かもしれません。これ、マジ。

というお祝いの言葉はこれまで。ちょっと真面目に考えると、この荒井さんが作った楽譜って、もの凄い可能性があるように思えるのですわ。

良し悪しではなく単なる事実として、モルゴーアQという団体は、普通の意味での常設ではありません。在京オケの主要メンバーが、弾きたい楽譜を弾くために集まって演奏会をしている。だから、「楽曲を深める」とか「同じ曲をイヤになるくらい繰り返しツアーで弾く」などということもない。このプログレ系作品群も、荒井氏が趣味で編曲し、仲間のために楽譜をきちんと作っている。今日はサイン会が長すぎて、とても待っていられず、御本人らに訊ねられていないのですが、マネージャーさんによれば「楽譜はちゃんとしていて、弾こうと思えば誰でも弾ける。でも、この楽譜をどうしようという話は、したことありません」とのこと。

本日の昼間の演奏などを聴いていると、「ああ、この楽譜、あの団体やらこの団体やらに見せたら、飛びついてくるだろうなぁ。自分らでまた勝手に弄り、あの団体なら暗譜して立って大暴れする大パーフォーマンスとして演奏しちゃうに違いなかろーに」って思わざるを得ないのでありますわ。例えばアタッカQとか、はたまたヴィジョンQとか、もう大変なことになりそー。

そういう若いプロ連中が本気になって取り組むことで、この楽譜は普通の意味で「クラシック音楽」とか「室内楽」とか、はたまた「弦楽四重奏」なんてものになーんにも関心のない聴衆に、この媒体の有り様を伝え、うまくいけば「すげえええじゃん、クラシック」とか「くぁっこいいぞ、クァルテット」と思わせることも出来るだろう。その可能性が、これらの楽譜にはある。

そして、その熱狂の真ん中には、一種のファンジンとしての荒井氏が作成した譜面が存在する。そして、Araiの名は、キース・エマーソンと共に巨大な星となって北の天に輝くのじゃっ!

さあさあ、あらいさんあらいさん、出版して下さいっ!世界はこの譜面を待っている!いぇいいぇいいぇいっ!御願いしますう!

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