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NHKが弦楽四重奏特集からロマン派追放! [弦楽四重奏]

NHK地上波をオンタイムで観るなんて極めて珍しく、そのためにわざわざ某所まで出向かねばならぬのであるが、ともかく、今、目の前のテレビ画面でアーヴィンたちが細川の《沈黙の花》を弾いてます。ぐるんとまあるく陣取り、まるであんたらはヨアヒムQか、はたまたカール・クリングラーQか、って座り方でんなぁ。福岡モーツァルト・アンサンブルがこういう座り方で定期をやってなかったっけ?

さても、どんなに視聴率が低くかろうが、この列島上の10万単位の善男善女がアルディッティQが奏でる細川作品を聴いているというもの凄い瞬間、どうしてまあ、NHKさんはこんな番組を作ったのか、プロデューサーさんはなんでこんな特集をお考えになったのか、お尋ねしたい気持ちでいっぱいだけど、ともかく、こういう番組を地上波で放映しておりまする。
http://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2017-08-20&ch=31&eid=10535&f=2506

おお、アーヴィンたちの1時間ほどの持ち時間が終わり、次に登場したのは、クロノスQでありまする。あれ、チェロが韓国系の女性じゃなかったっけ、今は。いつの映像だ…と思ったら、おおおお、あらいさんあらいさんっ!みんなショッカーがマスクしてないみたいな格好でプログレ弾いてますう!

ふうう…なんなんねん。なんせこの番組、演奏予定表を見ると、凄まじいことになってる。ほれ。

「弦楽四重奏曲第3番」 バルトーク:作曲 (演奏)アルディッティ弦楽四重奏団

「弦楽四重奏曲第2番」 リゲティ:作曲 (演奏)アルディッティ弦楽四重奏団

「沈黙の花」 細川俊夫:作曲 (演奏)アルディッティ弦楽四重奏団

「“レクエイム・フォー・ドリーム”から」 クリント・マンセル:作曲 (演奏)クロノス・クァルテット

「“21世紀のスキッツォイドマン”から」 キング・クリムゾン:作曲 荒井英治:編曲 (演奏)モルゴーア・クァルテット

「弦楽四重奏曲第15番 イ短調 第4楽章から」 ベートーヴェン:作曲 (演奏)アルバン・ベルク弦楽四重奏団

「弦楽四重奏曲第11番 ヘ短調 作品95“厳粛”」 ベートーヴェン:作曲 (演奏)エマーソン弦楽四重奏団

「弦楽四重奏曲第15番 ニ短調 K.421」 モーツァルト:作曲 (演奏)エマーソン弦楽四重奏団

以上です。そー、以上。後半は、ご覧のように古典派のみ。つまり、NHKさん、この2時間の番組で、ものの見事な「真ん中抜き」をやってくれたんですな。どロマン派すっぽり抜け、です。まあ、モーツァルトでも最もロマン派っぽい味わいの曲を出してきて、その辺りはカバーしているということか。ベートーヴェンも、恐らくは長さの都合でしょうけど、いちばんへんてこりんとも言える《セリオーソ》だもんなぁ。

ま、なんであれ、こういう時代になったのかなぁ、と思うことしきりでありまする。…それとも「弦楽四重奏って、いちばんいいのはこの辺りなんだよねぇ」と、結構言いにくい本音を仰ってるのかしら。

それにしても、この後にはバイロイトのニュルンベルク裁判が歌合戦の舞台なるらしい《マイスタージンガー》を延々朝までやるというのだから、今日の我らが公共放送、どっか壊れたんじゃないかぁ。

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