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新生フェスタ大混戦! [大阪国際室内楽コンクール]

昨日から、大阪いずみホールで開催中の「大阪国際室内楽コンクール&フェスタ」のもう一つの目玉、「フェスタ」部門が始まっています。

大阪の人達が、新しく室内楽のコンクールをやりたいとユーディ・メニューイン卿のところに相談にいったら、「参加制限なにもなしであらゆる室内楽が登場し、審査員は一般の音楽好きというコンクールをやってみないか」と無茶苦茶な提案をされ(一説では、メニューイン卿は冗談で言った、との話もあるほど)、それを本気で取ってしまった大阪の人が必死にやり方を考えて、コンクールともうひとつ別のジャンルとして起ち上げた、というもの。誰がどう考えても無茶なイベントで、無論、こんなの世界中に他にありません。

ぶっちゃけ、あらゆるジャンルの室内楽をトーナメント形式で闘わせ賞金200万円を目指す(←関係者の方に叱られそうなお下品な紹介の仕方!)というイベントです。世界から140団体以上の応募があり、もの凄くたいへんなテープ審査の結果、18団体が大阪に招聘されています。無論、渡航費は出してくれます(上限はあるらしいが)。昨日は予選第1組9団体が登場し、日曜の本選進出に向け競い合いました。

前回までは参加団体が2日間で全部演奏してから審査員が投票し、結果を出していましたが、8回やってきた経験と反省を踏まえ、今回からはやり方を完全に変更。予選は2日というのは同じながら、トーナメント勝ち抜き方式に変更しました。要は、「音楽愛好家110人の前で、抽選でくみ分けされた3団体が演奏、そこでみんな投票して勝ち上がり団体を決める」という作業を繰り返します。ほれ。
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いやあ、昨日、実際にやってみて、演奏家さんには悪いけど、これが凄く面白いんだわさ!完全にスポーツの勝ち負けノリで展開します。なにしろ、CDも出て評価の高いフランスのピアノデュオがシベリアからやってきたロシア民族楽器二重奏に完敗、女の子のピアニストさんが泣きそうになってる!前回にも登場し本選まで進んだ人気の打楽器パーフォーマンス集団が、なんと3票差でスイスのクラリネット三重奏に敗退!
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もの凄く練り込んだアメリカの弦楽五重奏とドイツのピアノトリオが、サラッと爽やか和風テイストの日本のフルートとギター二重奏に大差で撃破さるっ!…などなど、主催者的には番狂わせが続いています。

ストリーミングでも演奏から投票、結果カウント発表まで全部中継しておりますので、是非ご覧あれ。今日も10時半からです。なによりも、「音楽祭を自分の街でやらなきゃならないのだが、クラシック音楽ファンではない市民にもアピールして、なおかつ音楽的にもレベルの高いという虫の良い室内楽団なんぞないだろうか」と悩んでる方は、絶対にストリーミングに貼り付くべし。昨日も、ハワイの音楽協会の方が遙々来ていて、早速、自分らのシリーズに招聘したい団体があった、と喜んでました。

新生フェスタ、絶対、面白い!暇人はストリーミング、視るべし。10時半からです。まるっきりまともな弦楽三重奏団やピアノトリオから、チェロ四重奏団、ロシア民族楽器五重奏団まで、なんでもありまっせ。
http://www.jcmf.or.jp/compefesta2017/