シューマンQ来週日本に凱旋! [弦楽四重奏]
現地時間の昨晩午後10時過ぎ、グラーツの「第8回シューベルト&現代音楽コンクール」の結果が発表になりました。以下、公式リリースをそのまま貼りつけます。
歌曲:Preistrager Lied 2012.pdf
ピアノ三重奏:Preistrager Trio 2012.pdf
弦楽四重奏:Preistrager Streichquartett 2012.pdf
てなわけです。弦楽四重奏に関しては、まあ、シュテファン審査委員長以下、審査員の皆さんがとても真面目だったと言うべきで、全う過ぎる、あまりに全う過ぎる、現地にいたら「おいおい、それだったらやる前から判ってるじゃん」って突っ込みたくなるだろう結果でありました。一応、記しておきますと、シューマンQが優勝、ジュモーQ2位、ヴァレーズQ3位、というもの。
昨日のストリーミング放送を、遙か東京湾岸厄天庵で本選の「死と乙女」の出来だけを聴く限り、うううん最高位は疑いないけど過去のミネッティQの例などと比べると審査員さんは優勝を出すかな、と思ったんだけど、1位にしてくれましたね。まあ、本選はどうしても演奏が荒れてきますからねぇ、こんなもんなのかしらね。シューマンQって、なぜか玄人筋に対するウケが良いんですよねぇ。エリック、今時の若者とは思えない素直でよい子で、でも単なるヤーザガーじゃなくて芯はガッツリしているからなんだろーなぁ。
敢えて言えば、ヴァレーズQが3位にまで来たか、ってことかな。1位、2位、3位無し、くらいかな、って思ってたもんで。なんにせよ、今やエベーヌQが君臨するフランス圏、プロカルテットと国立高等音楽院室内楽科、それに地方音楽院との様々に複雑な意地の張り合いの結果、次々と優秀な若手団体が生まれちゃって、今やアメリカ大陸と並んで若手ジャブジャブ状態ですので、さてもヴァレーズQ、どうやって自分らの方向性を明快にしていくか、なかなか会社としての商売は大変でしょうねぇ。これだけ潜在力のある団体が揃ってると、「自力」=「売れ筋」ではない、ってあまり若い人たちには(音楽ファンの皆さんもでしょうけど)見たくない現実もはっきり出て来ちゃうし。
シューマンQ、グラーツからデュッセルドフルに戻ったら、直ぐに荷物を詰めなおして飛行機乗って、シベリア越えてお母さんの国&祖国日本にやってまいります。残念ながら東京公演は毎度お馴染み武蔵野のみでいつものように今から買いたくても換えません。名古屋の宗次ホール、東京圏ではこのところ晴海に取って代わってすっかり弦楽四重奏の聖地化しつつある鶴見のサルビアホールがメイン会場ということになります。
http://munetsuguhall.com/concert/201202/20120219M.html
http://salvia-hall.jp/?p=4278
さあ、凱旋ツアーだ、みんな、押しかけろっ!
日本ツアーが終わったら、いよいよイースターの本丸、ロンドン大会だ。どうも北京優勝組のケレマン&ザイーデはパスのようなので、少しは楽かと思ったら、新大陸から強豪が大挙して押し寄せるウィグモアホールでの闘いになりそうだ。さあああ、どーなるシューマンQ。
蛇足ながら、やっぱり歌曲はドイツ語圏でしたねぇ。流石にオペラアリアとかじゃなくて「現代音楽」ということになると韓国勢中国勢は辛いかな。トリオは1位無しで2位が2団体、んで3位がなくて特別賞、という極めて興味深い結果。やっぱり前回のメルボルンといい、トリオはコンクールというのは難しいなぁ。
以上、2012冬のグラーツの闘いの結果でありました。
ちなみに、極寒のグラーツの丘でヨーロッパの若者が死闘を繰り広げている頃、海を渡った今や世界中で最も濃密に若い弦楽四重奏が犇めいているマンハッタンでは、室内楽業界に衝撃が走るこんな報道が成されています。
http://artsbeat.blogs.nytimes.com/2012/02/13/emerson-string-quartets-cellist-david-finckel-is-leaving/?ref=music
エマーソンQからチェロのフィンケルが抜けます。ま、最近は他のことが忙しかったですしねぇ。なお、この発表前に関係者の間には、別に喧嘩したわけじゃありません、って連絡がフィンケル先生から個人的に流されておりました。ご安心を。
歌曲:Preistrager Lied 2012.pdf
ピアノ三重奏:Preistrager Trio 2012.pdf
弦楽四重奏:Preistrager Streichquartett 2012.pdf
てなわけです。弦楽四重奏に関しては、まあ、シュテファン審査委員長以下、審査員の皆さんがとても真面目だったと言うべきで、全う過ぎる、あまりに全う過ぎる、現地にいたら「おいおい、それだったらやる前から判ってるじゃん」って突っ込みたくなるだろう結果でありました。一応、記しておきますと、シューマンQが優勝、ジュモーQ2位、ヴァレーズQ3位、というもの。
昨日のストリーミング放送を、遙か東京湾岸厄天庵で本選の「死と乙女」の出来だけを聴く限り、うううん最高位は疑いないけど過去のミネッティQの例などと比べると審査員さんは優勝を出すかな、と思ったんだけど、1位にしてくれましたね。まあ、本選はどうしても演奏が荒れてきますからねぇ、こんなもんなのかしらね。シューマンQって、なぜか玄人筋に対するウケが良いんですよねぇ。エリック、今時の若者とは思えない素直でよい子で、でも単なるヤーザガーじゃなくて芯はガッツリしているからなんだろーなぁ。
敢えて言えば、ヴァレーズQが3位にまで来たか、ってことかな。1位、2位、3位無し、くらいかな、って思ってたもんで。なんにせよ、今やエベーヌQが君臨するフランス圏、プロカルテットと国立高等音楽院室内楽科、それに地方音楽院との様々に複雑な意地の張り合いの結果、次々と優秀な若手団体が生まれちゃって、今やアメリカ大陸と並んで若手ジャブジャブ状態ですので、さてもヴァレーズQ、どうやって自分らの方向性を明快にしていくか、なかなか会社としての商売は大変でしょうねぇ。これだけ潜在力のある団体が揃ってると、「自力」=「売れ筋」ではない、ってあまり若い人たちには(音楽ファンの皆さんもでしょうけど)見たくない現実もはっきり出て来ちゃうし。
シューマンQ、グラーツからデュッセルドフルに戻ったら、直ぐに荷物を詰めなおして飛行機乗って、シベリア越えてお母さんの国&祖国日本にやってまいります。残念ながら東京公演は毎度お馴染み武蔵野のみでいつものように今から買いたくても換えません。名古屋の宗次ホール、東京圏ではこのところ晴海に取って代わってすっかり弦楽四重奏の聖地化しつつある鶴見のサルビアホールがメイン会場ということになります。
http://munetsuguhall.com/concert/201202/20120219M.html
http://salvia-hall.jp/?p=4278
さあ、凱旋ツアーだ、みんな、押しかけろっ!
日本ツアーが終わったら、いよいよイースターの本丸、ロンドン大会だ。どうも北京優勝組のケレマン&ザイーデはパスのようなので、少しは楽かと思ったら、新大陸から強豪が大挙して押し寄せるウィグモアホールでの闘いになりそうだ。さあああ、どーなるシューマンQ。
蛇足ながら、やっぱり歌曲はドイツ語圏でしたねぇ。流石にオペラアリアとかじゃなくて「現代音楽」ということになると韓国勢中国勢は辛いかな。トリオは1位無しで2位が2団体、んで3位がなくて特別賞、という極めて興味深い結果。やっぱり前回のメルボルンといい、トリオはコンクールというのは難しいなぁ。
以上、2012冬のグラーツの闘いの結果でありました。
ちなみに、極寒のグラーツの丘でヨーロッパの若者が死闘を繰り広げている頃、海を渡った今や世界中で最も濃密に若い弦楽四重奏が犇めいているマンハッタンでは、室内楽業界に衝撃が走るこんな報道が成されています。
http://artsbeat.blogs.nytimes.com/2012/02/13/emerson-string-quartets-cellist-david-finckel-is-leaving/?ref=music
エマーソンQからチェロのフィンケルが抜けます。ま、最近は他のことが忙しかったですしねぇ。なお、この発表前に関係者の間には、別に喧嘩したわけじゃありません、って連絡がフィンケル先生から個人的に流されておりました。ご安心を。
グラーツ大会いよいよファイナル [弦楽四重奏]
おはようございます。今日も寒うぅいグラーツからリリースが送られてきました。いよいよ14日、本日がファイナルです。日程は以下。全てストリーミングで放送されますので、皆さん、聴きましょうききましょー。
Tagesprogramm FINALE 14-02-12.pdf
音は全く問題なく流れてきます。映像は、どうにも繋がりません。今日の弦楽四重奏の開場は、凄く綺麗なんですけどねぇ。
時差は8時間ありますから、ヴァレーズQがデュティーユを弾き始めるのは日本時間午後7時。あたしゃ、世界一の現代音楽オーケストラSWR響聴きにサントリーに行ってるなぁ。シューマンQは深夜の1時前からだから、これは聴けそうだ。ま、結果は明日の朝に起きたら判るかどうかってとこでしょ。
それにしても、今回は現代物があまり面白くないですね。最後にラッヘンマンとかリームの6番とかやって審査員の度肝を抜くか、さもなきゃヘバヘバで白旗バンザイになる度胸のある奴らはおらんかったか。ちょっと残念。シュニトケって、没後にこんなに一気に人気が下がるとは思わなかった。いやはや、つくづく20世紀芸術の命は短い。
Tagesprogramm FINALE 14-02-12.pdf
音は全く問題なく流れてきます。映像は、どうにも繋がりません。今日の弦楽四重奏の開場は、凄く綺麗なんですけどねぇ。
時差は8時間ありますから、ヴァレーズQがデュティーユを弾き始めるのは日本時間午後7時。あたしゃ、世界一の現代音楽オーケストラSWR響聴きにサントリーに行ってるなぁ。シューマンQは深夜の1時前からだから、これは聴けそうだ。ま、結果は明日の朝に起きたら判るかどうかってとこでしょ。
それにしても、今回は現代物があまり面白くないですね。最後にラッヘンマンとかリームの6番とかやって審査員の度肝を抜くか、さもなきゃヘバヘバで白旗バンザイになる度胸のある奴らはおらんかったか。ちょっと残念。シュニトケって、没後にこんなに一気に人気が下がるとは思わなかった。いやはや、つくづく20世紀芸術の命は短い。
グラーツのファイナリスト発表 [弦楽四重奏]
お仕事しながら京都から東京駅まで戻ってきて、ネットのストリーミングでシューマンQに間に合わずさっさと寝てしまい、朝起きてパソコン開けると、グラーツの「シューベルト&現代音楽コンクール」からファイナリストのリリースが来てました。弦楽四重奏部門は、ま、ぶっちゃけ、まるっきり堅い結果になってます。リリース貼り付けるよりも書いちゃった方が早いので、以下。
ヴェレヌスQ(スイス)
ジュモーQ(あちこち)
シューマンQ(独&日)
ヴァレーズQ(フランス)
なんだかなぁ、審査委員長のシュテファンには申し訳ない言いぐさになるんだけど、全く全うこの上ない結果で、これなら飛行機代出して寒い寒いグラーツに行かなくても正解だった、とまでは言わぬが、審査員さんまともなお仕事してますね、って結果でありますな。なんせ、ジュモーQ以下の3団体は既に来日公演やってる連中だもん、皆々様の中にも大阪や北九州やティアラ江東でお聴きになった方もいらっしゃることでありましょーし。
とはいえ、このグラーツの大会、最後の最後で優勝を出さないということが結構あるので、まだまだ目は離せません。小生が出かけたときも、これは優勝堅いだろうと思ったミネッティQが立派なノーノをやったけど、1位なし2位だったもんねぇ。
http://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2006-02-21
ちなみにミネッティQはその後もなかなかコンクール的には結果が綺麗に出なかったんだけど、ヴィーンのカラヤン財団の若手支援団体に入ったりして、ちゃんとやってます。先月にハイデルベルクに行ったときも、街の音楽協会のポスターが貼ってあって、小生が訪れる前日に演奏会があったようでした。
日本でも下心と野心のあるプロモーターさんが本気になって仕掛ければ、自力はしっかりあるんだから、アマデオ・モディリアーニQよりも絶対売れるだろーけどなぁ。セカンドちゃんのお母さんが岩手だし。
もとい。んで、歌とトリオは面倒なんてリリースを貼り付けます。トリオは半年前のメルボルンで唯一のオリジナル地元団体として大いに受けていたオーストラリアの団体がファイナルまで残ってますね。
Ergebnis Lied 12-02-12.pdf
Ergebnis Trio 12-02-12.pdf
歌に関しては小生はなーんにもコメント出来ないので、アホな感想を漏らせば…流石に日本のピアニストさんは現代物とかテクニカルな難曲は強い、ってかな。
試合は本日はお休みみたい。本選に関しては、追ってお伝えしますです。以上、グラーツ・コンクール東京勝手連広報部やくぺん先生でありましたぁ。
ヴェレヌスQ(スイス)
ジュモーQ(あちこち)
シューマンQ(独&日)
ヴァレーズQ(フランス)
なんだかなぁ、審査委員長のシュテファンには申し訳ない言いぐさになるんだけど、全く全うこの上ない結果で、これなら飛行機代出して寒い寒いグラーツに行かなくても正解だった、とまでは言わぬが、審査員さんまともなお仕事してますね、って結果でありますな。なんせ、ジュモーQ以下の3団体は既に来日公演やってる連中だもん、皆々様の中にも大阪や北九州やティアラ江東でお聴きになった方もいらっしゃることでありましょーし。
とはいえ、このグラーツの大会、最後の最後で優勝を出さないということが結構あるので、まだまだ目は離せません。小生が出かけたときも、これは優勝堅いだろうと思ったミネッティQが立派なノーノをやったけど、1位なし2位だったもんねぇ。
http://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2006-02-21
ちなみにミネッティQはその後もなかなかコンクール的には結果が綺麗に出なかったんだけど、ヴィーンのカラヤン財団の若手支援団体に入ったりして、ちゃんとやってます。先月にハイデルベルクに行ったときも、街の音楽協会のポスターが貼ってあって、小生が訪れる前日に演奏会があったようでした。
もとい。んで、歌とトリオは面倒なんてリリースを貼り付けます。トリオは半年前のメルボルンで唯一のオリジナル地元団体として大いに受けていたオーストラリアの団体がファイナルまで残ってますね。
Ergebnis Lied 12-02-12.pdf
Ergebnis Trio 12-02-12.pdf
歌に関しては小生はなーんにもコメント出来ないので、アホな感想を漏らせば…流石に日本のピアニストさんは現代物とかテクニカルな難曲は強い、ってかな。
試合は本日はお休みみたい。本選に関しては、追ってお伝えしますです。以上、グラーツ・コンクール東京勝手連広報部やくぺん先生でありましたぁ。
グラーツ順当に2次へ [弦楽四重奏]
日が差してる空に、関ヶ原だか福井のほうだかから雪がちぎれて飛んでくる琵琶湖の畔の朝です。今朝も寒波に震える(んだろーなぁ)グラーツの広報さんから、昨日の結果と本日の演目が送られてきました。以下に貼り付けます。
Tagesprogramm 12-02-12.pdf
歌がなかなか面白いプログラムになってますねぇ。暇だったら一日座ってたいなぁ。トリオは、メルボルンに来てた団体がひとつあって、その辺りが軸で動いてるのかしら。トリオは正直、個々の奏者の力量にうんと引っ張られるので、なかなか審査が難しいでしょうねぇ。「シューベルト&現代」というテーマがはっきり出た大会なので、古典派までの作品を処理する視点はある程度明快になるのは、メルボルンや大阪よりも楽かもしれないな。
んで、弦楽四重奏ですが、1次の結果が出ました。このPDFファイルに名前が挙がってるのが、無事に通過した奴らです。ま、全く予想通りというか、やっぱりメイジャー国際大会に参加している連中は安定して残ってきてますね。シューマンQはあの大阪で参加者をゲンナリさせた曲やるんね。ジュモーQの弾くポネルってのは、あの演出家ポネルの息子で、ジュモーは前のメンバーだけどディスクを作ってるから、まあお手の物でしょう。ファイナル勝負ですな。ここは、実際に現場にいると、現代物はみんな必死に練習してくるので、どこもステージが挙がるにつれてレベルはどんどん高くなる。で、鬼門はシューベルト、って感じの戦いになる。さても、どーなることやら。
いよいよ本日12日から、弦楽四重奏もヴィデオとオーディオの両方でのストリーミングが始まります。8時間時差はしんどいが、若者よ、勉強と思ってがんばってきこーではないかっ。
Duo für Gesang und Klavier (Lied):
Videostream http://stream.kug.ac.at:8000/schubert/lied.html
Audiostream http://stream.kug.ac.at:8000/lied.mp3.m3u
Trio für Klavier, Violine und Violoncello:
Videostream http://stream.kug.ac.at:8000/schubert/klaviertrio.html
Audiostream http://stream.kug.ac.at:8000/klaviertrio.mp3.m3u
Streichquartett (ab 12.02.2012)
Videostream http://stream.kug.ac.at:8000/schubert/streichquartett.html
Audiostream http://stream.kug.ac.at:8000/schubert/streichquartett.html
Tagesprogramm 12-02-12.pdf
歌がなかなか面白いプログラムになってますねぇ。暇だったら一日座ってたいなぁ。トリオは、メルボルンに来てた団体がひとつあって、その辺りが軸で動いてるのかしら。トリオは正直、個々の奏者の力量にうんと引っ張られるので、なかなか審査が難しいでしょうねぇ。「シューベルト&現代」というテーマがはっきり出た大会なので、古典派までの作品を処理する視点はある程度明快になるのは、メルボルンや大阪よりも楽かもしれないな。
んで、弦楽四重奏ですが、1次の結果が出ました。このPDFファイルに名前が挙がってるのが、無事に通過した奴らです。ま、全く予想通りというか、やっぱりメイジャー国際大会に参加している連中は安定して残ってきてますね。シューマンQはあの大阪で参加者をゲンナリさせた曲やるんね。ジュモーQの弾くポネルってのは、あの演出家ポネルの息子で、ジュモーは前のメンバーだけどディスクを作ってるから、まあお手の物でしょう。ファイナル勝負ですな。ここは、実際に現場にいると、現代物はみんな必死に練習してくるので、どこもステージが挙がるにつれてレベルはどんどん高くなる。で、鬼門はシューベルト、って感じの戦いになる。さても、どーなることやら。
いよいよ本日12日から、弦楽四重奏もヴィデオとオーディオの両方でのストリーミングが始まります。8時間時差はしんどいが、若者よ、勉強と思ってがんばってきこーではないかっ。
Duo für Gesang und Klavier (Lied):
Videostream http://stream.kug.ac.at:8000/schubert/lied.html
Audiostream http://stream.kug.ac.at:8000/lied.mp3.m3u
Trio für Klavier, Violine und Violoncello:
Videostream http://stream.kug.ac.at:8000/schubert/klaviertrio.html
Audiostream http://stream.kug.ac.at:8000/klaviertrio.mp3.m3u
Streichquartett (ab 12.02.2012)
Videostream http://stream.kug.ac.at:8000/schubert/streichquartett.html
Audiostream http://stream.kug.ac.at:8000/schubert/streichquartett.html
ゆけぇ!我らがシューマンQ! [弦楽四重奏]
大阪の宿です。いろいろ調べ物と、人に会うために来たんだけど、後者の用事は日程がうまく合わず、また足を運ばねばならなくなった。ま、なんにせよ、嫁さんの親父さんの訃報を受けた思い出の場所になっちゃって、なんかいつもここに泊まることにしちゃってる駅前宿です。目の前はヨドバシカメラ、といえばバレバレ。
んで、出がけに、グラーツから案内が来ました。一昨日から始まっているグラーツのコンクール、ここは歌曲とピアノ・トリオ、それに弦楽四重奏という科目で、興味深いのは「シューベルト&現代音楽コンクール」と名打っていて、必ずシューベルトを弾く、それに半分は20世紀後半の作品、って特殊なコンクールです。弦楽四重奏部門の審査委員長がカルミナQのシュテファン・ゲルナー御大で、「おまえ、なんで来ないんだ」といつも言われているんだが、ロンドンやらと被るし、正直、国際レースというよりもヨーロッパ選手権の特殊なコースのひとつ、って位置づけの大会なんで、なかなか足を運びにくい。あらかわしずかさんがイナバウアー&誰も寝てはならぬで優勝したときはこの大会の真っ最中で、あたしゃ、グラーツで眺めてたっけ。
ま、そんなこんな。本日から満を持して弦楽四重奏部門が始まります。今日はこういうラインナップ。後ろの方です。
Tagesprogramm 10-02-12.pdf
うううん、弦楽四重奏、参加団体これだけなのか、明日もじゃんじゃんあるのか、全然判らんです。でも、顔ぶれは新鮮というか、まだホントの国際試合には出てくる前の連中なんで、面白いですねぇ。ま、こうなると、我らがシューマンQにはがんばってもらわんと困るね。
今月末のシューマンQの来日公演が凱旋公演になるように、遙か極東のセシウムまみれの列島からエールをおくろーではないかっ!ましてやここは去る5月に彼らに2等賞を与えた大阪だぞっ!なーるほど、審査員に旧東独最後の生き残り、弦楽四重奏界の星一徹と呼ばれる(って、あたししか言わぬが)フェルツ御大がいるではないか。これはエリック君たちには良いチャンスですね。あ、アウアーQからケラーQに引っ張られたチェロさんもいるじゃないか。みんな、グラーツの後は日本なんだな。
なんにせよ、12日からはライブのストリーミングがあるようなので、大いに盛り上がりましょう。
http://schubert.kug.ac.at/en/international-competition-franz-schubert-and-modern-music/live-streams-2012.html
追記
おはようございます。未だセシウムにまみれていなかったノンビリした2670年くらい昔の列島に神様がご光臨になって、ありがたああああい天皇様の統治が始まった日の朝の大阪です。グラーツから今日も元気に本日のプログラムが送られてきました。これって、現地では深夜にリリース出して、さあかえろーかえろー、ってなんてるんだろーなぁ。また貼り付けます。歌とトリオは1次の結果が出て、弦楽四重奏は本日で全団体出揃います。おお、ジュモーとヴァレーズがおりますな。どうやら軸になる連中が見えてきた。脅威の新人がいるかどうかが楽しみ。でも、参加メンバーの国籍を眺めると、ホントにヨーロッパF3000でんなぁ。
Tagesprogramm 11-02-12.pdf
んで、出がけに、グラーツから案内が来ました。一昨日から始まっているグラーツのコンクール、ここは歌曲とピアノ・トリオ、それに弦楽四重奏という科目で、興味深いのは「シューベルト&現代音楽コンクール」と名打っていて、必ずシューベルトを弾く、それに半分は20世紀後半の作品、って特殊なコンクールです。弦楽四重奏部門の審査委員長がカルミナQのシュテファン・ゲルナー御大で、「おまえ、なんで来ないんだ」といつも言われているんだが、ロンドンやらと被るし、正直、国際レースというよりもヨーロッパ選手権の特殊なコースのひとつ、って位置づけの大会なんで、なかなか足を運びにくい。あらかわしずかさんがイナバウアー&誰も寝てはならぬで優勝したときはこの大会の真っ最中で、あたしゃ、グラーツで眺めてたっけ。
ま、そんなこんな。本日から満を持して弦楽四重奏部門が始まります。今日はこういうラインナップ。後ろの方です。
Tagesprogramm 10-02-12.pdf
うううん、弦楽四重奏、参加団体これだけなのか、明日もじゃんじゃんあるのか、全然判らんです。でも、顔ぶれは新鮮というか、まだホントの国際試合には出てくる前の連中なんで、面白いですねぇ。ま、こうなると、我らがシューマンQにはがんばってもらわんと困るね。
今月末のシューマンQの来日公演が凱旋公演になるように、遙か極東のセシウムまみれの列島からエールをおくろーではないかっ!ましてやここは去る5月に彼らに2等賞を与えた大阪だぞっ!なーるほど、審査員に旧東独最後の生き残り、弦楽四重奏界の星一徹と呼ばれる(って、あたししか言わぬが)フェルツ御大がいるではないか。これはエリック君たちには良いチャンスですね。あ、アウアーQからケラーQに引っ張られたチェロさんもいるじゃないか。みんな、グラーツの後は日本なんだな。
なんにせよ、12日からはライブのストリーミングがあるようなので、大いに盛り上がりましょう。
http://schubert.kug.ac.at/en/international-competition-franz-schubert-and-modern-music/live-streams-2012.html
追記
おはようございます。未だセシウムにまみれていなかったノンビリした2670年くらい昔の列島に神様がご光臨になって、ありがたああああい天皇様の統治が始まった日の朝の大阪です。グラーツから今日も元気に本日のプログラムが送られてきました。これって、現地では深夜にリリース出して、さあかえろーかえろー、ってなんてるんだろーなぁ。また貼り付けます。歌とトリオは1次の結果が出て、弦楽四重奏は本日で全団体出揃います。おお、ジュモーとヴァレーズがおりますな。どうやら軸になる連中が見えてきた。脅威の新人がいるかどうかが楽しみ。でも、参加メンバーの国籍を眺めると、ホントにヨーロッパF3000でんなぁ。
Tagesprogramm 11-02-12.pdf
卒業生たち [弦楽四重奏]
ネッカー河が貫く静かな街、ハイデルベルクに来ています。週末に、弦楽四重奏をフィーチャーした小さな音楽祭が行われていて、直接の目的はそこに参加しているアマリリスQにインタビューするため。
この街、フランクフルト空港から団体バスなら1時間くらいなんで、どうやら極東の放射性物質まみれの島国から夕方遅くに到着した観光団老若男女が、翌朝からのロマンチック街道観光の入口として眠い最初の晩を過ごす場所らしい。とはいえ、フランス系某駅前チェーンホテル近辺にはそういう方々をまるでみないのは、流石に雨模様で昼の短い観光シーズンオフということなのかしらね。市内も、金曜の晩だけど、いかにもドイツの小さな街らしく寂しく、俺たちにはブンデスリーグの他に楽しいことはないもんね、ってのがよーくわかる空気が流れてたし。
なんせ今、この街は劇場も改修中のよう。長い夜の時間を潰すのはもー、弦楽四重奏に行くくらいしかない…ってことなんかしら。ちなみにハイデルベルクの劇場、ドイツの細かい劇場まで事細かに日程が掲載されていて日本国オペラ聴衆の「いきたいなぁ、いいなぁ」心を煽る某神保町の無料配布クラシック音楽月刊情報誌の海外公演欄にもデータがない。ちょっと不思議。なんてったって、東フィルの定期会員の皆さんならば「我らが」と形容句を付けざるを得ないダン・エッティンガー君が陣取ってる。
http://www.musikalische-akademie.de/kuenstler.html
昨年暮れには「ラインの黄金」の新演出プレミアを出し、劇場再開には「ヴァルキューレ」を出す。で、今更言うまでも無い来年のヴァーグナー年には、「リング」サイクルを3回くらい敢行することになってる。なんか日本から滅茶苦茶来やすい場所なんだから、初台に溜まってるようなプチ富裕層がゴッソリ押しかけても良い気がするが、まあドイツのこの規模の劇場はヴィーンやミュンヘンとは違い、基本的にはローカル対応のみですから難しいのかな。初台に馴れた方は、こんな小さなところで、と思う筈ですよ。
さても、それはそれ。んで、この週末は朝から晩まで(正確には、昼から深夜まで)敢行される「ハイデルベルクの春音楽祭」、寒い曇り空の下のどこが春なんじゃ、という突っ込みはなしです(イースターの休暇中に今年のレジデンシィになってるエベーヌQが例のスーパージャズイベントなんかも含めた数日をやるのがメインらしい)。なによりも、顔ぶれが興味深い。なんせね、アマリリスQ、ヴォーチェQ、エベーヌQ、それにデンマークQ(どうやら世界中で「ダーニッシュQ」という英語表記を使っているようなので、日本にまかり間違って来るようなことがあったら、いかにも呼びそうな方々の顔を思い浮かべるに、ダーニッシュでいっちゃいそうな気がするけど)。そー、当電子壁新聞を長くご愛読の酔狂な暇人、若しくは業界関係者ならよーくお判り、みんな今世紀に入ってからのメイジャー・コンクールの卒業生ばかりなのよ。
だから、小生とすれば、大学院出たての若いプロになった奴らがどうなってるかを纏めて眺められる、貴重なチャンスなんですわ。エベーヌQが、ミュンヘンがまだミュンヘンらしかった頃の最後の優勝団体(以降、ポッペン時代のジェネラスな結果を出さぬとマズイという方針転換から、普通のコンクールに近くなってしまった)。
特に関心あるのはデンマークQ。前回のロンドンでヴォーチェQをまさかの2位に沈め、自力はありながらどーしてもメイジャー大会で勝てない、という不幸な巡り合わせを運命付けちゃったときの伏兵優勝団体。クロッパーがどーしてもピヒラー路線を許せなかった、と、嘘かホントか、まことしやかな噂が流れたあの大会の優勝者で、その後の活動もヨーロッパに限られて聴く機会がなかった連中。
そして、アマリリスとヴォーチェといえば、言わずと知れた去る6月のレッジョの勝者無しの不毛な蕩尽戦で正面激突した両巨頭。アマリリスは福島原発の呪いを遙かメルボルンの地で取り返したから良いものの、ヴォーチェはもうコンクールには踏ん切りを付け、数日前のパリで聴く限り、どうやら新路線を歩み始めたようで…。某TVUさん、連中、相変わらず粗っぽいこともあるけど、面白くなるのはこれからでっせ、諦めずに頑張ってね。ほれ、内田&エベーヌの演奏会後、お疲れ様、とみんなを待ってるとこ。

そんなこんな、日本語文化圏での読者対象恐らくは2ダースくらいの訳の判らぬウルトラ業界話はこれくらいにして、そろそろ出かける準備をせねば。本日はネッカー河の文教地区にあるペタゴギック・ホッホシューレというところまでトコトコ路面電車で出かけ、昼から深夜まで。デンマークQがスカンジナヴィア楽士さん大会をやるのが目玉かな。
一部の人はご記憶であろー、彼らの先輩のミッケルたちが(パイゾQは無論お友達です。女性2人の相次ぐご出産と、デンマークの若き人間国宝天才ミッケルがやっぱり国立オペラオケの頭で忙しすぎて、弦楽四重奏は続けられないのが残念)、晴海の小学校で突然披露して子ども達を大喜びさせ、関係者の度肝を抜いたあの民俗音楽系フィドル即興が深夜のネッカー河畔で披露されるみたいです。
お暇な方はコンクール卒業生の集いに是非どーぞ。フランクフルトからシュトゥットガルトにかけてのこの辺り、日本の弦楽器関係者の方々、いーっぱい住んでらっしゃるでしょ。
この街、フランクフルト空港から団体バスなら1時間くらいなんで、どうやら極東の放射性物質まみれの島国から夕方遅くに到着した観光団老若男女が、翌朝からのロマンチック街道観光の入口として眠い最初の晩を過ごす場所らしい。とはいえ、フランス系某駅前チェーンホテル近辺にはそういう方々をまるでみないのは、流石に雨模様で昼の短い観光シーズンオフということなのかしらね。市内も、金曜の晩だけど、いかにもドイツの小さな街らしく寂しく、俺たちにはブンデスリーグの他に楽しいことはないもんね、ってのがよーくわかる空気が流れてたし。
なんせ今、この街は劇場も改修中のよう。長い夜の時間を潰すのはもー、弦楽四重奏に行くくらいしかない…ってことなんかしら。ちなみにハイデルベルクの劇場、ドイツの細かい劇場まで事細かに日程が掲載されていて日本国オペラ聴衆の「いきたいなぁ、いいなぁ」心を煽る某神保町の無料配布クラシック音楽月刊情報誌の海外公演欄にもデータがない。ちょっと不思議。なんてったって、東フィルの定期会員の皆さんならば「我らが」と形容句を付けざるを得ないダン・エッティンガー君が陣取ってる。
http://www.musikalische-akademie.de/kuenstler.html
昨年暮れには「ラインの黄金」の新演出プレミアを出し、劇場再開には「ヴァルキューレ」を出す。で、今更言うまでも無い来年のヴァーグナー年には、「リング」サイクルを3回くらい敢行することになってる。なんか日本から滅茶苦茶来やすい場所なんだから、初台に溜まってるようなプチ富裕層がゴッソリ押しかけても良い気がするが、まあドイツのこの規模の劇場はヴィーンやミュンヘンとは違い、基本的にはローカル対応のみですから難しいのかな。初台に馴れた方は、こんな小さなところで、と思う筈ですよ。
さても、それはそれ。んで、この週末は朝から晩まで(正確には、昼から深夜まで)敢行される「ハイデルベルクの春音楽祭」、寒い曇り空の下のどこが春なんじゃ、という突っ込みはなしです(イースターの休暇中に今年のレジデンシィになってるエベーヌQが例のスーパージャズイベントなんかも含めた数日をやるのがメインらしい)。なによりも、顔ぶれが興味深い。なんせね、アマリリスQ、ヴォーチェQ、エベーヌQ、それにデンマークQ(どうやら世界中で「ダーニッシュQ」という英語表記を使っているようなので、日本にまかり間違って来るようなことがあったら、いかにも呼びそうな方々の顔を思い浮かべるに、ダーニッシュでいっちゃいそうな気がするけど)。そー、当電子壁新聞を長くご愛読の酔狂な暇人、若しくは業界関係者ならよーくお判り、みんな今世紀に入ってからのメイジャー・コンクールの卒業生ばかりなのよ。
だから、小生とすれば、大学院出たての若いプロになった奴らがどうなってるかを纏めて眺められる、貴重なチャンスなんですわ。エベーヌQが、ミュンヘンがまだミュンヘンらしかった頃の最後の優勝団体(以降、ポッペン時代のジェネラスな結果を出さぬとマズイという方針転換から、普通のコンクールに近くなってしまった)。
特に関心あるのはデンマークQ。前回のロンドンでヴォーチェQをまさかの2位に沈め、自力はありながらどーしてもメイジャー大会で勝てない、という不幸な巡り合わせを運命付けちゃったときの伏兵優勝団体。クロッパーがどーしてもピヒラー路線を許せなかった、と、嘘かホントか、まことしやかな噂が流れたあの大会の優勝者で、その後の活動もヨーロッパに限られて聴く機会がなかった連中。
そして、アマリリスとヴォーチェといえば、言わずと知れた去る6月のレッジョの勝者無しの不毛な蕩尽戦で正面激突した両巨頭。アマリリスは福島原発の呪いを遙かメルボルンの地で取り返したから良いものの、ヴォーチェはもうコンクールには踏ん切りを付け、数日前のパリで聴く限り、どうやら新路線を歩み始めたようで…。某TVUさん、連中、相変わらず粗っぽいこともあるけど、面白くなるのはこれからでっせ、諦めずに頑張ってね。ほれ、内田&エベーヌの演奏会後、お疲れ様、とみんなを待ってるとこ。
そんなこんな、日本語文化圏での読者対象恐らくは2ダースくらいの訳の判らぬウルトラ業界話はこれくらいにして、そろそろ出かける準備をせねば。本日はネッカー河の文教地区にあるペタゴギック・ホッホシューレというところまでトコトコ路面電車で出かけ、昼から深夜まで。デンマークQがスカンジナヴィア楽士さん大会をやるのが目玉かな。
一部の人はご記憶であろー、彼らの先輩のミッケルたちが(パイゾQは無論お友達です。女性2人の相次ぐご出産と、デンマークの若き人間国宝天才ミッケルがやっぱり国立オペラオケの頭で忙しすぎて、弦楽四重奏は続けられないのが残念)、晴海の小学校で突然披露して子ども達を大喜びさせ、関係者の度肝を抜いたあの民俗音楽系フィドル即興が深夜のネッカー河畔で披露されるみたいです。
お暇な方はコンクール卒業生の集いに是非どーぞ。フランクフルトからシュトゥットガルトにかけてのこの辺り、日本の弦楽器関係者の方々、いーっぱい住んでらっしゃるでしょ。
第5回クァルテット・ビエンナーレ開幕 [弦楽四重奏]
パリに到着しました。本日から1週間、パリの北千住、というか、パリの足立区というか、凱旋門やらシャンゼリゼ通りやらルーブル美術館やらシテ島やらからは遙か彼方、パリ市内の北東の端っこにずっと滞在です。なんせ本日も帰国前に終えねばならぬ原稿がふたつ入ったので、恐らく、市内には殆ど行ってる暇はないでしょう。東京に来て、北千住にだけ1週間いて成田から帰った、みたいなもんです。あ、4月の「中国のニクソン」の切符を買いにシャトレ座にはいかないとなぁ。7番の地下鉄をずーっと乗ってけば行ける筈なんだが。
目の前は運河で、その向こうにシテ・ド・ラ・ムジークが広がってます。
その横はパリ高等音楽院。20世紀の終わり頃に、パリ市内の隅っこにいろいろと文化施設を移動させて、ろくでもない場所を活性化させようとしたわけですけど、思惑通りに行ったのかどうか、なんともねぇ。地下鉄はまるでNYのA列車みたいに乗ってる人は真っ黒だもん。凄くアフリカの臭いがするし、イスラムの香りも漂います。地下鉄駅から運河横の宿まであるいてくる途中、ユダヤ帽子を被った男の子がずっと一緒でしたし。
ま、なんであれ、ここがパリ厄偏庵ですわ。残念ながらチェーンの安宿で、飯を作れないんで、ホントの意味で滞在してる感じはしない。でも会場から近いんだからしょーがない。会場真ん前のアーヴィンやリームさんが泊まってる宿は、お高すぎるしさ。
さても、この週末から始まるのが、このところ2年に一度、1月のパリの恒例となりつつある「クァルテット・ビエンナーレ」であります。シテ・ド・ラ・ムジークは室内楽の年間通しシリーズはなく、その代わり、なんでしょーねぇ、2年に1度、2つの週末に跨がるクァルテットの大フェスティバルをやる。これはもうはっきりとディレクターさんの意向です。前々回、カーター100歳記念をテーマにしたときに取材に来て、ディレクターさんに尋ねたら、「年間シリーズだと客が入らないが、フェスティバルにすると客が集まる」とのこと。ま、確かにその通りなんですよねぇ、昨今は。良いこととは思えないけどさ。
前回はフランス現代作品の大特集だった。さてさて今年はテーマは、なんとなんと、ヴォルフガング・リームです。もうこの瞬間に怯むでしょ。ところがどっこい、驚くなかれ、この土曜日と日曜日は、日曜昼のツェムリンスキーQ以外は完売!来週木曜日のディオティマQなど、広報さんのところにも1枚も切符がなく、現時点では小生は取材なのに入れそうもありませんっ!おおおおお、なんてこったっ、パリの聴衆、いつからそんなにクァルテットが好きになったんだぁ!?
とにもかくにも、これが案内。
http://www.citedelamusique.fr/francais/cycle.aspx?id=405
シテ・ド・ラ・ムジークの広報さんから送られてきたPDFファイルがあるんで、まんま貼りつけておきます。一般に流しているものですから、特に問題は無い筈。
1 -DEPLIANT QUATUORS-02 12 BAT-OK (2).pdf
この後に及んで何を聴くのかちゃんと分かってないんで、自分への整理のために以下に一覧しておきます。それっ。
1月14日(土)
14:30 ティモスQ ハイドン作品77の1、リーム第9番、ベートーヴェン作品131
17:00 ヴォーチェQ リーム第2番、ラヴェル、リーム第11番
20:30 モディリアーニQ アリアガ第3番、リーム クァルテット(番号無し)、メンデルスゾーン作品13
1月15日(日)
14:30 ツェムリンスキーQ ツェムリンスキー第3番、リーム第10番、ベートーヴェン作品18の6
17:30 テトラキテスQ リーム第6番、モーツァルト「不協和音」
1月16日(月) シテ・ド・ラ・ムジークは月曜日はお休みです
1月17日(火)
20:30 東京Q モーツァルト「狩」、バルトーク第3番、リーム「線の間に」、ベートーヴェン作品132
1月18日(水)
19:00 カザルスQ シューベルト第8番、リーム「ツイッシェンブリック」、ショスタコ第9番
20:30 クロノスQ デッスナー、ファーハング、リーム第7番、アンドリーセン、ライヒ「WTC911」
1月19日(木)
19:00 ディオティマQ シューベルト第9番、リーム第1番&第8番、シューマン第3番
20:30 アルディッティQ リーム第13番、エベーヌQ シューベルト「ロザムンデ」、チャイコフスキー第1番
あたしゃここまでで、翌20日にはハイデルベルクのやっぱりクァルテット音楽祭に向かい、エベーヌQやらアマリリスQなんぞを聴くことになってます。その先の週末もまだまだパリはクァルテットが大結集で、イェルサレム、ボロディン、イザイ、タカーチュ、プラジャーク、アルカント、カプソン、そして最後はハーゲンが登場。リームは、3、4、5、12、「カクシュカ追悼」、「習作」、「フェッツエン1」、「フェッツエン2」などが披露される。今ちょっと話題のカプソンQがなんとシューマンの第2番をやるのも凄いなぁ。
一部の団体はリームをパスするのを許されているみたいで、1997年秋にベルリン芸術週間で敢行した「リーム弦楽四重奏全曲演奏」(確か9番までしかなかったと思うが)以来の全曲大会ですわ。専門家のミンクェットQが呼ばれてないのは、まあ、ディレクターがパリ高等音楽院出身で、ドイツ系は某大手マネージメントを通ってるところ以外は見えてない、ってことなんだろーなぁ。
さあ、お暇な方はパリにどうぞ…と言いたいところなんだけど、半分以上が売り切れ。ああああなんて残念なのだ、俺もリームをいっぱい聴きたいぞ、と天を仰いでいて下さいな。
リストアップしただけで疲れてしまった。がんばろー。
目の前は運河で、その向こうにシテ・ド・ラ・ムジークが広がってます。
ま、なんであれ、ここがパリ厄偏庵ですわ。残念ながらチェーンの安宿で、飯を作れないんで、ホントの意味で滞在してる感じはしない。でも会場から近いんだからしょーがない。会場真ん前のアーヴィンやリームさんが泊まってる宿は、お高すぎるしさ。
さても、この週末から始まるのが、このところ2年に一度、1月のパリの恒例となりつつある「クァルテット・ビエンナーレ」であります。シテ・ド・ラ・ムジークは室内楽の年間通しシリーズはなく、その代わり、なんでしょーねぇ、2年に1度、2つの週末に跨がるクァルテットの大フェスティバルをやる。これはもうはっきりとディレクターさんの意向です。前々回、カーター100歳記念をテーマにしたときに取材に来て、ディレクターさんに尋ねたら、「年間シリーズだと客が入らないが、フェスティバルにすると客が集まる」とのこと。ま、確かにその通りなんですよねぇ、昨今は。良いこととは思えないけどさ。
前回はフランス現代作品の大特集だった。さてさて今年はテーマは、なんとなんと、ヴォルフガング・リームです。もうこの瞬間に怯むでしょ。ところがどっこい、驚くなかれ、この土曜日と日曜日は、日曜昼のツェムリンスキーQ以外は完売!来週木曜日のディオティマQなど、広報さんのところにも1枚も切符がなく、現時点では小生は取材なのに入れそうもありませんっ!おおおおお、なんてこったっ、パリの聴衆、いつからそんなにクァルテットが好きになったんだぁ!?
とにもかくにも、これが案内。
http://www.citedelamusique.fr/francais/cycle.aspx?id=405
シテ・ド・ラ・ムジークの広報さんから送られてきたPDFファイルがあるんで、まんま貼りつけておきます。一般に流しているものですから、特に問題は無い筈。
1 -DEPLIANT QUATUORS-02 12 BAT-OK (2).pdf
この後に及んで何を聴くのかちゃんと分かってないんで、自分への整理のために以下に一覧しておきます。それっ。
1月14日(土)
14:30 ティモスQ ハイドン作品77の1、リーム第9番、ベートーヴェン作品131
17:00 ヴォーチェQ リーム第2番、ラヴェル、リーム第11番
20:30 モディリアーニQ アリアガ第3番、リーム クァルテット(番号無し)、メンデルスゾーン作品13
1月15日(日)
14:30 ツェムリンスキーQ ツェムリンスキー第3番、リーム第10番、ベートーヴェン作品18の6
17:30 テトラキテスQ リーム第6番、モーツァルト「不協和音」
1月16日(月) シテ・ド・ラ・ムジークは月曜日はお休みです
1月17日(火)
20:30 東京Q モーツァルト「狩」、バルトーク第3番、リーム「線の間に」、ベートーヴェン作品132
1月18日(水)
19:00 カザルスQ シューベルト第8番、リーム「ツイッシェンブリック」、ショスタコ第9番
20:30 クロノスQ デッスナー、ファーハング、リーム第7番、アンドリーセン、ライヒ「WTC911」
1月19日(木)
19:00 ディオティマQ シューベルト第9番、リーム第1番&第8番、シューマン第3番
20:30 アルディッティQ リーム第13番、エベーヌQ シューベルト「ロザムンデ」、チャイコフスキー第1番
あたしゃここまでで、翌20日にはハイデルベルクのやっぱりクァルテット音楽祭に向かい、エベーヌQやらアマリリスQなんぞを聴くことになってます。その先の週末もまだまだパリはクァルテットが大結集で、イェルサレム、ボロディン、イザイ、タカーチュ、プラジャーク、アルカント、カプソン、そして最後はハーゲンが登場。リームは、3、4、5、12、「カクシュカ追悼」、「習作」、「フェッツエン1」、「フェッツエン2」などが披露される。今ちょっと話題のカプソンQがなんとシューマンの第2番をやるのも凄いなぁ。
一部の団体はリームをパスするのを許されているみたいで、1997年秋にベルリン芸術週間で敢行した「リーム弦楽四重奏全曲演奏」(確か9番までしかなかったと思うが)以来の全曲大会ですわ。専門家のミンクェットQが呼ばれてないのは、まあ、ディレクターがパリ高等音楽院出身で、ドイツ系は某大手マネージメントを通ってるところ以外は見えてない、ってことなんだろーなぁ。
さあ、お暇な方はパリにどうぞ…と言いたいところなんだけど、半分以上が売り切れ。ああああなんて残念なのだ、俺もリームをいっぱい聴きたいぞ、と天を仰いでいて下さいな。
リストアップしただけで疲れてしまった。がんばろー。
エクとのプチびーた [弦楽四重奏]
かつての筑豊炭田の集積地、直方におります。今日もしっかり寒い北九州地方です。
http://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2010-06-26
昨日は昼過ぎに大分から婦女子をゴッソリ乗せた、まるでこの車輌は女性専用車か、って感じのソニック28号で博多に到着。慌てて地下鉄に駆け込んで西南学院大学というところに向かいましたです。東西に妙に細長いキャンパスの真ん中には松林が列を成し、晩ともなれば巨大なクリスマスツリーになって福岡の空に輝く博多タワーを見上げるこの場所は、対元軍防御戦の絶対防衛線となった場所。掘ればいろんなものがジャブジャブ出てくるそうな。
ま、そんな物騒な場所なんだけど(日本列島本土って、一度もホントの意味で地上戦で陥落したことがないんですよねぇ)、キリスト教系大学らしくでっかいチャペルが2008年に出来て、これがもー、チャペルと言うよりもコンサートホール。
内部はちょっと横に広く、これで音が纏まるのかしらと不安に思ったら、意外や意外、きっちり焦点の絞れた、それでいて多すぎない残響が着いた、なかなか良い空間です。東京Qのホームグラウンドのイェール大学講堂にちょっと似た感じかな。無論、ピアノ五重奏なんかやったら大変だろうが、それでもカザルスホールよりは余程よかろー。
福岡地区、ここといい、あいれふホールといい、手頃な良い室内楽会場が揃ってますねぇ。考えてみれば、岸邉先生率いる福岡モーツァルトアンサンブル以来、もう40年に及ばんとする室内楽受容の歴史が在り、ゆふいん音楽祭を支える聴衆の供給地となり、福岡ハイドンQという日本を代表する言葉の最良の意味でのローカル団体がアッと驚くような活動を続けていられる場所柄。この街、あまりそんな風に言われないけど、日本でも有数の室内楽愛好都市なんだわね。
んで、昨日はエクがこの大学の新チャペルが完成した4年前から年に1回続けているシリーズの最終回。授業の中に「音楽を積極的に聴く」方法論を組み込み、140人以上の生徒がこの日のために授業を受け、レポートを提出するそうな。それも、「感動しました」とか、曲解をウィキから引っ張って来て書くとかじゃなく、800字の演奏会批評を書け、というのが課題だとか。授業で様々なタイプの音楽評論の分析をし、それを踏まえて課題に取り組むそうなので、これは本格派でんな。ま、所謂プロのジャーナリスト養成コースではないけれど、メディア・リテラシーという意味ではとても意味がある。こういう訓練を経てきた読者がある程度以上いれば、こっちも気楽に本気で容赦の無い作文が出来ますからねぇ。
さても、エクですが、東京から福岡空港に到着、でっかいボックスのレンタカー借りて、荷物詰め込んで、カーナビに引っ張られチャペルの控え室に到着。先生に挨拶し、練習して、本番やって、終演後はまた自分らでボックスカーに荷物積めて
福岡ドームの近くの飯屋までカーナビされ、ホントに音楽が好きな大学の偉い先生達と無礼講のお食事会。立ってるだけで風邪を引きそうな駐車場で名残惜しそうな先生たちといつまでも立ち話の歓談をし、福岡ドームに7万人を動員したEXILEのツアーが引けた大混乱に巻き込まれつつ、大友パパ運転する臨時エクカーは深夜前の直方で唯一のビジネスホテルに到着した次第。
って書いてたら、ロビーからエクの電話で、「田村緑さんが来てますよぉ」。なんでも、今日、エクが演奏会をする美術館で、直方のホールの担当者さんが企画する絵画と音楽のコラボレーションをやっていて、これから子供らに「動物の謝肉祭」をインスパイアーするための絵を美術館に選びに行くとか。なんせ町にひとつしかないホテル、こういうコミュニティが出来ちゃうんだなぁ。
さても、これがちょっぴりながらのエクとのびーたの情景です。なんのことはない、これって、アメリカの地方都市を巡って歩いているクァルテットやらの動き方と全く同じじゃないの。
自分らで最安値の飛行機手配し、自分らで車手配し、自分らで運転して会場まで行き、地元の主催者や関係者の方々との関わりを持ち、自分らで宿まで走ってチェックインし、会場に午後からしか入れないなら年末に向けたNPO決算書の経理について打ち合わせし、はたまたその場でバッタリ出会った同業者と地域の情報を交換し合う。
これが、「常設」のクァルテット会社の普通の生き方。こういう普通の人生をやるために、エクはどれだけの努力を重ねてきたか。焼酎に飲まれながらチェリビダッケを熱く語る大学の先生の幸せそうな時間を作るために、この人達は旅をしている。
そんなことをちょっとでもお手伝いをするのが、あたしら雑用人のお仕事…なんだろーなぁ。
さて、本日午後5時から、直方の谷尾美術館でクァルテット・エクセルシオの演奏会があります。北九州福岡のお暇な方、是非どうぞ。田村緑さん企画も、チラシをご覧になったら手に取ってみてください。これが美術館で「動物の謝肉祭」に使う絵を選定する緑さん。この奥で、エクが練習してます。
http://www.yumenity.jp/yumenity/event/newyear.html
http://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2010-06-26
昨日は昼過ぎに大分から婦女子をゴッソリ乗せた、まるでこの車輌は女性専用車か、って感じのソニック28号で博多に到着。慌てて地下鉄に駆け込んで西南学院大学というところに向かいましたです。東西に妙に細長いキャンパスの真ん中には松林が列を成し、晩ともなれば巨大なクリスマスツリーになって福岡の空に輝く博多タワーを見上げるこの場所は、対元軍防御戦の絶対防衛線となった場所。掘ればいろんなものがジャブジャブ出てくるそうな。
ま、そんな物騒な場所なんだけど(日本列島本土って、一度もホントの意味で地上戦で陥落したことがないんですよねぇ)、キリスト教系大学らしくでっかいチャペルが2008年に出来て、これがもー、チャペルと言うよりもコンサートホール。
福岡地区、ここといい、あいれふホールといい、手頃な良い室内楽会場が揃ってますねぇ。考えてみれば、岸邉先生率いる福岡モーツァルトアンサンブル以来、もう40年に及ばんとする室内楽受容の歴史が在り、ゆふいん音楽祭を支える聴衆の供給地となり、福岡ハイドンQという日本を代表する言葉の最良の意味でのローカル団体がアッと驚くような活動を続けていられる場所柄。この街、あまりそんな風に言われないけど、日本でも有数の室内楽愛好都市なんだわね。
んで、昨日はエクがこの大学の新チャペルが完成した4年前から年に1回続けているシリーズの最終回。授業の中に「音楽を積極的に聴く」方法論を組み込み、140人以上の生徒がこの日のために授業を受け、レポートを提出するそうな。それも、「感動しました」とか、曲解をウィキから引っ張って来て書くとかじゃなく、800字の演奏会批評を書け、というのが課題だとか。授業で様々なタイプの音楽評論の分析をし、それを踏まえて課題に取り組むそうなので、これは本格派でんな。ま、所謂プロのジャーナリスト養成コースではないけれど、メディア・リテラシーという意味ではとても意味がある。こういう訓練を経てきた読者がある程度以上いれば、こっちも気楽に本気で容赦の無い作文が出来ますからねぇ。
さても、エクですが、東京から福岡空港に到着、でっかいボックスのレンタカー借りて、荷物詰め込んで、カーナビに引っ張られチャペルの控え室に到着。先生に挨拶し、練習して、本番やって、終演後はまた自分らでボックスカーに荷物積めて
って書いてたら、ロビーからエクの電話で、「田村緑さんが来てますよぉ」。なんでも、今日、エクが演奏会をする美術館で、直方のホールの担当者さんが企画する絵画と音楽のコラボレーションをやっていて、これから子供らに「動物の謝肉祭」をインスパイアーするための絵を美術館に選びに行くとか。なんせ町にひとつしかないホテル、こういうコミュニティが出来ちゃうんだなぁ。
さても、これがちょっぴりながらのエクとのびーたの情景です。なんのことはない、これって、アメリカの地方都市を巡って歩いているクァルテットやらの動き方と全く同じじゃないの。
自分らで最安値の飛行機手配し、自分らで車手配し、自分らで運転して会場まで行き、地元の主催者や関係者の方々との関わりを持ち、自分らで宿まで走ってチェックインし、会場に午後からしか入れないなら年末に向けたNPO決算書の経理について打ち合わせし、はたまたその場でバッタリ出会った同業者と地域の情報を交換し合う。
これが、「常設」のクァルテット会社の普通の生き方。こういう普通の人生をやるために、エクはどれだけの努力を重ねてきたか。焼酎に飲まれながらチェリビダッケを熱く語る大学の先生の幸せそうな時間を作るために、この人達は旅をしている。
そんなことをちょっとでもお手伝いをするのが、あたしら雑用人のお仕事…なんだろーなぁ。
さて、本日午後5時から、直方の谷尾美術館でクァルテット・エクセルシオの演奏会があります。北九州福岡のお暇な方、是非どうぞ。田村緑さん企画も、チラシをご覧になったら手に取ってみてください。これが美術館で「動物の謝肉祭」に使う絵を選定する緑さん。この奥で、エクが練習してます。
エマーソン祭りだぁ! [弦楽四重奏]
ともかく周囲がバタバタしていて、電子壁新聞なんぞ前にしている暇がありません。なんにもしないのも格好付かないので、ニュースをひとつ。
当初の予定では明日からソウルでした。飛行機や宿のキャンセルでなんのかんの20万ウォン近くかかってしまった。おおおお。
というのも、ソウル・アーツセンターが、正面右手の階段上がったところ、大ホールの手前、昔の地下大練習室があったところを室内楽ホールに改装、10月にオープンしたからであります。そのオープニング・シリーズの最後のお祭りに、NY組が乗り込んでくることになってた。ホールについては、既に関西の某公共ホール指定管理をやってるNPOのTさんが見物に行ってきて、感想などを個人的にお伝え下さいました。有り難うございます。そのときは、12月に行くからまあそのときにでも、と思ってたんだけど、こういうことになってしまい…ええい、せっかくだから、そのときに言葉が分からんふりをして撮影しちゃった写メールを送ってきて下さったので、アップしちゃいましょう。Kさん、もう時効ですよね。これは丘の麓にあるアーツセンター正面入口を入って、音楽ホールに向けて右に曲がったところだろうなぁ。
ここから真っ直ぐ進み、とんとんと階段を登って、これまでは大ホールのロビーの、チケットセンターやCDショップやリサイタルホールの反対側、オペラハウス側のいちばん隅っこに出たわけだけど、その辺りに室内楽ホールの入口があります。
んで、これが中の様子。ま、入っちゃえば世界中どこも同じでんがな。

ああああ、と名残惜しそーにホームページを眺めてみたら…
http://www.sac.or.kr/eng/bannerPage.jsp?htmlURL=/eng/lab2011/ibkchamber/index.html
なんとなんと、明日、日曜日の午後5時から予定されていたジュピターQの演奏会が、あれぇええ、エマーソンQの演奏会になってるぞ。んで、月曜日の夜は当初の予定通りにエマーソンQがあって、当初の予定にはなかったドヴォルザークのピアノ五重奏なんぞやることになってる。ピアニストの名前はないけど、当然、ウーハンでしょうねぇ。で、火曜日は予定通りウーハン&フィンケル二重奏に+αでメンデルスゾーンの有名な方のピアノトリオやら、名曲大会です。
おいおい、韓国室内楽の期待のスター、ジュピターQはどうなっちゃったんでしょーかっ?ファースト君は徴兵もちゃんと終えたので、堂々と故郷に錦を飾る檜舞台だと思ってたんだけどなぁ。
結果として、2日間に渡るエマーソン祭りになっちゃったわけで、この団体、案外とこういうやり方はしないんで(なんせ、ベートーヴェン出せばサイクル、ハイドンの選集を出せばハイドン選、バルトーク出せば全曲、って調子のライブステージで、NYCでは「直前にレコーディングした曲しかシーズンのレパートリーにしない」なんて皮肉を言われてたわけだから)、なかなか貴重な機会です。普通の弦楽四重奏団になったみたいな感じだなぁ。やっぱり、録音とディスク発売のプロモーションとライブを国際レコード屋さんの広報がトータルで展開する20世紀後半「メイジャー」アーティスト型のやり方をやる最後の団体でしたから。
まあ、明日明後日の演奏会も、発売したてのモーツァルトの最後のところのクァルテットと、DGに最後に出したドヴォルザークなどが中心で、やっぱりいつものレパートリー作りっぽいところもあるけどさ。
今後のエマーソンQの活動のあり方を予見する海外ツアーなのかしら。それとも、今回だけ特別なのかしら。ああ、誰か、ソウルまで行って来てくれぇ。
当初の予定では明日からソウルでした。飛行機や宿のキャンセルでなんのかんの20万ウォン近くかかってしまった。おおおお。
というのも、ソウル・アーツセンターが、正面右手の階段上がったところ、大ホールの手前、昔の地下大練習室があったところを室内楽ホールに改装、10月にオープンしたからであります。そのオープニング・シリーズの最後のお祭りに、NY組が乗り込んでくることになってた。ホールについては、既に関西の某公共ホール指定管理をやってるNPOのTさんが見物に行ってきて、感想などを個人的にお伝え下さいました。有り難うございます。そのときは、12月に行くからまあそのときにでも、と思ってたんだけど、こういうことになってしまい…ええい、せっかくだから、そのときに言葉が分からんふりをして撮影しちゃった写メールを送ってきて下さったので、アップしちゃいましょう。Kさん、もう時効ですよね。これは丘の麓にあるアーツセンター正面入口を入って、音楽ホールに向けて右に曲がったところだろうなぁ。
んで、これが中の様子。ま、入っちゃえば世界中どこも同じでんがな。
ああああ、と名残惜しそーにホームページを眺めてみたら…
http://www.sac.or.kr/eng/bannerPage.jsp?htmlURL=/eng/lab2011/ibkchamber/index.html
なんとなんと、明日、日曜日の午後5時から予定されていたジュピターQの演奏会が、あれぇええ、エマーソンQの演奏会になってるぞ。んで、月曜日の夜は当初の予定通りにエマーソンQがあって、当初の予定にはなかったドヴォルザークのピアノ五重奏なんぞやることになってる。ピアニストの名前はないけど、当然、ウーハンでしょうねぇ。で、火曜日は予定通りウーハン&フィンケル二重奏に+αでメンデルスゾーンの有名な方のピアノトリオやら、名曲大会です。
おいおい、韓国室内楽の期待のスター、ジュピターQはどうなっちゃったんでしょーかっ?ファースト君は徴兵もちゃんと終えたので、堂々と故郷に錦を飾る檜舞台だと思ってたんだけどなぁ。
結果として、2日間に渡るエマーソン祭りになっちゃったわけで、この団体、案外とこういうやり方はしないんで(なんせ、ベートーヴェン出せばサイクル、ハイドンの選集を出せばハイドン選、バルトーク出せば全曲、って調子のライブステージで、NYCでは「直前にレコーディングした曲しかシーズンのレパートリーにしない」なんて皮肉を言われてたわけだから)、なかなか貴重な機会です。普通の弦楽四重奏団になったみたいな感じだなぁ。やっぱり、録音とディスク発売のプロモーションとライブを国際レコード屋さんの広報がトータルで展開する20世紀後半「メイジャー」アーティスト型のやり方をやる最後の団体でしたから。
まあ、明日明後日の演奏会も、発売したてのモーツァルトの最後のところのクァルテットと、DGに最後に出したドヴォルザークなどが中心で、やっぱりいつものレパートリー作りっぽいところもあるけどさ。
今後のエマーソンQの活動のあり方を予見する海外ツアーなのかしら。それとも、今回だけ特別なのかしら。ああ、誰か、ソウルまで行って来てくれぇ。
ジュリアードQやっとNYTがレビュー [弦楽四重奏]
皆々様には様々なお心遣い、ご心配いただき、有り難うございました。夏頃までは落ち着くというわけにはいかないでしょうけど、とにもかくにも、こうやってやたらと綺麗に晴れ上がった冬の日に大川から遙か新宿、丹沢の隅っこまで眺めながら、厄天庵パソコンの前に座っていられるようにはなりました。この場所からの初めての更新です。
てなわけで、本日からちょっとづつ当電子壁新聞も通常業務に戻していきます。まだ目に付いたニュースで忘れそうなものを貼りつけるくらいしか出来ませんけど。
さても、数日ぶりに新聞サイトなど眺めると、大阪はこんなことになってたのか、ヨーロッパは滅茶苦茶だなぁ、などなど、いろいろあるなかで、NYTにこんな記事が。
http://www.nytimes.com/2011/11/30/arts/music/juilliard-string-quartet-with-violinist-joseph-lin-review.html?_r=1
おいおいおい、もう1年もやってるだろーに、という気がしないでもないけど、どうなんでしょうね、1年間くらいの間は批評は出さないで、ある程度方向性が見えてきたらきっちり批評を出そう、という方針があるのか、さもなければマネージャーさんがそれとなくプレッシャーかけてある程度形が見えるようになるまで書かせないようにしていたのか。ただ、小生が1月にドイツで聴いたジョセフが加わって数回目の演奏と、10月末(遙かな昔に感じるなぁ)に新潟で聴いた演奏では、表現の中身というよりも響きの作り方が随分と違っていたので、待って貰ったのは良かったんでしょうね。
今のジュリアードQは、ある意味で、極めて特殊な時期なのでしょうから、機会があったら聴いておかれる価値はあると思いますよ。特にこの記事にもある、1月12日にブレーカーストリートのミュージック・キャバレーみたいな場所でカーター弾くのは必聴ですね。カーター翁のアパートから徒歩数分の辺りじゃないの。御年100と3歳になったばかり、まだちょこちょこ出歩いたりしているんだろーか。
さて、今日は遙か八王子まで、我らがヴェールズQ。第2期ヴェールズの総決算の日本ツアーになるんじゃないかしら。
てなわけで、本日からちょっとづつ当電子壁新聞も通常業務に戻していきます。まだ目に付いたニュースで忘れそうなものを貼りつけるくらいしか出来ませんけど。
さても、数日ぶりに新聞サイトなど眺めると、大阪はこんなことになってたのか、ヨーロッパは滅茶苦茶だなぁ、などなど、いろいろあるなかで、NYTにこんな記事が。
http://www.nytimes.com/2011/11/30/arts/music/juilliard-string-quartet-with-violinist-joseph-lin-review.html?_r=1
おいおいおい、もう1年もやってるだろーに、という気がしないでもないけど、どうなんでしょうね、1年間くらいの間は批評は出さないで、ある程度方向性が見えてきたらきっちり批評を出そう、という方針があるのか、さもなければマネージャーさんがそれとなくプレッシャーかけてある程度形が見えるようになるまで書かせないようにしていたのか。ただ、小生が1月にドイツで聴いたジョセフが加わって数回目の演奏と、10月末(遙かな昔に感じるなぁ)に新潟で聴いた演奏では、表現の中身というよりも響きの作り方が随分と違っていたので、待って貰ったのは良かったんでしょうね。
今のジュリアードQは、ある意味で、極めて特殊な時期なのでしょうから、機会があったら聴いておかれる価値はあると思いますよ。特にこの記事にもある、1月12日にブレーカーストリートのミュージック・キャバレーみたいな場所でカーター弾くのは必聴ですね。カーター翁のアパートから徒歩数分の辺りじゃないの。御年100と3歳になったばかり、まだちょこちょこ出歩いたりしているんだろーか。
さて、今日は遙か八王子まで、我らがヴェールズQ。第2期ヴェールズの総決算の日本ツアーになるんじゃないかしら。




