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爺ちゃん南に向かう! [演奏家]

まだ爺の初心者とすれば、人間齢80を越えると圧倒的に個体差、特に若い頃にどう鍛えているかの差が出て来る、という事実を実感として認めるのはまだまだ出来ないけれど、実際問題、そういうことがあるんだなぁ、としか思えぬコンサートが、昨晩の溜池で行われたのは、皆々様ご存知でありましょうぞ。そー、やくぺん先生的には過去四半世紀「世界最高のピアニスト」と、笑われたり呆れられたりしつつも叫んで来たプレスラー御大でありまするぅ。

昨晩の演奏会に関しては、「プレスラー サントリー」とググればもうジャブジャブ絶賛の嵐が吹きまくっておるでしょうから、そちらを眺めて下さいな。

で、当無責任電子壁新聞としては、「ああああ、そんなスゴかったのか、残念、なんとか聴けないものか」と後悔していらっしゃる皆様に、耳寄りな情報を提供しましょうぞ。ほれっ。
https://www.artsticket.com.tw/CKSCC2005/Product/Product00/ProductsDetailsPage.aspx?ProductID=hsobWfDDQ3QmtKLeZSA%2FO
https://www.artsticket.com.tw/CKSCC2005/Product/Product00/ProductsDetailsPage.aspx?ProductID=hsobWfDDQ3SFdquH5MTaaQ

昨晩は終演後に深夜まで寿司とシャンパンで盛り上がっていたというプレスラー御大、東京の仕事を終えると台湾に移動、10月28日には台北フィルと協奏曲、そして30日には国家音楽廳でリサイタルだそうな。リサイタルの演目は、昨晩の溜池とほぼ同じ。台湾らしく最安値の席からしっかり売り切れて行っているとはいえ(協奏曲は高い席がないですねぇ)、まだまだチケットは買えそうでありまする。

さああ、94歳になろうというピアニストが摂氏30度湿度80%を越える街の2000席のコンサートホールでリサイタルをします。これはもう、見物しないわけにはいかぬでしょ。

あたしゃ、流石にお付き合いはしませんけど、お暇な方も、そうじゃない方も、是非どうぞ。

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黑沼ヴィヨームについて [演奏家]

数日前にマイ・ハートQのことを記し、その中で福岡ハイドンQのことについて触れたことから、福岡の方といろいろ連絡をとりあうことになりました。お久しぶりで、いろいろ興味深い情報を提供いただけ、有り難かったです。

その全てをこんな無責任電子壁新聞に気楽に書くわけにもいかないのだけど、とても重要な、でもなんかちょっと嬉しい、というか、安心した話がありましたので、事実関係だけをサラッと記しておきます。

ルドルフ・ゼルキンの招きで日本人として初めてマールボロ音楽祭に参加した黑沼俊夫氏が、帰国時にソイヤー氏にいろいろ話を繋いで貰ったりして(なんせ、カザルスのチェロを実質上預かっていたのがソイヤー氏だったわけですから、楽器店へのラインはいろいろあったのでしょう)マンハッタンで購入して日本に持ち帰り、その後の巌本真理Q時代からニューアーツQに至るまでずっと使っていらしたヴィヨームは、2017年の今、どこにあるのか、判りました。ってか、ご存知の方はご存知だったわけだが、今更ながらにやくぺん先生の知るところになった、というだけのことなんだけどさ。

黑沼先生没後、河野文昭氏に渡ってゆふいん音楽祭のステージでも盛んに鳴り響き、前世紀の終わり頃に河野先生が楽器を買い換えて黑沼夫人に戻されたあと、いろんな噂は聞いたのだけど、なんだかよくわからなかった。で、マイ・ハートQの雨田氏が使ってるんだ、となんとなく思ってたけど、そうではないと言われたのが去る金曜日のことでありました。

んで、本日、元福岡ハイドンQのメンバーの方に所在を教えていただきましたです。あのヴィヨーム、現在は九州交響楽団の首席チェロ奏者に就任なさった長谷川彰子さんがお使いだそうな!
へえ、それはそれで良いところに行ったなぁ。

なにしろとても室内楽に関心がある方だそうで、直方の室内楽シリーズにもレギュラーで登場
https://www.facebook.com/kanmusi/videos/915930011843798/
弦楽四重奏にも積極的で、九響団員による弦楽四重奏を本格的に始める意向を持っているという話を聞いたことも。

そういう方のところに、あの巌本真理Qの低音を支えたチェロが渡って、元気に鳴っているなんて、ホントに楽器としても嬉しいだろうし、あたしらのような周囲で眺めている者としても、すごく嬉しいことであります。

これはなんとしても聴きにいかねば。LCC様、またまた御世話にならせていただきますぞ。

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無伴奏のアウトリーチ [演奏家]

ホントならいよいよシカゴ郊外はラヴィニア音楽祭でパシフィカQの「トーキョー・スタイル」ベートーヴェン弦楽四重奏全曲演奏会が始まろうという日に、何の因果か、日本列島は東北地方をウロウロしております。端的に言えば、「被災地」だったところ、というか、今も現実的には「被災地」でありつつげ、正直言えば、別の場所になりつつあるところを、駆け足で北上しています。

シカゴがキャンセルになったとき、余りのことにぼーぜんとしつつ、これではいけん、これはきっと神様が下さった何かのチャンスなのだ、これまでやらにゃならんと思いつつもいろんな都合で出来なかったことなどをやりなさい、ということではあるまいか…と強引に思いっきり前向きな気持ちになってあれこれ眺めれば、前から気になっていた演奏会があるではないかい。

面倒な説明はする気もないが、まあ、要は、このところベルリンでフィルハーモニーでなんか聴こうとか、オペラを見物しようとかすると、何だかいつもその前にあって麦酒ジャブジャブ飲んで、お陰で半分酔っ払って会場に駆け込むことになり、結果としては客席で半ば沈没、という醜態を繰り返しているわけでありますがぁ…その酔っ払い相手たるベルリン在住の音楽家さん、マインならぬオーデル河沿いの方のフランクフルトのオーケストラで第2ヴァイオリンソロ首席をお弾きになってる(って、よくわからないのだけど、日本語ではそう書いてあるなぁ…)小林正枝さんというヴァイオリニストさんが、ご自身の田舎(東京生まれだけど、お母さんの実家があり、子供の頃は盛んに帰省していたそうな)たる石巻でアウトリーチをするという。会場は震災で流され、やっと昨年に駅前に再建された石巻市立病院、そー、所謂「被災地アウトリーチ」でんがな。

ええ、やくぺん先生、311震災及び312福島原発炉心融解事故以降、東北の各地で盛んに開催されている「被災地アウトリーチ」に関しては、ぶちゃけ、意図的に避けてきました。ギトリス御大なんぞには殆ど首根っこ捕まれて引っ張っていかれそうになったのもなんとか逃げ切り、無論、ルツェルンもサントリーのヴィーンフィル以下、都響からなにからあれこれやっている大規模なものも、電話取材やら演奏家さんのインタビューで纏め記事的なものをやったことはあるけど、具体的に見物に行ったりしたことはなかった。盛岡の駅で被災ピアノの再生やったりしてる方の話をきいたりとか、ユースオケ絡みのことをなさってる方からいろいろ言われたとか、無論、チェロの丸山氏を筆頭に自分なりの高いモーティヴェーションで個人的にいろいろやってる方もいる。そんな方々から、みにきてよ、と言われることも珍しくない。

だけど、正直、なかなか難しいなぁ、と思っておりました。見に行くのは簡単だけど、そこで見て、いろいろ思ったことをどういう形に出せるかというと、実はこれは案外と難しい。「良かったですねぇ」とか「感動しました」とか言うのは簡単だし、実際、きっとその通りなんでしょう。だけど、どれを言ったり書いたりするのは、あたしの役回りじゃないしねぇ…

んで、この小林さんのアウトリーチも、酒飲み話で(妙な意味ではなく、ホントにいつも「酒飲み話」になってしまうんで)始めの頃から耳にはしていて、うん、一度眺めたいけどさぁ…なんて繰り返してた。

そしたら、あらまぁ、シカゴ行きがなくなったその頃に、小林嬢がベルリンから帰国中で、石巻の彼方此方で弾くって仰ってたのを思い出した。なるほどねぇ…

あれこれあれこれ、なんのかんので、本日、遙々石巻を訪れるに至った次第でありまする。

石巻駅前のこのピカピカの病院でアウトリーチが行われるに至った経緯とか、なんでそこに小さなグランドピアノが置いてあるのに無伴奏なのかとか、いろいろ書き始めればキリがなく、それはそれで極めて興味深い(かつ、何かと語弊も多いことがありそうな)話であることは確か。んで、めんどーなんで全部吹っ飛ばし、案外とありそうでない「無伴奏ヴァイオリンのアウトリーチ」というところに話を絞っちゃいましょ。

実は、お恥ずかしいことに、やくぺん先生としましては、「無伴奏ヴァイオリンのアウトリーチ」って、初めて聴いたです。ありそうで、案外、ない。ヴァイオリニストが楽器持ってきて、そこそこ響く場所に人を集めて弾けばいいだけだから、アウトリーチの技術的には極めて簡単です。椅子や譜面台だっていらないんだもんさ。

だけど、まず、やられない。そりゃ当然、やられないにはわけがある。この駄文を未だ立ち読み中のアートマネージメントの学生さん、考えてご覧なさいな。

小林嬢のアウトリーチ、会場は病院の受付ロビーです。うるさそうに思えるけど、1階からエスカレーターで上ったところで、意外にもそんなに騒々しくはありません。空間はたっぷりあるので、車椅子の患者さんの隻もいくらでも作れるし、それどころかベッドに寝たままの患者さんが複数並ぶ空間だって用意出来る。点滴したままいらっしゃる方もなーんの問題も無し。病院アウトリーチのある種の息苦しさ、狭っ苦しさはまるっきり感じさせない空間でありました。

奥からバッハのガヴォットを弾きながら出てきた小林さんは、ベッドに寝た患者さんの近くに寄り、ひとりひとりに聴かせるようにしつつ受付前の空間に立ちます。
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それからは喋りを交えつつ、まずはクライスラーの無伴奏ヴァイオリン曲、それからおもむろに、バッハの《シャコンヌ》であります。あとは、《赤とんぼ》で終わる日本叙情歌メドレーなんぞ、で、アンコールはこちら。アンコールだから、アップしちゃっていいですよね。

いやぁ、確かに、無伴奏のアウトリーチって、難しいです。でも、なにしろ《シャコンヌ》という最高のレパートリーがある。どんな聴衆であれ、ヴァイオリニストがきっちり本気で弾けば、その凄さは絶対に伝わるという究極の演目。難しいと言われても、難しくてもほらこんなにスゴいでしょ、と開き直れるだけの演奏をしてしまえば、もうみんな、「ああああ、なんかわかんないけどスゴかったねぇ」と満足して帰っていただける。

他はみんなオマケ、と思わせられる演目って、ありそうでないでしょう。ホント、勉強になりましたです。

さて、明日は会津若松の公民館のようなところで、有料の演奏会だそうな。小林さんによれば、この前は無料で、震災復興というような枠組もつけたのですけど、きちんとした演奏会を聴いていただくということが大事だろうと考えて、今回は敢えてそうしなかったとのこと。誠に正しい判断だと思いますです。

さても、今、大船渡のホールのプロデューサーさん吞むべく、気仙沼駅ホームで最後の乗り換えを待ってます。駅には誰もおらず、風は冷たい秋模様。ジャケット引っ張りだし、大船渡線BRTバスが来るまであと少し。あ、明日は「防災の日」だっけ。

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インキネンがメルボルンで《マイスタージンガー》 [演奏家]

意外にも結構忙しいことになってしまっているので、ともかく、情報のみ。今、オペラ・オーストラリアから2018年シーズンの案内が来ました。なんせ、季節が北半球とはひっくり返っているので、北半球ならば1月の終わりから2月にアナウンスされる次のシーズンのプログラミングも、丁度半年ひっくり返るわけですな。

んで、毎度ながらの「大観光地オペラハウスを覗きに来た観光客に切符も売ってしまおう」路線のシドニーと、「ピットもデカイのできっちりがっつりやりますよ」のメルボルンとのふたつのシーズンがあって、前者はぶっちゃけ名曲路線。ただ、ショスタコーヴィチの《鼻》は面白そうですねぇ。オペラハウス観光がてら、眺めていってはいかがかな。
https://opera.org.au/2018/season-guide?source=44361&promo=44361&utm_source=mail2&utm_campaign=2018-subs-pros-170822&cmp=1&utm_medium=email

そんな中で、メルボルンの、ってか来シーズン全体を通しても、目玉はこれでしょう。
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https://opera.org.au/whatson/events/die-meistersinger-von-nurnberg-melbourne
いぇい、我らがインキネン様、あの21世紀を感じさせる《リング》サイクルの後を受け、なんと、《マイスタージンガー》でありまするっ!カスパー・ホルテンって、この前、コヴェントガーデンでやった《ロジェ王》をシドニーに持ってきた演出家さんで、オーストラリアとしてはオーセンティック中のオーセンティックな選択なんだろーなぁ。共同制作なのかしら、ま、詳しい方はいくらでもいらっしゃるでしょう。教えてちょ。

2018年の11月、初夏のメルボルンは季節も良いですし、ペンギン見物もできるし。ただ、まだワライカワセミは街場には下りてきてない時期なのが残念だけど。

…って、行くなんてひとことも言ってないぞぉ。

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台北のペトレンコ [演奏家]

急ぎの情報です。

ええ、台北在住の方からの連絡で、明日25日、こんなチケットが発売になるとのこと。
http://www.mna.com.tw/eventsDetail.aspx?serialNo=24
隠すようなことではない、今、恐らくは日本の音楽ファンが最も関心が高いであろう指揮者のキリル・ペトレンコが、手兵のバイエルン国立歌劇場管と台北でベートーヴェンのハ短調のピアノ後奏曲と第7交響曲を振りますです。

この組み合わせ、ご存知のようにこの演奏会のあとに日本にオペラの引っ越しで来るわけだが,その前に台北では素オケの演奏会で,日本では披露しないベートーヴェンをやるぞ、ということでありまする。

さあああ、ご関心の向きは、なんとかぐぁんばって争奪戦に参加されたし。ちなみに、その前の日には東京でも披露するマーラーの5番があるようです。

台北の演奏会、他にもいろいろあるのだが、ま、とにもかくにも、本日はこれまで。実は凄い大物があるんだけど…ま、ご関心の向きは上述のホームページから探してご覧なさいな。

なんか、思い出すなと言われても、爺には「カルロス・クライバー」という名前が浮かんでくる組み合わせですねぇ。

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ダニエル・ベル元気です [演奏家]

エッセンにおります。都響がヨーロッパ公演で来たとき以来かな。なんせ、昨日はインタビューのテープ起こしで寝たのは3時前。6時半には起きてなんのかんの、午前11時成田発のデュッセルドフル便に乗って、シベリア上空でテープ起こし内容を記事にする作業をして、ウラル山脈直前くらいで一応、初稿は完成。それからヨーロッパに入ってペテルスブルク上空くらいまでちょっと寝て、午後4時前に到着し、5時頃にはDBでエッセン中央駅まで来て、宿に荷物投げ込んで風呂浴びて一寝入りする暇もなくアールト劇場まで行き、楽屋口に向かい…って調子。午後7時からは半分沈没しながら《ティトゥス》見物して、今に至っておりまする。本日は30時間以上あり、そのうち睡眠時間は3時間ちょっと。こりゃああ頭が海胆になる…

なんでここにいるかはともかく、こんな方に会いました。
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そー、エッセン歌劇場のコンサートマスター、ダニエル・ベル氏でありまする。ってか、皆々様におかれましては、溜池室内楽お庭でヘンシェルQがベートーヴェン全曲やったときのセカンドさん、って言った方がお判りでしょうね。

ペッターソンQがアルテミス騒動の玉突きで解散になり、その後、ベルリンフィルに数シーズン加わったのだが、クァルテットがやりたくてヘンシェルQに復帰。そのときにエッセンとBBC響のコンマスもかねて、ヨーロッパの常設団体では極めて珍しいコンマス複数との掛け持ちを数シーズンやっていた(そもそもベルリンフィル世紀団員の収入をクァルテットだけで得るなんて、アルテミスやハーゲンだって不可能)。だけど流石に無理ということで、昨シーズン今頃の日本ツアーを最後にクァルテット業界からは引退、コンマスに専念することにした。なかなか波乱の経歴でありますねぇ、こうして記すと。

まあ、この話には、ヘンシェルQのルクセンブルク国立大学のレジデンシィの話があって、ほぼ決まっていたのだが、最後の最後に国会での予算承認がされず流れた、という背景があるのですが…それはまた別の話。ちなみに、ヨーロッパでも所謂「常設弦楽四重奏団」としてツアーや録音だけで食って行けている団体は、2017年現在、そーねー、恐らく…アルディティQ会社だけじゃないかなぁ。ある年代を過ぎて続いている団体は、どれもメンバーの数人が安定した教職を持ってます。

もとい。で、楽屋口で待っていて、ビックリさせてやろうと思ってそっちに向かったら、なんと外で団員と話をしていてヨロヨロやってくるあたくしめを発見し、デカイ声で「やくぺんさーん!」と手を振って来た。ビックリしたなぁ、なにしてるの、いや、来週からレッジョのコンクールでさ、ヨーロッパに入るのにいろいろ道はあるんだけど、ここで今日はプレミアが出るから絶対に乗ってるだろうと思って、さっきデュッセルドフルに着いたんじゃわな…

ダニエル、昨シーズンからは家族もベルリンからエッセンに引っ越し、実質、この地を拠点に生活しているとのこと。ツアーもないし、スゴく安定した生活だよ。子供の教育にもね。そうそう、このオペラのオケの連中とクァルテットを組んだんだ。あ、今日の《ティトゥス》は、空港が舞台だからビックリしないでね。このプロダクション、歌手から制作スタッフから全てがうちのハウスの専属メンバーだけで作ってるんだよ…

立ち話で近況を語る姿は、とてもお元気そうでした。

こういう生き方もある。音楽的にも、(普通なら)眠気も吹っ飛ぶような勢いの良いモーツァルト。長い夏至前のヨーロッパの土曜の夜が、やっと暮れていく。

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北限のコナラの森に鳥の声が響く [演奏家]

ええ、諸処の事情で、札幌にいます。昨日、急に来ると決まった話。後ろにはゼミの授業が始まるのを待つ大学生たちがいて、目の前には最も北にあるコナラの自然林が広がり、シジュウカラやキビタキの声が聞こえてきます。
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さっきはアカゲラさんの姿も見えました。
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流石にクマゲラはいらっしゃらないなぁ。

どうしてそんなことになってるかはともかく、先程、グランドの向こうの教会で、大友肇さんがカザルスの話をし、バッハとか、ちょっと弾きました。お昼休みの短いコンサートなんだけど、サラッと、でも気持ちの良いサラバンドが流れる。

本日は、そんな空気を当無責任私設電子壁新聞を立ち読みの皆様にもちょっとだけでもお伝えしようと、写真と音のさわりを貼り付けてオシマイ。夏の初め、ってか、春の終わりの北海道は、まるで先週の大阪みたいに爽やかで、ピースピースと鳥も鳴く。
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明日は昼に、エクが弾きます。お暇ならどーぞ。

[追記]

主催者のチャペルセンターの方が、《鳥の歌》全曲の音声ファイルをアップしてくださいました。お聴きになりたいかたは、こちらへどうぞ。
https://www.facebook.com/KatchinTK/videos/pcb.1332327333513072/1332381306841008/?type=3&theater

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キアーラのCD出ます [演奏家]

もの凄く個人的な話題です。お知らせ。

ええ、カルミナQのマティアスとウェンディのお嬢さんキアーラ・エンデルレは、東京湾岸の方ならちょっとだけ知ってるかもしれないチェリストでありまする。って、トリトンのアウトリーチで中央区の小学校でカルミナQと一緒に弾いたりしてるのであります。ことによると、日本でのキアーラの演奏って、これだけかな。

なんだか「好々爺が友人の娘の成長を書いてるブログ」みたいな一連のキアーラ・シリーズはこちら。
http://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2008-12-16
http://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2009-06-06
http://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2011-06-27
http://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2013-03-14
http://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2014-06-19

んでもって、そのキアーラがとうとう、というか、やっと、というか、CDを出します。こちら。
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https://www.musiques-suisses.ch/en/Ernest-Bloch/Kammermusikwerke-fuer-Violoncello/id/765
ブロッホの作品集で、スイスって、こういう自国の作曲家の録音や演奏に助成金が出るんですよねぇ。現代音楽は楽譜仕様やらJASRACやらにお金がかかるからたいへんになる日本とは真逆な状況でんなぁ。

ご覧のようにこのディスク、パパのマティアスとの共演も入っております。アンコールみたいにちょこっとだけですけど、ピアノ三重奏とかガッツリした曲はなかったのかなぁ。

蛇足ながら…キアーラの先生であるシュテファンの昨年夏の急病以来、カルミナQは実質的に必要最小限の活動を別のチェリストで行う以外は殆ど活動をしていないとのこと。キアーラも代打で弾いた、という話も伝わってきます。シュテファンの恢復を心から祈りつつ、キアーラの音楽を聴かせていただきましょう。

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今年の齋藤秀雄メモリアル賞受賞者は [演奏家]

本日午前0時を以て情報が公開となりましたので、お知らせいたしまする。

第15回齋藤秀雄メモリアル基金賞、本年度の受賞者は、チェロは酒井淳氏。指揮者部門は該当者なし、ということになりました。

昨年のアブダビからボルドーに移動する間での無茶など、どうしてだったのか、やっとお判りになったかしら、ってことでんな。

受賞式は本日昼から、あちこちのメディアで報道があると思いますので、酒井さん、そしてカンビニQを宜しく御願いいたします。やっぱり、この方とのツーショットが一番大事。そー、伝説の名古屋「スタジオ・ルンデ」の鈴木さんです。お久しぶりにお目にかかったけど、お元気そうでなによりでした。
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やくぺん先生とすれば、これで3年のお勤めもオシマイ。指揮者はともかく、チェリストに関しては「東京のチェリストに賞を出さなかった」のはよかったでしょ、と勝手に思ってる次第。

なにはともあれ、主催者の皆様、酒井さんを宜しく御願いします。

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ミヤンマー国立管音楽監督日本デビュー [演奏家]

時間がないので、事実関係のみ。

明日、10月6日午後、我らが山本祐ノ介氏がミヤンマー国立管音楽監督として日本にデビューいたします。

とはいえ、残念ながら来日公演ではありません。現在、東京オペラシティで開催中の「アジア太平洋オーケストラ・サミット」なるシンポジウムのパネラーとして、ミヤンマーの現状についてお話をなさってくださいます。
http://fringe.jp/forum/forums/topic/106-%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%82%B8%E3%82%A6%E3%83%A0%E3%80%8E%E5%AE%9F%E6%BC%94%E8%8A%B8%E8%A1%93%E3%81%A7%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%A8%E3%81%A4%E3%81%AA%E3%81%8C%E3%82%8B
このイベント、果たして公開なものなのか良く判らないけど、ともかくどうしても聞きたいという方は、オペラシティのリサイタルホールに来て、入れないか、と受付の方に話してみてください。こんなこと、書いて良いのか、という気もしてるけどさ。

本日も、アジア各地のオケの関係者が己の現状を語り、香港シンフォニエッタやオーストラリアのオケ連の方みたいな前向きで元気なところも、マニラのオケみたいに大変だたいへんだ、という苦労話ばかりだったところも、いろいろでした。明日はミヤンマーの音楽の未来が、どのように語られるのか、監督に期待いたしましょうぞ。
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ま、写真は今日のノンビリしたお姿ですけど。

で、やくぺん先生としては、全くいきなり、12月17日のヤンゴンでのコンサートに行く決意をしてしまいましたです。さあ、ちゃんと行って帰れるのか?請うご期待、でんがな。

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