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Singers, Stand Up! [こしのくに音楽祭]

とやま室内楽音楽祭、恙なく県内あちこちでのアウトリーチなどが行われております。本日、富山水墨美術館で演奏したサントリーホール室内楽アカデミーフェローのロビーコンサートの様子をご紹介しましょうぞ。

ええ、アウトリーチなどではお馴染みの「皇帝」第2楽章、クァルテット・αの演奏です。だからなんじゃ、とお思いでしょうが、まあ、ご覧あれ。

おおおお、とお思いかな。そーです、変奏のテーマを担当する楽器が立ち上がります!特に、チェロ!

前の晩の交流館でのランスルーの後、講師の大友パパやももちゃん先生、用務員さん兼何でも係のモグラ君などとの議論の結果、やってみようということになりました。セカンドのF君などは前にもこのやり方、やったことがあるそうです。

さあ、どーじゃ。問題は、立ち上がってしまうと凄くその声部のインパクトが大きく、他の声部が心理的にもの凄くきこえなくなっちゃうことかな。でも、楽器に受け渡される、ということを伝えるのが目的のアウトリーチ的な試みでは、案外と効果がありそうです。なお、その後の情報によりますと、とうやらこの「皇帝の変奏曲で立っちゃう」というのは、サントリーホール室内楽アカデミーのアウトリーチの伝統芸だそうな。

どう、やってみるかね?

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明日から富山 [こしのくに音楽祭]

まさかこのカテゴリーを使うことがあるとは思ってませんでした。「ご当地五輪への道」も死んだと思ったら復活したし。世の中、何があるかホントに判らぬ。

ええと、明日から富山です。何をしに行くかというと、有り体に言って、見物です。いつもそうじゃないか、と言われれば返す言葉もないが。

見物するのはこんなもの。
http://www.chambermusic-toyama.jp/
です。で、もうそんなもの覚えている方もいないでしょうけど、このロゴマーク、なんか思い出すような気がしないでもあるようなないような。「こしのくに音楽祭」から「シモン・ゴールドベルク・メモリアル」へと名前を変えていった富山の室内楽音楽祭のいつだったかのアイキャッチだかに似てるような気がする。いやぁ、こういうのを思い出せないって、すっかり老化としか言いようがない。

姿は変えながら、この音楽祭、基本的な精神はやはり継承されている。基本は、「学校を出たけどまだ室内楽の勉強をしたい若いプロが学ぶところ」ということ。公式webサイトの沿革でも、以下のように記してるわけだし。
「とやま室内楽フェスティバルは、若手室内楽演奏家を育成し、その成果を富山県の音楽芸術の振興に活かす、国内でも特色ある音楽祭として開催し、2006年から2010年まで5回を数えました。2012年からは新たなステージを目指し、同じく若手室内楽演奏家の育成に力を注いでいる、サントリーホール室内楽アカデミーと連携し、新たな形で富山における芸術文化の振興と音楽芸術の発信拠点形成を目指しています。」

ま、ホントにそうなのかを眺めに行くのが、なんかの縁で関わっちゃった人間の責任なんだろーなー、と考えるわけでありまする。ひとつの音楽祭が、いろいろな人が関わり、嬉しかったことや思い出したくもないことをあれやこれや含めいろんなことがあり、ここまで続いてきている。それがこれからどうなっていくのか、ここまで眺めてしまった以上、うちらの商売としては眺め続ける責任がある。「ゆふいん音楽祭」とはまた違った意味で、ガッツリ見ちゃったわけだからさ。

思えばこの音楽祭の系列から、いろんな若い人達が世界に出ていった。この前のミュンヘンで姿を見たシュテファン・ツヴァイク・トリオのヴァイオリンだってそうだし、今話題の神奈川フィルに戻ってきた新しい首席チェロ奏者もそうだし。ここからもまた、いろんな若い奴らがいろんなところに出てくのだろう。

てなわけで、このカテゴリー、使い続けるか悩みつつ、ともかく、富山に行って参ります。富山関係を全部を統合してひとつのカテゴリーにしちゃうには、記事の数がありすぎるしねぇ。ううううん…

とはいえ、その前にもう1本、短い原稿をやっつけちゃわんとオフィスから厄天庵の塒に戻れない。がんばろー。

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ゴールドベルク山根美代子追悼演奏会 [こしのくに音楽祭]

2月の半ば過ぎなのにまるで春のような陽気、永代橋西詰めの桜が一足どころではない早さでほころび始めた今日この頃、内陸はお堀端のルーテル市ヶ谷センターで、故ゴールドベルク山根美代子追悼演奏会が行われました。

人形町の日本橋小学校でパシフィカQのアウトリーチに立会い、トッパンホールに寄って今日中に必要だという書類を出し、夕暮れのお堀端は四谷へのダラダラ坂を中央線とチャリチャリ併走してると、ぽつりぽつりと雨粒が落ちてくる。ルーテル市ヶ谷センターに滑り込む頃には、立派な雨。
そういえば、山根先生のお葬式は、ずっと冷たい冷たい雨模様だったっけ。今日の雨よりも、もっとうんとつめたぁい雨たち。

ぼーっとしてても、春になる。ぼーっとしてても、歳を取る。そして、そのうち死んじまう。

人が溢れんばかりの会場には、古部夫妻や花崎夫人など東京でのゴールドベルクの子供達、山根先生のお弟子さんたち、それに富山の人々の顔も。ほんの数ヶ月前なのに、うんと昔みたい。それでもやっぱり、「今日ね、音楽祭の新しい委員長になってくれる某企業の社長に会ってきて…」と、死者を追悼する席でも先のことしか考えぬ裏方の性。故人よ、哀れな我らをお許しあれ。

舞台の上に大きな山根先生の写真が飾られる。「こしのくに音楽祭」初日の故人とニックのデュオをゴールドベルク翁が見守っていたのと、まるで同じ場所。飾られる花まで同じに見えてしまう。

山根三銃士、トリオ・アコードが登場。ハイドンのト長調、「幽霊」、メンデルスゾーンのニ短調を、「追悼」なんて湿っぽさの欠片もない熱演で披露したあと、ヴァイオリンの白井圭君が満員の聴衆に向かい「先生に3年間お世話になりました。今も練習していると先生から「ユニゾン!」と叱られる声が聞こえて(苦笑)…」、ハイドンの第2楽章を故人に捧げます、と演奏。そして、長い拍手に背中を向けるように、写真に向かって深くお辞儀をする若者たちであったとさ。

会場を出れば、雲が切れ、夜空が覗く。蒸気が上がり、外堀近辺はすっかり春の宵。

さて、この稿をもちまして、長らくお読みいただきましたカテゴリー「こしのくに音楽祭」は打ち止めとさせていただきます。今後はこの内容、「シモン・ゴールドベルク・メモリアル」なるカテゴリーとなります。引き続きよろしゅうお願いいたします。過去や追悼はオシマイ、いろいろ新しくしましょ。

で、早速、最新情報。山根三銃士のヴァイオリンとチェロが加わるクァルテット25が、今年7月下旬のゆふいん音楽祭への参加が決まりました。久しぶりの若手クァルテット枠です。さあ、夏に向けて、ホントの音楽をやってくれたまえ。


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(仮)シモン・ゴールドベルク記念音楽祭 [こしのくに音楽祭]

明日22日午後7時より、市ヶ谷のルーテル市ヶ谷センターで、故ゴールドベルク山根美代子氏追悼演奏会が開催されます。ゴールドベルクご夫妻が眠っておられる護国寺は地下鉄で3駅と至近ですので、お時間がおありの方は、演奏会前にお墓参りもなさってくださいませ。なお、山根先生は菊がお嫌いでした。その旨、よろしくお願いいたします。

演奏するのは、葬儀でモーツァルトのピアノ三重奏を演奏し、冷たい雨の中、故人の棺を担いだ若者たち、トリオ・アコードです。

なお、故人が音楽監督を務め、オープニングで最期の演奏を行い、親友であり亡きゴールドベルク氏と同郷のイダ・ヘンデル女史の演奏会が終了するまで病室から見守った「こしのくに音楽祭」は、昨年末に実行委員会を解散しました。関係各位の皆様のご努力ご協力のお陰で、幸いにも赤字は出すことなく終了したとのことです。

現在、ゴールドベルクの音楽的遺産を継承するという同音楽祭の当初の趣旨をより明瞭に全うすべく、「こしのくに音楽祭」を発展的に解消した「シモン・ゴールドベルク記念音楽祭」(仮称)が準備段階となっております。内容につきましては、桜が咲く頃にまたお伝えできると思いますので、暫くお待ち下さいませ。基本的には「こしのくに音楽祭」の魚津セミナーの継承、比較的地味な内容となる予定です。

明日22日、市ヶ谷での山根三銃士の演奏が、音楽祭の次の正しいステップに向けての第一歩となりますように。


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12月24日午後3時より「こしのくに音楽祭」ドキュメンタリー放送 [こしのくに音楽祭]

しつこく告知です。来る12月24日午後3時から、BS日テレにて、北日本放送制作「こしのくに音楽祭」及びシモン・ゴールドベルク夫妻のドキュメンタリー『一粒の麦 ここに芽ぐむ』が全国に放送されます。有馬記念の裏番組ですが、心ある方はご覧下さい。番組案内はこちら。http://www2.knb.ne.jp/furusato/furusato_20061029.htm

出演は、シモン・ゴールドベルク夫妻、ニコラス・キッチンwithグァルネリ・デル・ジェス・ヴィッタ男爵、グァルネリ・デル・ジェス・クライスラー、マルコ・コッピアルディ、ベスナ・スタンコーヴィチュ、古部賢一、花崎薫、山根三銃士、魚津セミナー及び立山セミナー参加者、立山国際ホテルのオバチャン、そして「こしのくに音楽祭」スタッフの皆様、等々。皆さん、ご苦労様でした。なんと、やくぺん先生も出ます。しょーしんしょーめーの「ただ働き」です!なんせ、自腹切って朝っぱらに佃から富山のスタジオまで行き、自腹切って泊まり、んで、無論、ノーギャラです。「お車代」もありません(あ、KNBの食堂で昼飯ご馳走になったっけ、天麩羅蕎麦定食)。でも、これで良いんです。自分のためにやってるんじゃないですから。

イシハラ都知事さん、これが「ただ働き」とゆーものなのだよ!わーっはっはっはっはぁ!!

そんな地方音楽祭なんぞ関心ないわい、という方にとっても、爆裂的な中身かもしれませんよ。なんとなんと、ワシントンDCのスミソニアン博物館と国会図書館とで生き別れになっていたゴールドベルクとクライスラーの愛器グァルネリ・デル・ジェス兄弟が、誕生以来276年ぶりに再会。ニコラス・キッチンの手で、室内楽ファンなら涙もののあの国会図書館講堂で両者を弾き比べするシーンが納められています。こんなトンでもない映像と音響、二度と聴けません。ヴァイオリン愛好家必見です。

なお、番組内で「ゴールドベルクに最後にレッスンを受けた弟子」として登場するオーボエ奏者古部賢一さんは、番組全国放送を記念するように、来る26日にNJP演奏旅行で富山オーバードホールに登場します。ゴールドベルク夫妻に「日本の息子」と愛された古部氏は、小澤征爾氏のバトンでチャイコフスキー交響曲第1番第2楽章冒頭の長大なメロディをソロで歌います。誰よりも目立ちます。乞うご期待。
古部氏は、昨晩の錦糸町での本番後、「音楽祭ではセミナーを覗いただけで吹く機会がなかったので残念でした。今回はリードを新しくして頑張っちゃいます」と抱負を語っていらっしゃいました。首席チェロの花崎さんにも、ちょっとだけソロがありますよ。


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「一粒の麦 ここに芽ぐむ」全国放送決定 [こしのくに音楽祭]

10月に北日本放送で放送され、当電子壁新聞でもとりあげた「こしのくに音楽祭」を巡るドキュメンタリーhttp://blog.so-net.ne.jp/yakupen/archive/20061028が、全国放送されることになりました。制作担当者及び「こしのくに音楽祭」広報から正式の連絡がありました。担当ディレクターからの連絡抜粋を下に貼り付けて、告知とさせていただきます。

                            ※※※

「一粒の麦」全国放送&県内再放送のお知らせ
11月29日にふるさとスペシャルとして KNBで放送した特別番組「一粒の麦 ここに芽ぐむ」の全国放送と県内での再放送が決まりましたのでお知らせいたします。番組を放送できたこと、そしてまた全国での放送や再放送につながったのは、皆様のご協力と温かい声のお陰です。本当にありがとうございます。
BS日テレ 12月24日(日)午後3時~4時
北日本放送   12月31日(日)午後4時5分~5時

                            ※※※

このように、キー局ではない放送局が制作した、ハイヴィジョンBS放送を前提に制作した硬派のドキュメンタリーが全国放送されるのは、極めて異例なことでしょう。関係者の皆様のご努力には頭が下がります。局内の番組審議会でも評価が高かったようですね。http://www2.knb.ne.jp/committiee/

作品は全編50分弱。全体は4部で構成され、シモン・ゴールドベルクの略伝、こしのくに音楽祭開催までの経緯、そしてゴールドベルク山根美代子未亡人の最期の演奏会となった「バロン・ヴィッタ里帰りコンサート」の模様などから成っております。あの壮絶なブラームスも、一部ながら、お聴きになることが出来ます。BS日テレをご覧になれる方がどの程度いらっしゃるか判りませんが、是非ともご覧になって下さいませ。当日は小生はハノイにおり、リアルタイムで視られないのが残念です。

富山方面の方に付け足し情報。12月26日、オーバードホールに新日本フィルが客演します。
ご存じの通り、シモン・ゴールドベルク翁は最晩年にこのオーケストラの指揮者団に加わり、今も語り種になっているシューマンの交響曲第4番、シェーンベルク「浄夜」(ゴールドベルク版との言うべき独特の楽譜での演奏だったそうです)、伝説のハイドン全曲シリーズの一部、そして日本で最晩年に独奏した数少ない協奏曲としてのバッハなどを披露しています。
すべてが一期一会だったあれらの出会いを通し、チェロの花崎薫氏やオーボエの古部賢一氏は、ゴールドベルクのレガシーを伝える列に加わることになりました。両者とも、「一粒の麦」に登場し、翁の想いでを語っておられます。花崎氏は1日だけ日帰りで東京から駆けつけた魚津セミナーでのレッスンの様子も収録されております。
本日、新日本フィルの練習を拝見に行った際に確認したところ、両者とも年末の小澤氏との演奏旅行には乗っているそうです。ゴールドベルク縁の楽器で始まった音楽祭の年の最後に、指揮者ゴールドベルクが日本で手兵としたオーケストラが富山に登場し、残念ながら音楽祭では演奏者として登場する機会がなかったチェロとオーボエの両首席奏者が富山のゴールドベルク・メモリアル・イヤーを締めくくってくれることでしょう。


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偲ぶ会 [こしのくに音楽祭]

本日11月17日、富山市民プラザで、故ゴールドベルク山根美代子氏を偲ぶ会が開催されました。会場の様子は、「こしのくに音楽祭」を熱心に支えてくださったKNBが、いつものようにネット配信ニュースで伝えて下さっております。http://www2.knb.ne.jp/news/20061117_9282.htm
2週間弱でリンクが切れますので、お早めにご覧下さい。

ちいさな画面から眺めるあの人やこの人、ついこの前まで一緒にバタバタしていた方々なのに、なんだかとっても懐かしく感じます。富山はもう寒いんだろうなぁ。

ゴールドベルク未亡人は、再び富山から東京にお戻りになり、月曜20日の晩からは、13年ぶりに愛するご主人と水入らず、護国寺の一角でやっと静かにお休みになることができるとのことです。

以降、手をお合わせになりたい方は、護国寺の一番奥、山根家の墓所に詣でてくださいませ。なお、ゴールドベルク未亡人は菊はお好みになりませんでしたので、その旨、よろしくお願いします。

ながいながい、旅の終わり。あらためて、合掌。


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アメリカ国会図書館でゴールドベルク未亡人追悼演奏会 [こしのくに音楽祭]

ワシントン特別区アメリカ合衆国国会図書館の協力により、来る2007年5月18日、故ゴールドベルク・山根美代子氏を追悼する演奏会が同館で開催されることになりました。出演はニコラス・キッチン以下ボロメーオQら。先だって、楽器に関するレクチャーも行われる予定とのことです。会場・時間などの詳しい情報は、追ってお伝えします。

以上、「ゴールドベルク=バロン・ヴィッタ」を管理するゴールドベルク・トラストからの情報提供に拠りました。


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宣伝:KNB日曜午後4時より「一粒の麦 ここに芽ぐむ」放送 [こしのくに音楽祭]

昨晩遅く、北日本放送の若きディレクターTさんから、ゴールドベルクのドキュメンタリーを納品したという連絡がありました。明日、2006年10月29日午後4時からの「KNBふるさとスペシャル」というドキュメンタリー枠で、彼女がずっと追いかけていた取材がひとつの番組として実を結びます。
写真は、去る7月に故ゴールドベルク氏の命日前日に東京は護国寺のお墓に墓参りにいらっしゃる未亡人に同行取材した際の様子。http://blog.so-net.ne.jp/yakupen/archive/20060719夏とは思えない冷たい雨の日で、未亡人も取材陣もみんな傘の中。大きな青い傘の下から、カメラの視線に入らぬようにインタビューするTさん。

あのときにはまさか、こんな形で最後の編集をすることになるなんて、思ってもいなかったろうに。

開催に協力したり主催したりした地元テレビ局が地方音楽祭をドキュメンタリーフィルムにするのは、さほど珍しいことではありません。というか、当然のことです。あの大阪国際室内楽コンクールだって、誰も知らないけど、よみうりテレビがドキュメンタリーを作ってます。
でも、それらは、せいぜいが放映時間30分の深夜枠、いちおう放送しましたよ、とスポンサーや協賛企業に言い訳するため程度のものが殆どです。ときにNHK地方局が作ったりもしますけど、それも15分とか30分が限界。この「ふるさとスペシャル」は日曜午後に1時間枠での放映ですので、異例な大きさと言えますね。富山の人々の力の入り方がびんびんに伝わってきます。

残念ながら富山ローカルなので、視聴可能な方はヴィデオに録画し、感銘を受けたら世界中のお友達にダビングして送りつけてください。内容がダメダメだったら、罵倒や怒りの感想を北日本放送に送るなり、この電子壁新聞にコメントするなりしてやってください。Tさんは泣いたり笑ったりしながら、必ず目を通します。素晴らしかったらきっちりと誉め、酷かったらボコボコにして神通の河原か立山の深い谷に放り投げてやりましょう。局が行っている番組宣伝は以下とのことです。

                            ※※

10月29日 16:00~16:55放送 KNBふるさとスペシャル
「~シモン・ゴールドベルクと山根美代子さんに捧ぐ~一粒の麦 ここに芽ぐむ」
~立山山麓で生涯を終えた流転のヴァイオリニスト、シモン・ゴールドベルクの愛器「バロン・ヴィッタ」の音色がここ富山によみがえる~

ゴールドベルクの音楽的・精神的な遺産を受け継ごうと、この秋ひとつの音楽祭がここ富山に生まれました。それが「こしのくに音楽祭」です。流転の人生を送ったゴールドベルクの富山にいたる波乱の道のりとその音楽性、そして、今月20日に急逝したゴールドベルクの妻でピアニストの山根美代子さんがこの音楽祭にかけた想いとは-?


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「男爵」追悼のため日本緊急訪問 [こしのくに音楽祭]

昨日10月24日午後5時前、故ゴールドベルク山根美代子氏の遺影に詣でるため、「ヴィッタ男爵」が太平洋を渡り東京にやって参りました。無論、従者ニコラス・キッチン氏も一緒です。

冷たい雨が降りしきるなか、大崎の故人宅を訪問した男爵と従者は、霊前に長い祈りを捧げました。その後、ご遺族と思い出話をなさり、静かな時を共になさりました。

白い花に囲まれた故人を両側から守護するように、すっかりお馴染みになったあのゴールドベルク氏の写真と、僚友ゴールドベルク氏が男爵と行動を共にするときに男爵をお包み申し上げた懐かしいヴァイオリンケースとが、並んでおかれておりました。

夫人が逝かれた金曜日以降初めてのすっきり晴れた秋空の下、佃厄遍庵の畳で一夜を過ごされた男爵は、スケールに始まりラズモフスキーの緩徐楽章、ブラームス六重奏曲ト長調冒頭部分と、2時間ばかりお体を整えになられました。先程、現在の居城ボストンに戻るべく、従者ニックに抱かれ成田空港へとお向かいになりました。東京滞在20時間ほどでありました。

なお、故人の遺志により、ニコラス・キッチン氏がゴールドベルク未亡人から託された1730年制グァルネリ・デル・ジェス「バロン・ヴィッタ」の名称は、「ゴールドベルク=バロン・ヴィッタ」となります。


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