成田空港でピアノを弾こう [たびの空]
「音楽業界」か「たびの空」か、よーわからんお知らせです。
世界中のピアノ弾きの皆々様、成田空港ターミナルが、こんな公募を出しております。ほれ。
http://www.narita-airport.jp/jp/fun/event/music/1201entry_musicweek.html
要は、「成田空港第2ターミナルビルでイースター休暇で日本国に集まる世界中の乗客を前に思いっきりピアノを弾いてみないかね、ただし、ノーギャラだけどね」って話です。電車代も出ない、ホントのボランティア仕事。
いかがでしょうか、特にジャンルは限られていないようなので、貴方の自作の音楽を弾くもよし、「ゴールドベルク変奏曲」を弾き始めて朝っぱらから成田に来させられて眠くてたまらぬ関東西地区の方々に心地よい眠りを誘うもよい。はたまた「ジョン・ケージ生誕100年記念」と叫んで4分ちょっとピアノの前に座ってるもよし。持ち時間は15分だから、3回繰り返して演奏も出来るぞっ!
我と思わぬ方は、ご応募なさりたまえっ。ただし、お友達に聴かせたいと思ったら、ちゃんとパスポートかなんかもって来るように言わないと、ターミナルビルに入るためのセキュリティを突破できませんからね。
世界中のピアノ弾きの皆々様、成田空港ターミナルが、こんな公募を出しております。ほれ。
http://www.narita-airport.jp/jp/fun/event/music/1201entry_musicweek.html
要は、「成田空港第2ターミナルビルでイースター休暇で日本国に集まる世界中の乗客を前に思いっきりピアノを弾いてみないかね、ただし、ノーギャラだけどね」って話です。電車代も出ない、ホントのボランティア仕事。
いかがでしょうか、特にジャンルは限られていないようなので、貴方の自作の音楽を弾くもよし、「ゴールドベルク変奏曲」を弾き始めて朝っぱらから成田に来させられて眠くてたまらぬ関東西地区の方々に心地よい眠りを誘うもよい。はたまた「ジョン・ケージ生誕100年記念」と叫んで4分ちょっとピアノの前に座ってるもよし。持ち時間は15分だから、3回繰り返して演奏も出来るぞっ!
我と思わぬ方は、ご応募なさりたまえっ。ただし、お友達に聴かせたいと思ったら、ちゃんとパスポートかなんかもって来るように言わないと、ターミナルビルに入るためのセキュリティを突破できませんからね。
港町の軽便鉄道は空の港へ向かうのだ [たびの空]
当へっぽこ電子壁新聞、最近、いちばん本気で書いてるのは乗り物関係じゃないか、という噂が路地で流れる今日この頃、皆様、いかがお過ごしでしょうか。
さても、釜山空港国際線ターミナルにいます。ここ、ターミナル全体に無料の無線LANが飛んでるのか、それとも今回は使えないアシアナ・ラウンジの前にいるので漏れてくる電波を拾ってるのか、よく判らんです。ま、いずれにせよ、ネットは繋がります。仁川みたいにこれ見よがしに「韓国の最新テクノロジーが提供する無料の無線LANをお楽しみください」なんて派手なことはしてないので、どうも漏れ電波っぽいなぁ。
この空港、国際線と国内線のターミナルがポンポンと並んでて、とてもシンプルで間違いようがなく、なかなか好感度は高いです。関東圏も、ホントはこれくらいの規模の空港が各県にあって、それぞれから様々なLCCがアジア圏の便を飛ばしている、って状況が健全なんでしょうね。住民国民を堂々と正面から説得するという作業を近代国家形成以降一度もちゃんとしたことがない日本国行政テクノクラートさんたちは、騒音問題対策を考えると騒動が起きる箇所はできるだけまとめちゃえ、って大空港にしちゃうんだろうけど。
で、この空港、昨年に空港アクセスとして「軽便鉄道」なるものが出来たらしい。なんじゃそりゃ、と思ったら、なんのことはない、日本語では「ライトレール」とカタカナ化されてるタイプの公共交通機関。富山みたいな路面電車じゃなくて、「ゆりかもめ」とか神戸ポートアイランド線とか、はたまた舎人ライナーと同じ、高いところに橋桁建てて専用線を作るけどモノレールタイプではない奴ですわ。この赤い2両編成。一昨日の到着時、空港シャトルバスの車窓から眺めた愛くるしいお姿。

マイカー天国のうえにバスが発達している韓国の街らしく、空港連絡を視野に入れたライトレールなんだけど、どうもあまり旅行者の利用はないみたい。なんせ、今、釜山駅から空港まで地下鉄とライトレール乗り継いで50分弱。デカイ荷物の乗客が多いと停留所の乗り降りで案外と手間取る空港リムジンバスと所用時間は実質的に殆ど同じだし、乗り継ぎの導線も無理はない。これが地下鉄2号線からの乗り継ぎ駅。もう一階のぼりますが、舎人ライナーみたいにおっかないほど高いところではありません。
土曜の朝なんでラッシュもない。なにより料金はリムジンバスの3分の1くらい。でも、空港職員さん以外の利用はあたくしめだけのようでした。接続駅を出ると、すっかり個人的には釜山風景になった高ぁい風呂屋の煙突が見送ってくれる。
おや、あれ、火事ちゃうかぁ?
釜山の街は坂に市街地が張り付いていて、平地はまるでないのだが、大きな川を越えるとべったりと平らな中州の集まりのような土地が広がってる。おそらく、ある時期までは川のコントロールが出来ない湿地だったんだろう。逆に考えれば、畑や田んぼがドンドン民家や工場や倉庫になってるけど、市街地至近でいくらでもデカイ空港が作れる条件は整っている。
やる気満々の市長でも出てくれば、まだまだイケイケオドンドンで何でもやれちゃうぞ、って感じの街ですね。
空港連絡の軽便鉄道なんて、まるでそのまま銀河ステーションに繋がってどっかにつれてってくれそうだけど、行き先は中州の飛行場でありました。この軽便鉄道、日本からの国内線感覚の短期滞在程度の荷物なら、全く問題なく利用できます。釜山はソウル地下鉄やバスのTカードがまんま使えるから、それも便利この上ない。
さて、ものすごいでっかい荷物を詰め込んだ人々(これじゃあ自家用車かタクシーで空港に来るわなぁ)をそこそこ詰め込み、空の軽便鉄道で大陸のいちばん隅っこの港から東京湾岸に戻りましょ。日本列島は厚い雪雲の下。
何事もなく暖かい成田に戻ってきました。で、この写真の橋が、「軽便鉄道」が釜山市街から西に広がる川向こうの砂州に向けて川を渡る路線。既存の橋の上に線路を作ってるんじゃなくて、独立の橋を新たにかけた。凄いインフラ投資だなぁ。
ちなみにエンジンの下はもう空港です。
さても、釜山空港国際線ターミナルにいます。ここ、ターミナル全体に無料の無線LANが飛んでるのか、それとも今回は使えないアシアナ・ラウンジの前にいるので漏れてくる電波を拾ってるのか、よく判らんです。ま、いずれにせよ、ネットは繋がります。仁川みたいにこれ見よがしに「韓国の最新テクノロジーが提供する無料の無線LANをお楽しみください」なんて派手なことはしてないので、どうも漏れ電波っぽいなぁ。
この空港、国際線と国内線のターミナルがポンポンと並んでて、とてもシンプルで間違いようがなく、なかなか好感度は高いです。関東圏も、ホントはこれくらいの規模の空港が各県にあって、それぞれから様々なLCCがアジア圏の便を飛ばしている、って状況が健全なんでしょうね。住民国民を堂々と正面から説得するという作業を近代国家形成以降一度もちゃんとしたことがない日本国行政テクノクラートさんたちは、騒音問題対策を考えると騒動が起きる箇所はできるだけまとめちゃえ、って大空港にしちゃうんだろうけど。
で、この空港、昨年に空港アクセスとして「軽便鉄道」なるものが出来たらしい。なんじゃそりゃ、と思ったら、なんのことはない、日本語では「ライトレール」とカタカナ化されてるタイプの公共交通機関。富山みたいな路面電車じゃなくて、「ゆりかもめ」とか神戸ポートアイランド線とか、はたまた舎人ライナーと同じ、高いところに橋桁建てて専用線を作るけどモノレールタイプではない奴ですわ。この赤い2両編成。一昨日の到着時、空港シャトルバスの車窓から眺めた愛くるしいお姿。
マイカー天国のうえにバスが発達している韓国の街らしく、空港連絡を視野に入れたライトレールなんだけど、どうもあまり旅行者の利用はないみたい。なんせ、今、釜山駅から空港まで地下鉄とライトレール乗り継いで50分弱。デカイ荷物の乗客が多いと停留所の乗り降りで案外と手間取る空港リムジンバスと所用時間は実質的に殆ど同じだし、乗り継ぎの導線も無理はない。これが地下鉄2号線からの乗り継ぎ駅。もう一階のぼりますが、舎人ライナーみたいにおっかないほど高いところではありません。
空港連絡の軽便鉄道なんて、まるでそのまま銀河ステーションに繋がってどっかにつれてってくれそうだけど、行き先は中州の飛行場でありました。この軽便鉄道、日本からの国内線感覚の短期滞在程度の荷物なら、全く問題なく利用できます。釜山はソウル地下鉄やバスのTカードがまんま使えるから、それも便利この上ない。
さて、ものすごいでっかい荷物を詰め込んだ人々(これじゃあ自家用車かタクシーで空港に来るわなぁ)をそこそこ詰め込み、空の軽便鉄道で大陸のいちばん隅っこの港から東京湾岸に戻りましょ。日本列島は厚い雪雲の下。
追記
何事もなく暖かい成田に戻ってきました。で、この写真の橋が、「軽便鉄道」が釜山市街から西に広がる川向こうの砂州に向けて川を渡る路線。既存の橋の上に線路を作ってるんじゃなくて、独立の橋を新たにかけた。凄いインフラ投資だなぁ。
あっぱれエアプサン! [たびの空]
釜山港を臨む、釜山駅近くの日系チェーンビジネスホテルにいます。今、元ボロメーオQのヴィオラのハン・シンユンと明日彼女が弾くバルトークのヴィオラ協奏曲の版についての話を肴に、鮑粥とマッコリを喰らって、タクシーぶっ飛ばして戻ってきたところ。ニックからはバルトークの第6クァルテットの初稿なんてトンでもない話を聞いたけど、それはいくらなんでもこんなところには書けぬ。
ま、そーゆー話はそれとして、ノンビリしたアホ話を。ええ、昨日の午前中に突如として釜山に来ることになって、まず考えたのはスターアライアンスかスカイチームのマイルを切ることでありました。こんな閑散期の平日、いくらでも取れるじゃろ、と思った。で、結論から言えば、スカイチームはデルタの成田・釜山便が取れるのだが、旧ノースウェストの成田ハブ太平洋フライトの常として、釜山到着が夜の8時過ぎ。これじゃあ演奏会に間に合わぬ。ノースウェスト時代はウェブ上で大韓航空がいくらでも取れたのだけど、デルタになって全く出てこない。うううん。じゃ、スターアライアンスは、といえば、ANAは釜山便は撤退しているし、アシアナは系列子会社のエアプサンとのコードシェアにしちゃって、なくなってる。接続便も出てこない。なにより、今日の明日では無料航空券は出てこないみたい。
てなわけで、唯一にして絶対的な手段、今、巷でちょっと話題のLCC、よーするに、空の格安長距離バスでありますな、その急成長株、エアプサンを使うことにした。だってね、搭乗前日にフルプライスで往復買っても、東京博多片道の正規運賃の半額以下だもん。新幹線でも博多までの片道分とちょっとくらい。
さても、そんなこんなでおそるおそる成田に向かいます。チェックインは団体と一般の区別しかなく、ファーストもビジネスもありません。フルプライス払おうが、キャンセル不可の早期事前購入で数千円だろうが、等しく列を作ります。チェックイン作業をしてるのはアシアナのおねーさんたちでした。で、ゲートも、バスゲートです。無論、ラウンジなんてありません。搭乗まで、ひたすら成田の隅っこで待ってます。搭乗時間になっても目の前に飛行機などおらず、バスで第1ターミナルと第2ターミナルの間、国内線の737やDC9なんかが駐められるスポットまで走ります。と、737が待ってる。「ちいさぁい」なんて声も周囲から揚がってるが、これを小さいと言っていたらアメリカの国内線なんて乗れんぞぉ!
んで、まあ7割から8割程度埋まった機内に収まる。関東圏に乗り入れているLCCで最も有名な春秋航空のシートに比べれば、遙かに広いんじゃないかしら。ちょっくら乱暴に成田Aランを南から筑波の方に離陸、うちの親父が数日前に入った墓の上の辺りをぐるりとまわって、ひたすら西に向かう(っても、機内にナビゲーション案内などのオーディオ・ヴィジュアル設備は一切ないので、ホントはどんな道を取ったのか判らない)。なんかいつもと同じだなぁ、と思ってると、やがて驚くなかれ、スナックが出ます。ほれ。
おお、今時ANAやJALの国内線じゃあお目にかからないような、立派な三時のおやつだっ!ちゃんと無料の飲み物もある。ってか、この会社、機内で有料の食い物や飲み物は売るつもりがないようなんですわ。メリディアナとかエアヨーロッパなんかの、スナックでも水でも免税品でもなんでもかんでも売っちゃうよ、って感じとはそーとーに違う。ビールくれ、って言ってた人には、ない、って応えてるもん。おねーさんもセカセカした感じじゃないけど、ちゃんときっちりかっちり働いてるし、エアプサン、なかなか好感度が高いぞ。
そんなこんなの2時間弱のフライトで、海峡の側から釜山空港に着陸。がっちり待避壕の中に入ってるのがF-15Kならぬちっちゃい輸送機なのが不思議だなぁ、とろくに見えぬ外を通路側からちらちら眺めつつ(787のちょっとばかし上に長い窓は、外部視界の確保には有効なのであるなぁ、と実感した次第)、さあ駐まったぞ、と思ったら、おおおやっぱり目の前にはターミナルなどなく、またバスゲートであります。地上の空気は、流石に半島は南端とはいえ寒い!
そんなわけで、やくぺん先生としてはアジア地区で初めてのLCCのたびの空、ぶっちゃけ、まるで普通でありました。そりゃね、突拍子もないことを期待してた方が悪いんだろーけど。
この路線&会社、案外と使えるじゃあないの、って、あまりにもまともな結論となった「たびの空」でありましたとさ。
ま、そーゆー話はそれとして、ノンビリしたアホ話を。ええ、昨日の午前中に突如として釜山に来ることになって、まず考えたのはスターアライアンスかスカイチームのマイルを切ることでありました。こんな閑散期の平日、いくらでも取れるじゃろ、と思った。で、結論から言えば、スカイチームはデルタの成田・釜山便が取れるのだが、旧ノースウェストの成田ハブ太平洋フライトの常として、釜山到着が夜の8時過ぎ。これじゃあ演奏会に間に合わぬ。ノースウェスト時代はウェブ上で大韓航空がいくらでも取れたのだけど、デルタになって全く出てこない。うううん。じゃ、スターアライアンスは、といえば、ANAは釜山便は撤退しているし、アシアナは系列子会社のエアプサンとのコードシェアにしちゃって、なくなってる。接続便も出てこない。なにより、今日の明日では無料航空券は出てこないみたい。
てなわけで、唯一にして絶対的な手段、今、巷でちょっと話題のLCC、よーするに、空の格安長距離バスでありますな、その急成長株、エアプサンを使うことにした。だってね、搭乗前日にフルプライスで往復買っても、東京博多片道の正規運賃の半額以下だもん。新幹線でも博多までの片道分とちょっとくらい。
さても、そんなこんなでおそるおそる成田に向かいます。チェックインは団体と一般の区別しかなく、ファーストもビジネスもありません。フルプライス払おうが、キャンセル不可の早期事前購入で数千円だろうが、等しく列を作ります。チェックイン作業をしてるのはアシアナのおねーさんたちでした。で、ゲートも、バスゲートです。無論、ラウンジなんてありません。搭乗まで、ひたすら成田の隅っこで待ってます。搭乗時間になっても目の前に飛行機などおらず、バスで第1ターミナルと第2ターミナルの間、国内線の737やDC9なんかが駐められるスポットまで走ります。と、737が待ってる。「ちいさぁい」なんて声も周囲から揚がってるが、これを小さいと言っていたらアメリカの国内線なんて乗れんぞぉ!


そんなこんなの2時間弱のフライトで、海峡の側から釜山空港に着陸。がっちり待避壕の中に入ってるのがF-15Kならぬちっちゃい輸送機なのが不思議だなぁ、とろくに見えぬ外を通路側からちらちら眺めつつ(787のちょっとばかし上に長い窓は、外部視界の確保には有効なのであるなぁ、と実感した次第)、さあ駐まったぞ、と思ったら、おおおやっぱり目の前にはターミナルなどなく、またバスゲートであります。地上の空気は、流石に半島は南端とはいえ寒い!
そんなわけで、やくぺん先生としてはアジア地区で初めてのLCCのたびの空、ぶっちゃけ、まるで普通でありました。そりゃね、突拍子もないことを期待してた方が悪いんだろーけど。
この路線&会社、案外と使えるじゃあないの、って、あまりにもまともな結論となった「たびの空」でありましたとさ。
シベリア上空12キロ湿度30%? [たびの空]
昨日は、午前6時40分くらいに羽田空港の海側、C滑走路に南側から着陸、無事にTokioに戻っております。
さても、日本国のメディアでのみいろいろと話題のボーイング787、本領発揮の飛行時間8時間を越える長距離フライト営業運航第2便、果たしてどんなものであったかっ。なんせ就航第1便は土曜日にフランクフルトを発って日曜朝に羽田に着く週末運航だっんで、恐怖の「東京に朝っぱらに戻ったらちゃんと9時には出勤し、出張レポートを提出して下さいね」ビジネス便としての実質初便だったわけですから。
まずぶっちゃけ、ANAさんは絶対に報道しないとは思いますけど、空いてました。そもそも正月明けから旧正月までのこの時期は、ウルトラ閑散期。今年は旧正月が1月23日だったので、これが北京やら香港便だったら大騒ぎだったんでしょうけど、幸か不幸か極東の放射性物質まみれの列島は歴史上まともに旧正月を祝ったことがないアジア地区では珍しい例外的な場所。ごく当たり前の週の始めだったわけです。ヨーロッパは天気は悪く、日は短く、観光シーズンとしては最悪なので、ゴッソリ団体観光客さんが乗ってくるわけでもない(ってか、そもそも熟年には体力的に厳しいこの便の時間設定、団体観光客はあまり想定してないでしょう)。てなわけで、機体の前半分を占めるビジネスクラスはどーだったか知らぬが、少なくとも機体うしろ半分の貧乏人席は、ガラガラとまでは言わぬが、たっぷり空いてました。2-4-2、それも真ん中の4席は実質上2-2の配置になってる横並びの客席で、人が座ってるのは窓側と、真ん中4席のひとつ、ってくらいです。
国内線仕様のギュウ詰めタイプは300席を越えるキャパがあるのに、この長距離国際線タイプは総客席が半分以下のゆったりっぷり。正直、ゆったり過ぎる感じもある太っ腹配置です。
http://www.ana.co.jp/int/inflight/seatmap/b787_8/index.html
ちなみに、国内線専用タイプの配置はこう。
http://www.ana.co.jp/pr/12-0103/11a-153.html
もうまるっきり別物でんがな。
だから、昨日の11時間半弱の滞在が極めて快適だったことのひとつの理由は、機内配置に余裕があった上に空いていた、という状況が大きい。787のハードとしての機能がどの程度快適さに有効だったかは、それこそパッツンパッツンの夏の北米フライトとか、まああたしゃ乗りそうもないけどオリンピック向けの東京・リオデジャネイロ16時間越え直行便とかじゃないと、なんとも判らぬですね。
以上の前提を踏まえた上でお気楽な感想を述べさせていただきますと、ぶっちゃけ、なんか、楽でした。機内が広いとか、天井が高いとか仰る方もいるけど、それはそんなに感じない。ただ、767と同じくラスの大きさなのに、777かなんかに乗ってるみたいな感じはあります。つまり、広い、ってことなでしょうね。
昨今はどのメイジャー・キャリアも機内設備を細かく差異化する傾向にあって、DC8-63みたいな延々数100メートルもの細長ぁい廊下がずーっと続いてる感とか、ワークステーションを全部地下に押し込んだ懐かしいANAのトライスターのだだっ広さ感はなく、どっかの部屋の中にいるみたい。いちばん後のブロックのいちばん前真ん中の4列席(しばしば赤ちゃんを連れたお客さんに割り振られる、足下に余裕がある列)24Dに一人で陣取って(チケット購入時にアサインしていたのは23Cでしたけど、隣の窓際に座った青年がいきなり一眼レフ出して客席周囲を撮影し始め、ノートまで出し始めたので、あああこいつは自分のブログに「ドリームライナーに乗りました」ってな大喜びの記事を書くよーな奴だな、と思ってさっさと空いてる席に替わりました)、離着陸時ははす向かいに座ってるスチュワーデスのおねーさんとバカ話をしてると、貧乏人席の機内とは思えぬくらいでありました。
飛行機の真ん中4人席(かつてのノースウェスト・ジャンボなどはきょーふの5人席でしたねぇ)は外がまるっきり判らず、実質的に密室状態になってしまうのが常でありましたけど、この飛行機に関する限り、確かにある程度の外との繋がりは感じられる。窓が上にちょっと長く、窓のちっちゃいので悪名高いエアバス320系に比べると倍くらいの感じ(あくまでも感じで、エアバス社さんはそんなことはないとデータで言い立てるでしょうけど)はある。ただし、広い、というよりも、長い、って印象です。結果として、小生の座ったところで受ける機内の雰囲気は、ジャンボの1階のいちばん前のビジネスクラス席の1列目か2列目くらいに座ってるのに似てた。扉にくっついてる細長い窓から、日本時間朝5時過ぎの東の空を眺めると、こんな感じ。こんな風景が真ん中席から見えたことがなかった。
着陸時もこんな感じ。シベリアから新潟で列島に上陸、最終的に成田空域西で北海道から羽田に向かう道に入り、房総半島上空をかなり南下、東京湾に南から侵入するため、ぐるうっと反対を向き始めたあたり。
満杯になったらどうなるか判らぬが、ま、これくらいの外部感はあります。
もうひとつ、話題の加湿器。これ、効果はあるみたいです。短距離ならともかく、やっぱり8時間を越えるフライトの場合、かなり決定的かもしれない。直接のライバルのA350には脅威かもしれないな。航空会社とすれば、機材繰りの関係で777やらA330になっちゃったらダメなんであまり大声では宣伝したくないでしょうけど、787使用便をわざわざ選ぶ理由には充分になると思いますよ。暫くすると、最も恩恵を被るだろうスチュワーデスさんなんかから、本音が漏れ聞こえてくるでしょうね。
とはいえ、機内全体に湿気が満遍なく行き渡る、というのではありません。一生懸命に湿った空気をどっから出してるみたいだぞ、って感じ。顔の周りをたまに湿った空気が流れてくる、ってのがホントのところ。まあねぇ、シベリア上空12キロで、そのへんにフワフワ浮いてる分子そのものが圧倒的に少ない場所にいるわけですから、吹き出してくる湿った空気の動きが直接感じられてしまうのは仕方ないでしょう。湿度30%ってのがホントなら、ここ厄天庵の冬の乾燥っぷりにいるくらいだなぁ。
椅子は最近の薄いタイプのANAの貧乏人席椅子ですから、ま、あんなもの。実質殆ど倒れないけど、小生のように実は機内では寝られない奴にはこれで充分です。なんせ、パソコンを安心して開けます。各席に電源も着いているので、お仕事はまあ、出来ます。その意味で、当たりの席を選ばないと貧乏人席では仕事が殆ど不可能だったノースウェスト・ジャンボとかに比べれば、大いなる進歩であります。ただ、機内で本気で寝るのが習慣の方には、ちょっとキツイでしょうけどね。
忘れてはならぬのはトイレ。ブルネイ航空の黄金のトイレみたいな豪華さじゃないものの、ビジネスクラスかと思える程の広さ。話題のTOTOウォシュレット機内タイプも案外抵抗なく機能します。日系航空会社の貧乏人席でこんなに広いトイレは初めてだぞ。
そもそも上の客席配置図からお判りのように、昨今のメイジャーキャリアの機内らしくビジネスクラス席が中心の構造で、うしろに貨物の代わりみたいにくっついてる貧乏人席は100席ちょっとしかない。だからトイレの数も充分でした。これは最大のウリでしょうね。ま、同じANAの787でも、近距離国際線タイプや国内線タイプはこういうわけにはいかないんでしょうけど。
あ、そうそう、ひとつだけ気をつけること。このANAの長距離国際線仕様の貧乏人席には、今時珍しい、全く窓のない列がひとつだかありました。閉所恐怖症の方はお気を付けて下さい。チェックインのときに、「窓のない列はイヤ」とちゃんと言うこと。それこそDC8やらには窓なし席っていっぱいあったわなぁ。懐かしや。
以上、それなりに無茶のない状況で降り立った羽田は、体内時間は夜の11時なんだけど、朝の光が輝く7時前。そこからの長い1日は、飛行機がどうだったという問題ではない。東京駅から厄天庵までの都バスが雪の凍結で滅茶苦茶なことになってたり
中央大橋の上で清掃車が横向きになり佃嶋閉鎖になりかけたり。すったもんだの雪の翌朝の東京首都圏を尻目に、昼過ぎにはかかってくる電話も取らずに炬燵の中で寝込んでしまったやくぺん先生でありましたとさ。ああ、もーれつサラリーマンさんは、機内で仕事のレポートを纏め、この睡魔と闘って働かねばならぬのだなぁ、大変だなぁ、偉いなぁ。
若きあたくしめよ、これが21世紀の現実だっ。
※アル様のコメントで指摘されましたように、以下の「追記」は、とんでもない事実誤認に基づいて書かれた大嘘です。削除すべきでしょうが、当電子壁新聞の「書いてあることはみんな嘘、信じるな」というモットーの具体例として、晒しておきます。浅い現実認識でこんなことを言い立てる馬鹿が書いているのだ、とご理解くださいな。
自分には関係なかったんで全く忘れてたこと。
この便の時間設定の大きなウリは、「羽田での国内線乗り換えによる日本全国どこでも午前11時前には到着」という点にもあるわけですね。んで、イミグレーションも手荷物受け取りも税関通過も瞬く間の羽田で入国し、国内線に乗り換える客はかなりいたようです。ってか、荷物受け取ってそのまま真っ直ぐにモノレール浜松町駅行きに乗ったのは、小生くらいしかいなかったみたい。
で、問題となってくるのは、あの新羽田国際線ターミナルの国内線乗り継ぎの不便さなんじゃないかしら。今時、世界の主要都市空港ターミナルで、国内線と国際線が全く別の場所にある、ましてや滑走路挟んで反対側にある、なんてアホな設計をしてるのは、ここくらいでしょ(乗り継ぎ客のバスが滑走路を横切るために延々と飛行機が下りてくるのを待たされた、かつてのミネアポリス・セントポール空港の国際線ターミナルが思い出されるぞ)。あたしにゃどーでもいいことだけどさ、日本到着時は荷物はスルーにならないんでしょうから(でしょ?)、入国審査と税関審査を出た目の前に、乗り継ぎ便への手荷物をドロップできるカウンターがドッカンと設置されてるべきだろーに。
ところが、あの空港ターミナル、どうみても東京が終点の乗客のことしか考えて設計してません。乗り継ぎ客は手荷物を引っ張って延々とAランの向こうの国内線ターミナルまでバスなり鉄道なりで行け、ってことなんでしょうかね。これじゃ、完全に欠陥空港ですわ。
手荷物が出てくるところには、かなりの数のANAさんのスタッフが待ち受けていて、乗り継ぎ客に貼り付くみたいにして手伝いをしていたけど、この先もずっとあの調子でやるんでしょうか。
ハブ空港なんて本気で言うのなら、こういう乗り継ぎ利用者にとってホントに必要な細部の利便性を計ることこそが第一。いろいろお土産物屋があるとか、おもてなしがどうだとか、そんなのはどーだって良い。

まずぶっちゃけ、ANAさんは絶対に報道しないとは思いますけど、空いてました。そもそも正月明けから旧正月までのこの時期は、ウルトラ閑散期。今年は旧正月が1月23日だったので、これが北京やら香港便だったら大騒ぎだったんでしょうけど、幸か不幸か極東の放射性物質まみれの列島は歴史上まともに旧正月を祝ったことがないアジア地区では珍しい例外的な場所。ごく当たり前の週の始めだったわけです。ヨーロッパは天気は悪く、日は短く、観光シーズンとしては最悪なので、ゴッソリ団体観光客さんが乗ってくるわけでもない(ってか、そもそも熟年には体力的に厳しいこの便の時間設定、団体観光客はあまり想定してないでしょう)。てなわけで、機体の前半分を占めるビジネスクラスはどーだったか知らぬが、少なくとも機体うしろ半分の貧乏人席は、ガラガラとまでは言わぬが、たっぷり空いてました。2-4-2、それも真ん中の4席は実質上2-2の配置になってる横並びの客席で、人が座ってるのは窓側と、真ん中4席のひとつ、ってくらいです。
http://www.ana.co.jp/int/inflight/seatmap/b787_8/index.html
ちなみに、国内線専用タイプの配置はこう。
http://www.ana.co.jp/pr/12-0103/11a-153.html
もうまるっきり別物でんがな。
だから、昨日の11時間半弱の滞在が極めて快適だったことのひとつの理由は、機内配置に余裕があった上に空いていた、という状況が大きい。787のハードとしての機能がどの程度快適さに有効だったかは、それこそパッツンパッツンの夏の北米フライトとか、まああたしゃ乗りそうもないけどオリンピック向けの東京・リオデジャネイロ16時間越え直行便とかじゃないと、なんとも判らぬですね。
以上の前提を踏まえた上でお気楽な感想を述べさせていただきますと、ぶっちゃけ、なんか、楽でした。機内が広いとか、天井が高いとか仰る方もいるけど、それはそんなに感じない。ただ、767と同じくラスの大きさなのに、777かなんかに乗ってるみたいな感じはあります。つまり、広い、ってことなでしょうね。
昨今はどのメイジャー・キャリアも機内設備を細かく差異化する傾向にあって、DC8-63みたいな延々数100メートルもの細長ぁい廊下がずーっと続いてる感とか、ワークステーションを全部地下に押し込んだ懐かしいANAのトライスターのだだっ広さ感はなく、どっかの部屋の中にいるみたい。いちばん後のブロックのいちばん前真ん中の4列席(しばしば赤ちゃんを連れたお客さんに割り振られる、足下に余裕がある列)24Dに一人で陣取って(チケット購入時にアサインしていたのは23Cでしたけど、隣の窓際に座った青年がいきなり一眼レフ出して客席周囲を撮影し始め、ノートまで出し始めたので、あああこいつは自分のブログに「ドリームライナーに乗りました」ってな大喜びの記事を書くよーな奴だな、と思ってさっさと空いてる席に替わりました)、離着陸時ははす向かいに座ってるスチュワーデスのおねーさんとバカ話をしてると、貧乏人席の機内とは思えぬくらいでありました。
飛行機の真ん中4人席(かつてのノースウェスト・ジャンボなどはきょーふの5人席でしたねぇ)は外がまるっきり判らず、実質的に密室状態になってしまうのが常でありましたけど、この飛行機に関する限り、確かにある程度の外との繋がりは感じられる。窓が上にちょっと長く、窓のちっちゃいので悪名高いエアバス320系に比べると倍くらいの感じ(あくまでも感じで、エアバス社さんはそんなことはないとデータで言い立てるでしょうけど)はある。ただし、広い、というよりも、長い、って印象です。結果として、小生の座ったところで受ける機内の雰囲気は、ジャンボの1階のいちばん前のビジネスクラス席の1列目か2列目くらいに座ってるのに似てた。扉にくっついてる細長い窓から、日本時間朝5時過ぎの東の空を眺めると、こんな感じ。こんな風景が真ん中席から見えたことがなかった。
もうひとつ、話題の加湿器。これ、効果はあるみたいです。短距離ならともかく、やっぱり8時間を越えるフライトの場合、かなり決定的かもしれない。直接のライバルのA350には脅威かもしれないな。航空会社とすれば、機材繰りの関係で777やらA330になっちゃったらダメなんであまり大声では宣伝したくないでしょうけど、787使用便をわざわざ選ぶ理由には充分になると思いますよ。暫くすると、最も恩恵を被るだろうスチュワーデスさんなんかから、本音が漏れ聞こえてくるでしょうね。
とはいえ、機内全体に湿気が満遍なく行き渡る、というのではありません。一生懸命に湿った空気をどっから出してるみたいだぞ、って感じ。顔の周りをたまに湿った空気が流れてくる、ってのがホントのところ。まあねぇ、シベリア上空12キロで、そのへんにフワフワ浮いてる分子そのものが圧倒的に少ない場所にいるわけですから、吹き出してくる湿った空気の動きが直接感じられてしまうのは仕方ないでしょう。湿度30%ってのがホントなら、ここ厄天庵の冬の乾燥っぷりにいるくらいだなぁ。
椅子は最近の薄いタイプのANAの貧乏人席椅子ですから、ま、あんなもの。実質殆ど倒れないけど、小生のように実は機内では寝られない奴にはこれで充分です。なんせ、パソコンを安心して開けます。各席に電源も着いているので、お仕事はまあ、出来ます。その意味で、当たりの席を選ばないと貧乏人席では仕事が殆ど不可能だったノースウェスト・ジャンボとかに比べれば、大いなる進歩であります。ただ、機内で本気で寝るのが習慣の方には、ちょっとキツイでしょうけどね。
忘れてはならぬのはトイレ。ブルネイ航空の黄金のトイレみたいな豪華さじゃないものの、ビジネスクラスかと思える程の広さ。話題のTOTOウォシュレット機内タイプも案外抵抗なく機能します。日系航空会社の貧乏人席でこんなに広いトイレは初めてだぞ。
そもそも上の客席配置図からお判りのように、昨今のメイジャーキャリアの機内らしくビジネスクラス席が中心の構造で、うしろに貨物の代わりみたいにくっついてる貧乏人席は100席ちょっとしかない。だからトイレの数も充分でした。これは最大のウリでしょうね。ま、同じANAの787でも、近距離国際線タイプや国内線タイプはこういうわけにはいかないんでしょうけど。
あ、そうそう、ひとつだけ気をつけること。このANAの長距離国際線仕様の貧乏人席には、今時珍しい、全く窓のない列がひとつだかありました。閉所恐怖症の方はお気を付けて下さい。チェックインのときに、「窓のない列はイヤ」とちゃんと言うこと。それこそDC8やらには窓なし席っていっぱいあったわなぁ。懐かしや。
以上、それなりに無茶のない状況で降り立った羽田は、体内時間は夜の11時なんだけど、朝の光が輝く7時前。そこからの長い1日は、飛行機がどうだったという問題ではない。東京駅から厄天庵までの都バスが雪の凍結で滅茶苦茶なことになってたり
若きあたくしめよ、これが21世紀の現実だっ。
追記
※アル様のコメントで指摘されましたように、以下の「追記」は、とんでもない事実誤認に基づいて書かれた大嘘です。削除すべきでしょうが、当電子壁新聞の「書いてあることはみんな嘘、信じるな」というモットーの具体例として、晒しておきます。浅い現実認識でこんなことを言い立てる馬鹿が書いているのだ、とご理解くださいな。
自分には関係なかったんで全く忘れてたこと。
この便の時間設定の大きなウリは、「羽田での国内線乗り換えによる日本全国どこでも午前11時前には到着」という点にもあるわけですね。んで、イミグレーションも手荷物受け取りも税関通過も瞬く間の羽田で入国し、国内線に乗り換える客はかなりいたようです。ってか、荷物受け取ってそのまま真っ直ぐにモノレール浜松町駅行きに乗ったのは、小生くらいしかいなかったみたい。
で、問題となってくるのは、あの新羽田国際線ターミナルの国内線乗り継ぎの不便さなんじゃないかしら。今時、世界の主要都市空港ターミナルで、国内線と国際線が全く別の場所にある、ましてや滑走路挟んで反対側にある、なんてアホな設計をしてるのは、ここくらいでしょ(乗り継ぎ客のバスが滑走路を横切るために延々と飛行機が下りてくるのを待たされた、かつてのミネアポリス・セントポール空港の国際線ターミナルが思い出されるぞ)。あたしにゃどーでもいいことだけどさ、日本到着時は荷物はスルーにならないんでしょうから(でしょ?)、入国審査と税関審査を出た目の前に、乗り継ぎ便への手荷物をドロップできるカウンターがドッカンと設置されてるべきだろーに。
ところが、あの空港ターミナル、どうみても東京が終点の乗客のことしか考えて設計してません。乗り継ぎ客は手荷物を引っ張って延々とAランの向こうの国内線ターミナルまでバスなり鉄道なりで行け、ってことなんでしょうかね。これじゃ、完全に欠陥空港ですわ。
手荷物が出てくるところには、かなりの数のANAさんのスタッフが待ち受けていて、乗り継ぎ客に貼り付くみたいにして手伝いをしていたけど、この先もずっとあの調子でやるんでしょうか。
ハブ空港なんて本気で言うのなら、こういう乗り継ぎ利用者にとってホントに必要な細部の利便性を計ることこそが第一。いろいろお土産物屋があるとか、おもてなしがどうだとか、そんなのはどーだって良い。
フランクフルト空港(のANA)は燃えているか! [たびの空]
マイン川の畔のフランクフルト空港、ラウンジです。ここのラウンジ、無線LANが無料になって、ちょっと前まではTモバイルに入らないとダメ、なんて強気なことを言ってたのが嘘のような太っ腹ぶり。アジア各地の空港が空港ターミナル内無線LAN無料を常識にし始めているから、流石にヨーロッパも重い腰を上げた、ってことなのかしらね。
さても、去る土曜日から羽田とここフランクフルト空港の間をANAの787が飛び始め、やっとこの飛行機の燃費の良さとか長距離乗って楽な機内の湿度増加とか、本領発揮というわけでありましょう。ま、燃費なんてわしゃ知らんが、後者の方はあと半日後に羽田到着後に正直な実感をお伝えしましょうぞ。ANAやボーイングさんからモニター代を貰ってるわけじゃないけどさ。
席は一昨年くらいからNY線に入ってる貧乏人席でも後に倒れてこない奴で、その辺りは特にどうということはないだろー。ま、身長190センチを越えるようなアルテミスの元ヴィオラ君とかはきっついらしいけど、ふつーのアジア系には有り難いこってす。パソコン開くのにも便利だし。
んで、フランクフルト第1ターミナルBのスターアライアンスのチェックインコーナー、いつものANAの辺りに近付くと、ほーれ、こんなんぶら下げて盛り上げてる。
この前、ここに立ち寄った時は、大西洋上空赤道近辺でエールフランスの330が消息を絶ったらしい、まだ行方がわからぬ、などという極めて不穏な空気が流れていて、空港職員のおにーさんやオバチャンも何が出来るでもないけどとっても心配そうにCNNかなんかを眺めてた。いかにもエールフランスらしい仏蘭西政府お得意の情報統制で未だに何が起きたかはっきりしてないあの事故、結局、なんだったのか。あれだけのことやっといて、未だにエールフランスは安全な航空会社というブランドイメージを維持してるんだから、フランスという国はオソロシーところだなぁ。スチュワーデスが機内でドロボウやるし、アメリカだったら潰れてるぞ、あの会社。
もとい。流石にチェックインには早過ぎたか、まだ閑散としてます。ただ、職員さんはいっぱい出てます。対応してくれた日本人(だと思う)のお姉さんは見習いマークをつけていて、横の中国系のおねえさまからいろいろ指示を受けながらしどろもどろにパチパチ打ち込む。首から掛けてるタッグには、"We fly first 787!"なんて書いてある。内部的には盛り上がってるぞぉ。
アッと言う間にチェックインし、ズルズルとセキュリティを抜け、EU出国を抜け(さらばEUの地、税金が終わるまでしばしの別れじゃ)、スターアライアンスの長距離国際便が溜まってるウィングの方に向かって行くと、これまでは夕方にフランクフルトを発ち夕方に成田に到着する便のスポットがあった辺りに、こんなデカイ宣伝が。
んで、反対を眺めると、おお、おりました、B42番というウィングのいちばん付け根に、朝っぱらに到着した筈の787がスポットインしております。
正直、「ああ、あれが787だぁ」なんて指差して大喜びの羽田の第2ターミナル真ん中のスポット近辺みたいな状況は、全然、ありません。
考えてみれば、「長距離ハブ間大量輸送、あとは列車」という発想で380を強烈にプッシュしているヨーロッパとすれば、「世界のどこでも乗り換え無しのポイント間直行」という発想の787は宿敵なわけですから、盛り上げる必要も無いわけだし、実際、ホントにボーイングが仰るような使い方をするならば、787というのは季節によって運航路線がコロコロ変わったり、需用によって出発到着時間もコロコロ変わる、ゲリラ的な運用をすべき飛行機なわけで、「就航したぞぉ」って派手な宣伝はあまり意味はない筈。運行管理部とか、需要予測をして路線設定を細かくするセクションとかがきちんとした航空会社じゃないと、ホントに使いこなすのは難しい、凄くプロっぽい使い方をすべき飛行機なんでしょうね。例えば、夏の間だけ羽田・ザルツブルク線を出すとか(あの空港でも、この大きさならいけるでしょ)、ラマダン明けだけ関空・メッカ線を飛ばす、とかね。
ぼーっと眺めてると、あっちこっちから空港の内部だけを走れる専用車がやってきて、制服を着た人たちが下りてきては、機体を眺めてます。写真撮ってる奴らもいる。ランディング・ギアの下に潜り込んであちこち叩いたり、エンジンカウルの後から覗き込んでなんかいろいろ話したり。
よーするに、飛行機を弄るプロ連中が、もうすぐこの機体がジャンジャン来るようになるので、ともかくどんなもんか見てみよう、って見物に来てるみたい。
そんなこんな、ラウンジに入り込んでしまい、B43スポットが見えなくなっちゃって、出発前1時間と迫ったこの瞬間に機体周辺やスポット近辺がどうなってるのか判らない。ま、ANAさんやら日本のメディアがどう伝えるか知らぬが、就航第2便目、月曜の朝到着で、いよいよ今日からがお父さんの恐怖の出張フライト専門便(なんせ、羽田を深夜の1時に出て、寝てるとフランクフルトに朝の5時に到着し、もう午前中から会議が出来ます!)としてのデビューになる787を巡って、フランクフルト空港は…あんまり、燃えてません。
20世紀の半ば頃、東京オリンピックに盛り上がり、アポロの月着陸を期待し、その一方で心のどこかで核戦争で世界がなくなってしまう不安を真剣に感じていたガキらは、自分が大人になる21世紀には、東京からヨーロッパまでマッハ3で北極圏上空を飛び越えて4時間で到着するようになる、と信じていた。そういうのが「進歩」だと思ってた。燃費だとか、乗り心地とか、そんなものが未来に待っていようとは。
僕の未来をかえせ、とは言わない。だって、あの頃、東ドイツがなくなるなんて、ましてやソ連がなくなるなんて、誰も思っていなかったもんね。
リアルな「未来」に乗って、シベリアを越え、アプローチから厄天庵を眺める羽田にかえろー。考えてみたら、ヨーロッパからHanedaに戻るのは、ほぼ40年ぶりじゃないか。
さても、去る土曜日から羽田とここフランクフルト空港の間をANAの787が飛び始め、やっとこの飛行機の燃費の良さとか長距離乗って楽な機内の湿度増加とか、本領発揮というわけでありましょう。ま、燃費なんてわしゃ知らんが、後者の方はあと半日後に羽田到着後に正直な実感をお伝えしましょうぞ。ANAやボーイングさんからモニター代を貰ってるわけじゃないけどさ。
席は一昨年くらいからNY線に入ってる貧乏人席でも後に倒れてこない奴で、その辺りは特にどうということはないだろー。ま、身長190センチを越えるようなアルテミスの元ヴィオラ君とかはきっついらしいけど、ふつーのアジア系には有り難いこってす。パソコン開くのにも便利だし。
んで、フランクフルト第1ターミナルBのスターアライアンスのチェックインコーナー、いつものANAの辺りに近付くと、ほーれ、こんなんぶら下げて盛り上げてる。
もとい。流石にチェックインには早過ぎたか、まだ閑散としてます。ただ、職員さんはいっぱい出てます。対応してくれた日本人(だと思う)のお姉さんは見習いマークをつけていて、横の中国系のおねえさまからいろいろ指示を受けながらしどろもどろにパチパチ打ち込む。首から掛けてるタッグには、"We fly first 787!"なんて書いてある。内部的には盛り上がってるぞぉ。
アッと言う間にチェックインし、ズルズルとセキュリティを抜け、EU出国を抜け(さらばEUの地、税金が終わるまでしばしの別れじゃ)、スターアライアンスの長距離国際便が溜まってるウィングの方に向かって行くと、これまでは夕方にフランクフルトを発ち夕方に成田に到着する便のスポットがあった辺りに、こんなデカイ宣伝が。
正直、「ああ、あれが787だぁ」なんて指差して大喜びの羽田の第2ターミナル真ん中のスポット近辺みたいな状況は、全然、ありません。
考えてみれば、「長距離ハブ間大量輸送、あとは列車」という発想で380を強烈にプッシュしているヨーロッパとすれば、「世界のどこでも乗り換え無しのポイント間直行」という発想の787は宿敵なわけですから、盛り上げる必要も無いわけだし、実際、ホントにボーイングが仰るような使い方をするならば、787というのは季節によって運航路線がコロコロ変わったり、需用によって出発到着時間もコロコロ変わる、ゲリラ的な運用をすべき飛行機なわけで、「就航したぞぉ」って派手な宣伝はあまり意味はない筈。運行管理部とか、需要予測をして路線設定を細かくするセクションとかがきちんとした航空会社じゃないと、ホントに使いこなすのは難しい、凄くプロっぽい使い方をすべき飛行機なんでしょうね。例えば、夏の間だけ羽田・ザルツブルク線を出すとか(あの空港でも、この大きさならいけるでしょ)、ラマダン明けだけ関空・メッカ線を飛ばす、とかね。
ぼーっと眺めてると、あっちこっちから空港の内部だけを走れる専用車がやってきて、制服を着た人たちが下りてきては、機体を眺めてます。写真撮ってる奴らもいる。ランディング・ギアの下に潜り込んであちこち叩いたり、エンジンカウルの後から覗き込んでなんかいろいろ話したり。
そんなこんな、ラウンジに入り込んでしまい、B43スポットが見えなくなっちゃって、出発前1時間と迫ったこの瞬間に機体周辺やスポット近辺がどうなってるのか判らない。ま、ANAさんやら日本のメディアがどう伝えるか知らぬが、就航第2便目、月曜の朝到着で、いよいよ今日からがお父さんの恐怖の出張フライト専門便(なんせ、羽田を深夜の1時に出て、寝てるとフランクフルトに朝の5時に到着し、もう午前中から会議が出来ます!)としてのデビューになる787を巡って、フランクフルト空港は…あんまり、燃えてません。
20世紀の半ば頃、東京オリンピックに盛り上がり、アポロの月着陸を期待し、その一方で心のどこかで核戦争で世界がなくなってしまう不安を真剣に感じていたガキらは、自分が大人になる21世紀には、東京からヨーロッパまでマッハ3で北極圏上空を飛び越えて4時間で到着するようになる、と信じていた。そういうのが「進歩」だと思ってた。燃費だとか、乗り心地とか、そんなものが未来に待っていようとは。
僕の未来をかえせ、とは言わない。だって、あの頃、東ドイツがなくなるなんて、ましてやソ連がなくなるなんて、誰も思っていなかったもんね。
リアルな「未来」に乗って、シベリアを越え、アプローチから厄天庵を眺める羽田にかえろー。考えてみたら、ヨーロッパからHanedaに戻るのは、ほぼ40年ぶりじゃないか。
パリを離れて [たびの空]
昨晩の深夜11時過ぎ、エベーヌQがもう格違いの暗譜、っrてか「楽譜無し」ですな、演奏で"Come toghteh"を弾いてくれて、永遠に続くかに感じられたやくぺん先生のシテ・デ・ラ・ムジークでの弦楽四重奏祭りもオシマイ。無論、まだこの場所では日曜日まで、有名所をグチャグチャ集めたお祭りは続くのだけど。
妙に暖かいパリの空、冬の雨に広大な石畳が濡れて、あちこちの光を反射させてる。楽屋に顔を出してもう聴衆は殆どいなくなっちゃったロビーから重い扉を押して昔の市場跡に出ると、おや、空が晴れて、星が見えてる。パリの足立区の空にも、オリオンの光は降るなり。

若い人はしらんじゃろがの、昔々、東京はお茶の水に、カザルスホールという場所があったとな。名前を冠する音楽家を顕彰し、毎年、チェロばかりを連続でやるコンサートをやっとった。その特別版として、ベートーヴェンのチェロ・ソナタを5つのチームで連続して1日でやる、という企画を立てたそうじゃ。そしたら、その企画を持ってったチェリストの某Yさん(そ-、皆さんが想像する方です)が仰ったとのこと、「まあああ、趣味の悪い企画ねっ!」
無論、彼女はちゃんと見事にその企画でもお弾きになられたそうだけど、ま、確かに、趣味は悪いわなぁ。
同じ条件で、同じような演目を、別の演奏家と並べて演奏するというのは、そもそもどっか下世話な、下品な発想なのである。今回、リームの弦楽四重奏曲を半分くらい、いろんな団体で聴いて、いろいろ思ったわけだが、そー、やっぱりここで「聴き比べ」をするということ事態、なんかちょっとホントは恥ずかしい。聴き比べて良いのか、そんなの失礼じゃないのか、ってね。
ま、世間の風潮がそうなんだし、演奏家さんもそれでOKだというのだから、どうこう言うことでもないんだろーけど、でもやっぱり、こういう企画そのものはちょっと趣味が悪いのだ、ということは忘れないようにしないといけんです。手近なところでは、年末の東京文化会館然り。
さても、これからハイデルベルクでの、もうちょっと質実剛健でドイツっぽい(?)弦楽四重奏祭りに参ります。なんせメインが、アマリリスQがまな板の鯉にされる作品131の分析、だもんね。
http://www.heidelberger-fruehling.de/content/e7696/index_ger.html
エベーヌQは列車で行くそうですけど、あたしゃフランクフルト空港までひとっ飛び(東京・大阪間を飛行機に乗るようなもんです)、そっからDBに乗り換えます。
さあ、パリを離れて、暖かい場所じゃなくて、わざわざ冬のドイツのたびの空。もう出かけなきゃ。冬のパリの朝8時前は、まだまるっきり夜明け前。曇り空に、星も光らぬ。
妙に暖かいパリの空、冬の雨に広大な石畳が濡れて、あちこちの光を反射させてる。楽屋に顔を出してもう聴衆は殆どいなくなっちゃったロビーから重い扉を押して昔の市場跡に出ると、おや、空が晴れて、星が見えてる。パリの足立区の空にも、オリオンの光は降るなり。
若い人はしらんじゃろがの、昔々、東京はお茶の水に、カザルスホールという場所があったとな。名前を冠する音楽家を顕彰し、毎年、チェロばかりを連続でやるコンサートをやっとった。その特別版として、ベートーヴェンのチェロ・ソナタを5つのチームで連続して1日でやる、という企画を立てたそうじゃ。そしたら、その企画を持ってったチェリストの某Yさん(そ-、皆さんが想像する方です)が仰ったとのこと、「まあああ、趣味の悪い企画ねっ!」
無論、彼女はちゃんと見事にその企画でもお弾きになられたそうだけど、ま、確かに、趣味は悪いわなぁ。
同じ条件で、同じような演目を、別の演奏家と並べて演奏するというのは、そもそもどっか下世話な、下品な発想なのである。今回、リームの弦楽四重奏曲を半分くらい、いろんな団体で聴いて、いろいろ思ったわけだが、そー、やっぱりここで「聴き比べ」をするということ事態、なんかちょっとホントは恥ずかしい。聴き比べて良いのか、そんなの失礼じゃないのか、ってね。
ま、世間の風潮がそうなんだし、演奏家さんもそれでOKだというのだから、どうこう言うことでもないんだろーけど、でもやっぱり、こういう企画そのものはちょっと趣味が悪いのだ、ということは忘れないようにしないといけんです。手近なところでは、年末の東京文化会館然り。
さても、これからハイデルベルクでの、もうちょっと質実剛健でドイツっぽい(?)弦楽四重奏祭りに参ります。なんせメインが、アマリリスQがまな板の鯉にされる作品131の分析、だもんね。
http://www.heidelberger-fruehling.de/content/e7696/index_ger.html
エベーヌQは列車で行くそうですけど、あたしゃフランクフルト空港までひとっ飛び(東京・大阪間を飛行機に乗るようなもんです)、そっからDBに乗り換えます。
さあ、パリを離れて、暖かい場所じゃなくて、わざわざ冬のドイツのたびの空。もう出かけなきゃ。冬のパリの朝8時前は、まだまるっきり夜明け前。曇り空に、星も光らぬ。
リハビリの空 [たびの空]
ミュンヘンの定宿です。東駅から雪になりそうでならない大粒の小雨がちらつく中、トラムに飛び乗り数駅のお父さんビジネスアパートに到着しました。
今回のツアー、なんせ父親の緊急入院という面倒な事態があり、最初はキャンセルかとも思われたのだけど、あれよあれよの急逝で、逆にもうこころおきなく来られることになってしまった。もっとも四十九日がパリで、納骨を延期して親父の霊にはその辺に漂ってて貰うことになって、墓の中で首を長くして待ってる母親(あんたのお袋さんはお岩さんかぁ、などと突っ込まないよーに)がナマズやらドンナーやらと相談して何をしでかすか判らぬのが怖い。日本列島にまた妙なことがありませぬように。
んで、11月の嫁さんの実家大引っ越し&同居開始騒動と親父の急逝がもろにバッティング、冗談じゃすまないような面倒さとなり、12月末頃までは右手に実印、左手に戸籍謄本もって走り回っているような状況。当然ながら作文仕事などろくに出来ず、あちこちに頭下げるのは仕方ないにしても、わしらフリーの人間の仕事の半分以上を占める気がしないでもない「自分に対する秘書仕事」が完全に滞ってしまい、今回のツアーを商売にする手はずがまるで成されなかった。やっと慌ててあちこちに動き始めたら、この週末からのパリの第5回弦楽四重奏ビエンナーレに関しては参加する某有名団体のマネージャーさんが各種媒体に動き始めてすっかりおくれを取ってしまい、もーまるで商売の体を成しておりません。なんだかなぁ。
ま、基本的にはこの旅はリハビリだと思って、まだ親父は入ってない墓を見下ろしながら成田を発ち、ぼーっとシベリアを越えて独逸国にやってきたわけであります。
機内では、どーゆーわけか「NJPライブセレクション」などというものをやっており、自分が曲解書いてた演奏会のライブなんぞやってて、アルミンク御大の「静かな海と楽しい航海」とか、どうしてかしらぬが最後の部分だけ抜粋での「ハイドンの主題に拠る変奏曲」とか聴いて、ああああライブ収録をこういう風にきっちり聴くといろいろ問題が聴こえるんだなぁ、などとあらためて思ったり、シャイー指揮ゲヴァントハウス管の「英雄」聴いて、なんだかコバケン指揮の日曜午後のファミリーコンサートみたいなギリギリっぽい音楽だこと、ってビックリしたり(今時、第1楽章コーダのラッパが高らかとエロイカ主題を吹き鳴らすなんて、それはそれで喧嘩売ってるみたいだし)、NJPが弾いてるナウシカ組曲は「怒りの日」の合唱パートがあるのかぁと不思議がったり、吉田拓郎の名曲をハスキーヴォイスの女の子が歌うとなんてドンピシャなんだと驚いたり(吉田拓郎の曲って、どうしてコード進行とビートが旧制高校寮歌みたいなんでしょーねぇ)。
雪雲を突っ切って到着したミュンヘン、市内の東駅に向かうのに目の前に到着したS1に乗ってしまい、グルリと大回り(池袋から秋葉原に行くのに、上野方面じゃなくて新宿方面に乗ったようなもんですわ)、まあ今日は到着するだけで良いんだから、と緊張感皆無に座ってボーッとしてる。
周囲を眺めるともなくながめてると、「ヨーロッパ人は傘をささない」という神話があるけど、どうもミュンヘンの市民はそうでもないみたいで、すっかり暗い午後5時半過ぎくらいのホームから中央駅方面に向けて車内に走り込んでくる人々の3割くらいが傘を持っていて、その殆どが小さな貧相な折りたたみ傘でありました。
かくて、本日から2週間程、リハビリのたびの空でありまする。あまり無茶せず、ぼーっと過ごします。っても、当地にいることとまるで関係ない原稿を3本上げなきゃならないんだけどさ。明日はヘンシェルQと国境の辺りの超高級ホテルでやってる真冬の音楽祭に日帰り。雪の中の「鱒」。
今回のツアー、なんせ父親の緊急入院という面倒な事態があり、最初はキャンセルかとも思われたのだけど、あれよあれよの急逝で、逆にもうこころおきなく来られることになってしまった。もっとも四十九日がパリで、納骨を延期して親父の霊にはその辺に漂ってて貰うことになって、墓の中で首を長くして待ってる母親(あんたのお袋さんはお岩さんかぁ、などと突っ込まないよーに)がナマズやらドンナーやらと相談して何をしでかすか判らぬのが怖い。日本列島にまた妙なことがありませぬように。
んで、11月の嫁さんの実家大引っ越し&同居開始騒動と親父の急逝がもろにバッティング、冗談じゃすまないような面倒さとなり、12月末頃までは右手に実印、左手に戸籍謄本もって走り回っているような状況。当然ながら作文仕事などろくに出来ず、あちこちに頭下げるのは仕方ないにしても、わしらフリーの人間の仕事の半分以上を占める気がしないでもない「自分に対する秘書仕事」が完全に滞ってしまい、今回のツアーを商売にする手はずがまるで成されなかった。やっと慌ててあちこちに動き始めたら、この週末からのパリの第5回弦楽四重奏ビエンナーレに関しては参加する某有名団体のマネージャーさんが各種媒体に動き始めてすっかりおくれを取ってしまい、もーまるで商売の体を成しておりません。なんだかなぁ。
ま、基本的にはこの旅はリハビリだと思って、まだ親父は入ってない墓を見下ろしながら成田を発ち、ぼーっとシベリアを越えて独逸国にやってきたわけであります。
雪雲を突っ切って到着したミュンヘン、市内の東駅に向かうのに目の前に到着したS1に乗ってしまい、グルリと大回り(池袋から秋葉原に行くのに、上野方面じゃなくて新宿方面に乗ったようなもんですわ)、まあ今日は到着するだけで良いんだから、と緊張感皆無に座ってボーッとしてる。
周囲を眺めるともなくながめてると、「ヨーロッパ人は傘をささない」という神話があるけど、どうもミュンヘンの市民はそうでもないみたいで、すっかり暗い午後5時半過ぎくらいのホームから中央駅方面に向けて車内に走り込んでくる人々の3割くらいが傘を持っていて、その殆どが小さな貧相な折りたたみ傘でありました。
「あいれふ」とはなにか? [たびの空]
博多にいます。着手したと思ったら、一気に3件の引っ越し騒動、親爺の緊急入院、葬式、はたまた相続手続きなど、なんでそんなにコマ数をけちって無茶な展開やってるの、と文句いわれそうな1ヶ月とちょっと、全く進められなかった単行本のための取材のたびの空です。ホントの目的は明日からの大分市内なんだけど、澤Qがいろいろと関係者の多い当地で20周年記念演奏会シリーズ博多編をやるんで、眺めさせていただきましょか、って立ち寄った次第。大阪コンクール前に名古屋で聴いたのが、遙か遠いとおぉい昔に感じられる。
んで、会場の市立少年科学文化会館隣、「あいれふ」なる公共施設近くの、なかなか趣味の良いManu Cafeなるコーヒー屋さんにおります。ミネアポリスのオーケストラホールの向かいにあるカリビアンコーヒーみたいな、気持ちの良い店です。上空を福岡空港へのファイナルアプローチの飛行機が500分の1プラモデルくらいの大きさで次々と過ぎ、ガラス表の向こうから轟音が伝わってくる。日本の都市ではここくらいの風景だなぁ。ま、朝鮮戦争時代にはF-80、ヴェトナム戦争時代はこれが737じゃなくF-105やら偵察機仕様のファントムなんて物騒なもんだったわけで、そんなものに比べりゃよっぽどましだけどさ。
経度はソウルとそう違わないここ博多は、冬至も近い午後の5時過ぎをまわったくらいなのに、まだ薄ボンヤリと明るい。
Tokioとは30分くらい時差があっても良いんじゃないかしら。さっき指定券を買ってきた明日朝7時博多駅発で大分に向かう日豊本線ソニックは、まだ暗い中を出発するのかな。ま、このところすっかり朝早いマスオさん生活をしてるんで、朝6時起きくらいならだいじょーぶだぞっ!
さても、この福岡での室内楽のひとつの中心となってるのが、図書館やら中央保健所やらといろいろ入る中層ビル10階にある「あいれふホール」です。安くて音が良いんで、盛んに使われているそうな。澤Qもここでやります。このホール、実は本日初めて訪れるんだけど、いつも名前がちゃんと覚えられない。「あれいふ」とか「ふれいあ」とか、あれ、なんだっけ、「ふれあい」なんてベタなお役所名じゃないしなぁ…
んで、今、受付に暇そーにしているおねえさんに、「あのぉ、あいれふ、ってどーゆー意味なんですかぁ?」と間抜けここに極まったよーな質問をしてみましたですよ。
たらね、おねーさん、真っ正面を向き決然と仰るに、「ふれあい、の文字を入れ換えて、愛とか、リフレッシュとかを意味しております」。
あああああぁ、そ、そーなんですかぁ…んだから、表にAIREFって横文字表記してあるんね。
以上、やっぱり判らないことは訊ねてみるに限る、というジャーナリズムの基本を再確認した瞬間でありましたとさ。
ところでこの施設、ホントの名称はなんだっけ?
んで、会場の市立少年科学文化会館隣、「あいれふ」なる公共施設近くの、なかなか趣味の良いManu Cafeなるコーヒー屋さんにおります。ミネアポリスのオーケストラホールの向かいにあるカリビアンコーヒーみたいな、気持ちの良い店です。上空を福岡空港へのファイナルアプローチの飛行機が500分の1プラモデルくらいの大きさで次々と過ぎ、ガラス表の向こうから轟音が伝わってくる。日本の都市ではここくらいの風景だなぁ。ま、朝鮮戦争時代にはF-80、ヴェトナム戦争時代はこれが737じゃなくF-105やら偵察機仕様のファントムなんて物騒なもんだったわけで、そんなものに比べりゃよっぽどましだけどさ。
経度はソウルとそう違わないここ博多は、冬至も近い午後の5時過ぎをまわったくらいなのに、まだ薄ボンヤリと明るい。

さても、この福岡での室内楽のひとつの中心となってるのが、図書館やら中央保健所やらといろいろ入る中層ビル10階にある「あいれふホール」です。安くて音が良いんで、盛んに使われているそうな。澤Qもここでやります。このホール、実は本日初めて訪れるんだけど、いつも名前がちゃんと覚えられない。「あれいふ」とか「ふれいあ」とか、あれ、なんだっけ、「ふれあい」なんてベタなお役所名じゃないしなぁ…

たらね、おねーさん、真っ正面を向き決然と仰るに、「ふれあい、の文字を入れ換えて、愛とか、リフレッシュとかを意味しております」。
あああああぁ、そ、そーなんですかぁ…んだから、表にAIREFって横文字表記してあるんね。
以上、やっぱり判らないことは訊ねてみるに限る、というジャーナリズムの基本を再確認した瞬間でありましたとさ。
ところでこの施設、ホントの名称はなんだっけ?
ソウル市オペラハウス頓挫か [たびの空]
速報です。ソウル市長選の結果が出ました。与党が押していたオバサンじゃなくて、野党の方の先生になったようだ。どうも、予想以上の票差だったようで、韓国では「貧富の差」問題が直接政治に反映される結果となったわけです。
さても、こうなると漢江に浮かぶオペラハウスとその北岸の「モーツァルト・テーマパーク」は、本格的にポシャるってことになりそうですな。
http://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2005-09-06
http://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2010-07-09
http://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2011-08-25
http://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2011-09-06
ブンカのことなんぞ、恐らく争点にもなってないのかもしれないけれど、とにもかくにも結果としてそんな風になる。これが「政治」というものです。少なくとも、「政局」じゃあない。
http://japanese.joins.com/article/005/145005.html?servcode=200§code=200
ソウルの讀賣新聞たる中央日報の記事に対し、野党系の言い方はこんな感じ。
http://blog.livedoor.jp/hangyoreh/archives/1554833.html#more
やっぱ、熱いわ、この街の人。興味深いのは、同じ「愛国教育世代」とはいえ、日本の30代以下は自民党大好きな右傾化がはっきりしているけど、韓国はみっちり愛国教育されてる世代といえやっぱり貧乏だと反与党系になる、ってこと。日本国という社会では貧乏人であるほど現状を批判するんではなく、かえってより大樹に寄りかかりたがる、ってことなのかしら。ホントの意味で御上に裏切られた経験がまだ足りんのかなぁ。うううん。←暴言にも程がある!
さても、こうなると漢江に浮かぶオペラハウスとその北岸の「モーツァルト・テーマパーク」は、本格的にポシャるってことになりそうですな。
http://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2005-09-06
http://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2010-07-09
http://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2011-08-25
http://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2011-09-06
ブンカのことなんぞ、恐らく争点にもなってないのかもしれないけれど、とにもかくにも結果としてそんな風になる。これが「政治」というものです。少なくとも、「政局」じゃあない。
追記
中央日報に記事がやっと出ました。無論、文化行政への影響なんて、なーんにも論じられてないけど。http://japanese.joins.com/article/005/145005.html?servcode=200§code=200
ソウルの讀賣新聞たる中央日報の記事に対し、野党系の言い方はこんな感じ。
http://blog.livedoor.jp/hangyoreh/archives/1554833.html#more
やっぱ、熱いわ、この街の人。興味深いのは、同じ「愛国教育世代」とはいえ、日本の30代以下は自民党大好きな右傾化がはっきりしているけど、韓国はみっちり愛国教育されてる世代といえやっぱり貧乏だと反与党系になる、ってこと。日本国という社会では貧乏人であるほど現状を批判するんではなく、かえってより大樹に寄りかかりたがる、ってことなのかしら。ホントの意味で御上に裏切られた経験がまだ足りんのかなぁ。うううん。←暴言にも程がある!
たれぱんだは架空の生命体ではなかった [たびの空]
ちなみに、アニメーション「たれぱんだ」の音楽作曲及びチェロ演奏は、山本ゆうのすけ氏です。
http://www.piyopiyo-web.com/tarepanda/html/know/official.html




