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これが話題のフランクフルト東横インじゃっ! [たびの空]

フランクフルト中央駅の正面東側、1番線ホームの横から抜けるちっちゃな出口を出ると、目の前は新しいインターシティ・ホテルの建設真っ最中なんだけど、その向こうに、昨年だかに日本国民にはお馴染み、蛭子さん大好きな「東横イン」フランクフルト店がオープンしたのは、ドイツ方面に関心のある方はよーくご存知でありましょう。

一昨年、エクのゼーリゲンシュタット公演でインチキツアーガイドをやったとき、遙々極東の島国からいらしたエク応援団の皆様の半分くらいが、当時はまだ建設中だったこの日本を代表するビジネスホテルの隣の宿にお泊まりになり、皆さん、当然のことながら興味津々。へえ、どーなるのかねぇ、って盛り上がっていたのであった。

んで、今回、3週間ちょっとのツアーの真ん中、1泊だけするフランクフルトでいつもの駅の反対側の宿は敢えてとらず、面白半分で泊まってみることにした次第。無論、ちゃんと宿の設備を調べて、ここはしっかり洗濯が出来るぞ、と判断。洗濯がきっちり出来そうだから選んだ、ってのがホントのところなのじゃ。

もう、説明は面倒なんで、あとはヴィジュアルでどーぞ。まずはフランクフルト中央駅1番線ホームの真ん中辺りから、この狭い出口をでるのじゃ。
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と、前は工事中の新インターシティ・ホテルで、右に曲がって長距離バス溜まりの方に1ブロック歩けば、デカイ駐車場の向こうに、おおおお
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案外、重厚な色じゃのぉ。んで、しっかり日本語で「東横イン」と書いてある敷物を踏みながら正面から入ると、受付には日本のおねーさん以下、アフリカ系、東欧系、ボーイくんはルーマニア人。ドイツ人っぽい従業員は殆どおらぬじゃ。
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なぜか真面目に4時にならないとチェックインさせてくれないので、やくぺん先生ったら、ともかく荷物だけ預け、ランドリーはどこじゃと尋ね、洗濯物を抱えて直行するのじゃ。こんなロビー、ってか、朝ご飯場所を抜けて行く。
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みんな、お仕事したりしてチェックインを待ってるのじゃ。窓の向こうは、長距離バスが行ったり来たり。いろんな田舎が歩いておる。んで、これが洗濯場。
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なぜか説明書きは英語と日本語で、ドイツ語はありません。なんでやねんっ。ちなみに、やくぺん先生はマイ洗剤を持ってますが、ない方はフロントで50セントで買います。普通のコインランドリーみたいに、ここに洗剤自販機があるわけじゃないのでお気を付けあれ。

んで、ともかく洗濯をして、時間になったのでチェックインし、部屋に向かうのじゃ。いちばん上、7階のお部屋じゃ。この宿、いちばんビックリするのは、その廊下の明るさじゃのぉ。ドイツ、ってか、欧州のホテルで、こんなにショウウィンドウみたいに廊下が明るいの、みたことないわい。
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大田や釜山の東横インも、こんなに明るかったっけかのぉ。

とにもかくにも、部屋に入るのじゃ。ほれっ。
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わっ、いきなり、ここは郡山かなんかのビジネスホテルか、って。窓の外は、こんな風景が広がってるじゃ。
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おおお、ライバルの現インターシティホテルが見える、かな。んで、部屋の入口の方を向けば、こんな。
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ドイツ語の聖書が並んでなかったら、まるでいつもの「日本のビジネスホテル」まんま。極めつけは水回り。わぉおお、巴里はドゴール空港でANAさんの787を降りて以来のウォシュレットじゃああああ!
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なんだかすっかり国に帰った気持ちになっちゃうけど、考えてみれば、ヒルトンとかシェラトンなんて、アメリカ人の方々からすればこういうもんなんじゃろ。日式ホテルがあっても、なんの不思議もないわなぁ、全人類の70分の1くらいの支持はあるわけだじゃろうし。オペラが捌け、いかにも怪しさ満点のトルコ人安宿街をトラムで抜けて中央駅に戻って来て、駅のキオスクで麦酒買って道を曲がれば、おおおおおお、懐かしくも頼もしい勇姿が出迎えてくれるのじゃ。館内禁煙なんで、外で煙草吸ってるあんちゃんねーちゃんやら、さてこれから夜の街に繰り出すぞって日本人サラリーマンさんご一行が溢れてる。
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かくて一夜が明け、ハイデルベルクに向け朝の7時過ぎのローカル線で出発する前に、午前6時半から始まる朝ご飯には、しっかり「米の飯」とふりかけとタクアンがありましたです。
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とはいえ、納豆も海苔もなく、おかずは欧州普通の宿のハムやらチーズ、それにゆで卵。インスタント味噌汁を部屋から持ってくれば良かったなぁ、と思いつつ、「おかずはご飯」で朝飯を喰らい、再び独逸国の朝の街に出ていくやくぺん先生じゃったとさ。見渡せば、日本のビジネスマンや観光客だらけ、ってわけでもない。いろんな、普通に貧乏そうな普通の人達が、普通に泊まってる。ゴージャスさは皆無なのは、ま、ビジネスホテルじゃからのぉ。

てなわけで、フランクフルト東横イン、普通に使えます。洗濯が€4でちゃんと出来るのは有り難い。この先、フランクフルトの定宿にするか、と尋ねられると…うううん、どーだかなぁ。メッセ時にもこの値段で出ているならとってもリーズナブルじゃが、どーなんじゃろか。ちなみに、まだ欧州にはここだけみたい。アムステルダムとかロンドンとか、安宿が思いっきり酷い街にこそ進出して欲しいものじゃわい。

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敢えて「ベトナム歴史軍事博物館」に苦言を呈するのじゃ! [たびの空]

昨晩、もの凄く強い追い風に押され、ハノイを離陸し広州辺りに向け中国本土南を突っ走り、ぐううっと左に曲がって一気に上海上空から日本列島へ、4時間ほどで戻って来てしまいましたです。ぶっ倒れるように寝て、朝の8時には鳥たちが「おきろおきろ」と大騒ぎなさり、時差2時間あるんだよねぇ、とぼーぜんと晴れ渡った年末の帝都上空を眺めていると、頭の上を朝っぱらから座間の黒鷹くんが突っ走って行く。この1ヶ月ほど、シカゴ、NYシティ、サンフランシスコ、大田、ソウル、水原、そしてハノイと動きまわる間、「米軍」のマークを付けた機械鳥の姿といえばサンフランシスコ空港で湾岸警備隊のいるかくんを眺めただけだったのに、独立国ニッポンのエンペラー君臨なさる帝都に戻るや、いきなり正真正銘の現役バリバリ米軍機が頭の上をかすめていくって、どーなってるんじゃい、この世界。いやはや…

で、つらつら考えるに、この1ヶ月でもっともいっぱい「米軍機」を見たのがどこかといえば、何を隠そう、ハノイでありました。そー、「過去に侵略者と戦い続け一度たりとも負けたことの無い最強の軍隊」ベトナム軍の栄光と歴史を今に伝えるハノイ国会議事堂横の「ベトナム歴史軍事博物館」でありまする。

何故か知らぬが世界のこの類いの施設では例外的に「外国人観光客」がうじゃうじゃいるこの観光地。どういうところかといえば、これ。
https://www.jtb.co.jp/kaigai_guide/asia/socialist_republic_of_viet_nam/HAN/120456/
さすがにJTBのリンクではあんまりですかね。これが公式ページ。無論、ヴェトナム語。
http://btlsqsvn.org.vn/vi-vn/
ハノイ駅からも直ぐ近く、大観光地の国旗掲揚塔の周囲で、表通りに面して米軍機14機だかを撃墜した伝説のエースのMig21がライトアップして飾ってある、って滅茶苦茶判りやすい場所。

今回、いつもは忙しがって前を通り過ぎるだけのこの場所に入って眺めて来たのは、理由がないわけではない。というのも、今回滞在した12月22日はどうやら「1944年に抗日組織として現在のヴェトナム軍が結成された記念」だそうで、街のあちこちにデカイ垂れ幕が無数に掲げられている。
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要は、「建軍記念日」でんがな。でも、ホテルのおねーさんなどに尋ねると、別に休日ではなく、軍事パレードなんぞで市内の彼方此方が交通止めになったりするわけでもないそうな。なんなんねん、それって?なんせ、対仏でも対米でも、はたまた対中でもない、我がニッポンが相手の記念日でありまする。これは博物館に記念展示や特別展などがあるのではなかろーか、と思って当然でありましょうぞ。

んで、のこのこ出かけたわけですが、結果から言えば…別に、なんかあったわけではありませんでした。館内のレセプションルームみたいなところで子供軍楽隊が兵隊相手にクローズの演奏をしていたり(っても、ガラ空きなんで外から丸見え)
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その後の宴会準備が進んでいたり、というのはあるものの、「建軍記念日抗日特別エクゼビション」みたいなもんがあるわけではなかった。かなり勢い込んで行ったのに、ひょーしぬけこの上ないこった。プンプン!

そもそもこの博物館、御上がやってる堂々たる公式な歴史館なわけだが、抗日戦展示はちょっとしかありません。正面、ミグの反対側の切符売り場、荷物置き場、なんとも情けないショップの正面にあるビルが、所謂「ヴェトナム戦争」までの歴史を扱っている部分なのだけど、抗日戦は入って2つめだかの部屋ひとつ、ちょっとだけ。展示物も、当時の文書とか武器の類いくらい。日帝に抵抗した人々が縛り首にされている写真、なんてのがいちばん派手な展示物かしら。
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この展示館、最大の売りは「ティエンビィエンフーの闘いの3D再現」コーナーでありまする。おおおお、なんか凄いぞ、と思うでしょ。だけどさ、よーは、相撲の土俵くらいのでっかいジオラマ、ってか、立体地図があって、その向こうに50インチテレビくらいのちょっと淋しい大きさの映像投影がされ、酷い音のスピーカーから「戦闘の経過」を映像とジオラマ上にフランス軍とヴェトミンの占領地の移動が示される、というもの。
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確かに「3D」だけどさぁ…

まあ、いい。それはそれでよかろー。やくぺん先生が敢えて天下のヴェトナム国政府に対しホントに文句を言いたいのは、ここからじゃ。

この場所は「歴史館」であり「資料館」であり、要は「博物館」であります。無論、歴史という性格上、運営する主体の考え方や見方が表に出て来るのは仕方ない。ってか、出て当たり前。そうじゃなきゃ、別のを建てれば良いんですし(そんなことが出来るかはともかく、だけどさ)。

問題は、博物館である以上、そこに展示されているブツのデータだけはきちんとして欲しい、ということであります。

例えば、野外に展示されているこいつ。
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外の道からもよく見える、なかなか派手な展示であります。ヴェトナム戦争(こっちでは「アメリカ戦争」なわけだが)が終わったときに捕獲された旧南ヴェトナム政府軍の武器や、ヴェトナム戦争のときの自軍のなど兵器がゴロゴロ並べられている。
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サイゴンにも似た博物館がありますし、民間の趣味人が軍隊払い下げを買い込んでやってる個人運営の「軍事博物館」や「航空博物館」では良くある風景ですな。アメリカの田舎なんかにはいっぱいある。

とはいえ、ここは天下の国営の公式歴史観を示す博物館、ちょっとはきちんとしているのだろうと思って眺めると…うううん、なんだかなぁ。

ぶちゃけ、ここに置いてある「アメリカ空軍マークのF-5戦闘機」という具体的なブツが、いったいぜんたいどのようなものなのか、説明プレートを見てもわからないんですわ。

戦闘機はニンゲンが、会社で作ったものだから、学芸員が製造番号などをきちんと調べれば、いつどこでつくられて、どこでどう運用されて、なにがあってここに至ったのかは、きちんと判る筈です。数千年前の土壌から発見された、なんてもんじゃない。ノースロップ社のデータベース、ペンタゴンの資料をあたれば、直ぐにいろいろわかるでしょう。

我々が「博物館」でブツを前に知りたいのは、「このものがどこからどうきて、どうしてここにあるのか」です。そんなブツの歴史を知り、なるほどねぇ、これに搭乗してた何とか中佐はそんな戦闘で殺されて、この機体は敵軍に渡され、おおおお、その後はヴェトナム軍が使ってカンボジア戦争で爆撃やってたんかぁ…なんてことが分けることで、人は「歴史」を直接に感じる。そーじゃなかったら、「わあ、F-5だぁ、やっぱミグよりかっこいいいじゃん」で終わっちゃう。

この博物館が「国立」のきちんとしたところならば、それを調べる学芸員がおり、調べてから展示すべきでありましょーに!

こんな私設壁新聞で文句いってもなんもならんことは百も千も承知で、あたしゃ、言いたい!御願いです、次回、あたしが訪れるときまでに、このF-5戦闘機がどうしてここにあるのか、ちゃんと調べておいて下さい。そうしないと、もう3万ドンの入場料、払わんぞおおおお!

なんにせよ、うちのお嫁ちゃんなんかがやろうとしていることが、例えば「学芸員の交流」などの形で、そういう風に当たり前の「博物館」としての在り方を真面目に考える若い人を育てることになったりすれば、それはそれで宜しいことなんでありましょうが…どーなんだろーなぁ。

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ハノイの動物たち・リターンズ [たびの空]

さてもさても、今回はお嫁ちゃんがいろんな人に会う仕事にくっついてきて、一緒に飯食ったり酒飲んだりしてたクリスマスのハノイ、連日飲み歩いていたよーな結果となった本名さんも月曜日の朝でVNSO初の新暦正月ガラ・コンサートに向けたオケ練習、わしらもホアンキエム湖畔の宿も撤収。これから空港に向かい、深夜前にはクリスマス飾り付けがお正月に慌てて取って代わられている最中のトーキョー湾岸に戻りまする。

いっぱい演奏を聴いたわけではないが、いろんな人に会って、いかなこんな無責任私設電子壁新聞とはいえ書いてはマズいこともいろいろあり過ぎるでしょーから、とにもかくにも、恒例の「動物たち」シリーズでオシマイにしましょうか。って、やっぱり、前回、《かぐや姫》ツアーのときもやってるなぁ。
http://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2015-02-06
特に状況が劇的に変化したわけでもないのだけど、ま、今回たまたま出会った方々、ということでありまする。

一年でいちばん湿気が少ない乾期とあってか、ニンゲンはやたらと元気なんだけど(なんせ若年人口が滅茶苦茶多い社会なので、お子ちゃまがクリスマスの街に溢れてる)、小さな動く方々とか飛ぶ方々は極めて影が薄い。街中あちこちにある湖にも、鷺さん類は殆どいらっしゃいません。まあ、光る装飾は旧正月以上に多い夜の祭りの時期だからなんでしょうかねぇ。

ともかく、この街でちいさい動物さんたちが自由に勝手に生きるのはなかなか大変なようで、四つ足の方で自由に生きてらっしゃる方に出会ったのは…超高級ホテル入口の鼠くんくらいかなぁ。基本、ニンゲンのところで世話になってるかご家族になってる皆様、おねこさまとかおいぬさまとか、でんな。ほれ。
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宿の隣のふぉ屋さんが閉店、ご主人と一緒におうちに帰りましょ。この後ろにニンゲンの奥さんも乗りました。ま、4人乗りは全然OKさっワンワン!何だか知らないけど、おいぬさんたちは気温が摂氏15度を切るクリスマス頃の寒さ対策なのか、みんないろいろ着込んでいらっしゃる街のよーでありまする。

飛ぶ方々、ってか、飛ばない方々なんだけど、いちばんそこら中にいらっしゃるのはこの方たち。
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詰め込まれちゃってるときもあるけど
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基本、自由にさせてもらっているみたい。街の中心を離れた川原の方に居た方は、もしや、保護色けっこー?
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野生の足をなさってるなぁ。

本格的に飛ぶ方々といえば、旧正月頃にはお姿を見せていた燕さんたちは見ませんでした。で、相変わらず街を歩いていてぴよぴーよとさえずり声が聞こえのは、殆ど、というか、ほぼ全てがこんな方々。
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こんなノーブルな方もいらっしゃる。暫く眺めてたけど、おまえらに歌う声なんぞないよ、ってか、ダンマリでございましたでちゅん。
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めじろんと並ぶいちばん人気は、やっぱりこの方たち。
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ってねぇ、雀くんたちと並び、鳩よりも多い数が高いところを自由に動いてもいるんだけど
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絶対に低いところには降りてらっしゃいません。上空3メートル以下はニンゲンに捕獲される危険性高し、とよーくご存知みたい。香港なんぞではノンビリ地面にまでいらしてるのになぁ。

クリスマスの頃の河内市街、小さな飛ぶ方々はホントに姿をみせてくれず、とうとうカラ類さんたちにはまるでお遇いせず。ムシクイ系らしき目が黒いめじろんみたいな方を、2階のカフェ目の前の花の中で拝見したくらい。
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もうひとり、オペラハウス横の植え込みで、ものうりのオバチャンが「あれを捉まえて売ったら10万ドンくらいにはなるかな」とじっと見詰める中で、へーきで延々となにやらムシャムシャ喰らっていたこのちっちゃな方
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雀っこにも見えないし、お顔にはお化粧がまるでないし、お腹は黄色っぽいし…いったい貴方はどなたなんじゃろかいな?キンパラっ子、なわけないしねぇ。

かくて、自由に生きる飛ぶ者たちの気配の無きハノイ市内の隅っこ、観光客や旅行者がまるで近付かないホン河の中洲では、こんな方が凜として漁をなさってます。
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これからまだまだ開発がされるだろう河の東地区とを結ぶ大動脈の橋と、ぴちょぴちょ騒々しくおっかけっこをしている大陸顔のセキレイさんたちを悠然と眺めつつ、ヤマセミのお嬢さんがホバリングしては赤い色の水に飛び込んでらっしゃる。オートバイの喧噪のわずか数百メートル東、いきなり目の前に広がるワイルドな世界。

ハノイの動物たち、君たちがぴーすぴーすと歌わなくても、街ではニンゲンの子供ら、若いおとうさんおかーさんが祝ってくれているから、だいじょーぶさっ。

[追記]


ハノイ市内からノイバイ空港に向かう、市街北の外れ。おねーさんの右腕にしっかり抱かれ、これなら落っこちる心配はないでしょ。
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さらばハノイ、また来る日までっ!

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ハノイの国際交流基金で弦楽四重奏を聴いたのじゃ! [たびの空]

本日天皇誕生日、ハノイ市内は健軍記念日翌日の土曜日、曇り空で18度くらいの寒い寒いクリスマス前の週末でありまする。お嫁ちゃまは連日の気を使う打ち合わせ仕事の疲労が溜まり、本日は轟沈の土曜日となっております。ま、いつものこと。

さても、昨日の晩、市内のフランス大使館、インド大使館などが集まる中心部にある国際交流基金で、「クリスマス・コンサート」が開催されました。
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この話の続報でありまする。
http://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2017-12-20

担当者さんもどういう楽器が来るのかギリギリまで良く判らなかったとのこと、結果からすれば、オーボエ各種7、フルート、弦楽四重奏、ピアノ、というなんだかやたらと豪華、ってか、やっぱりよーわからん編成でありました。

演目は、ピアノさんが体調不良で予定されたラヴェルの小品がなくなったり、転換が面倒な小品プログラムで時間がおしちゃたからか渡されたプログラムから井上陽水「少年時代」なんぞ数曲が吹っ飛ばされたり、予定になかったオーボエ独奏の現代曲があったりと、なかなかバタバタしたものの、冬の野外の1時間半、国際交流基金の中庭に詰めかけた皆様はそれなりにお楽しみになりました。

楽的にいちばん興味深かったのは、フルート独奏で披露された武満《ヴォイス》でありましたね。向こうにバスや単車が走る音が轟き、マイクで拾う形でも、武満の静謐さはなぜか醸し出されるのだなぁ。壊れ物注意、みたいに扱っちゃうタケミツ・サウンドだけど、案外、乱暴な扱いにも対応可能なのかも。

野外で、マイクを使いスピーカーを通して拡声するこの無料演奏会、やっぱり最大のポイントは「7本のオーボエ」でありました。もう、著作権も何も知らん。勝手にアップしちゃうので、皆様、適当におききあれ。
ついでに、ったら失礼だけど、頑張った弦楽四重奏の皆さん、《アイネク》なんてもやってくれたのだけど、こちらをご紹介。なんか、この曲、アジア圏で人気なんだよねぇ。よく、中国のショッピングモールなんかで冬になるとBGMで流れてるもん。

無論、おおっぴらに拡散なんてしないでくださいな。

おっと、お嫁ちゃんも起きてきたようなので、土曜日午後の市内をフラフラしてきましょうか。寒さに負けないようにしっかり着込まねば。

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ハノイの国際交流基金で弦楽四重奏を聴くのじゃ…かな? [たびの空]

ハノイはオペラハウスからまあっすぐ西に駅の方に向かい、ホアンキエム湖の南側、ぶっちゃけ、トーキョーなら銀座通りの直ぐ裏くらいの場所のふつーの宿におります。夕方のハノイの街は、相変わらずの単車の洪水。
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お嫁ちゃまが学校のお仕事で音楽院なんぞの方といろいろ話をしに来るのにくっついてきた、「亭主の学会についてきちゃった奥さん」とかと同じ、なーんの用事も無いたびの空でありまする。

お嫁ちゃんが学校の予算で泊まれて、でもこれはちょっと爺婆入門者にはキツいというんじゃない宿を探したら、期せずして、数年前に沼尻オペラ公演が終わった後にオペラハウス裏の某超高級ホテルを引き払った後に泊まった宿だった。ま、まともにリーズナブルな宿を探していくと案外少ない、ってことなのかな。これから飯を喰いに行く指揮者のHさんも、ご存知の宿だったようです。ミドリさんのツアーに同行したときの音楽院近くの大使館の方が探せなかったようなスーパー安宿とは違うので、ご安心を。わ、11年も前のことなのかぁ…
http://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2006-12-25

オマケでくっついてきてるわけだし、機内で年末進行の作文をひとつやっつけ、空港からのタクシーの中で送っちゃったんで、気分は「おわったおわった」状態。早速、近くのサークルKで買ってきたBia Ha Noi、日本円で60円くらい、を煽りながらOishiのえびせん超辛口を喰らっているわけであるが、ま、流石になーんにもせんというわけにはいくまい。明日はHさん指揮するヴェトナム国立管が旧市街北の教会でモーツァルトの《戴冠式ミサ》なんぞをやるクリスマスコンサート。で、明後日が、これでんがな。
https://hanoigrapevine.com/2017/12/winter-concert-night-winds-string-quartet-piano/
市街の南の方にある国際交流基金での無料コンサート。沼尻オペラのときにも、無料でオペラ抜粋などを披露したところ。
http://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2015-02-07
へえ、弦楽四重奏やるんだぁ、ヴェトナム国立管の連中もクァルテットあるしなぁ…と思ったら、あれぇ

12 musicians from the Vietnam National Academy of Music, Vietnam National Symphony Orchestra and Vietnam Military Band will perform Classical music and Contemporary music including some Japanese songs. This time, we feature Oboe – 7 Oboe players will perform together with Flute, Piano and English Horn.

出演者が12名で、オーボエが7(!!)、フルート、ピアノ、イングリッシュホルン…ってことは、他の楽器は2人。だけど、国際交流基金さんの出してるヘッドラインは「Winter Concert Night with Winds, String Quartet & Piano」なんですよねぇ。

うううん、オーボエふたりが弦楽器に持ち替える、ということなのであろーか?

ま、なにがなんだか判らぬが、なんせやくぺん先生、つらつら考えてみるに、ヴェトナムでクァルテットを聴いたのは、ミドリさんが頭で、小野あきこさん、それに今や日本フィルの堂々たる首席となっている辻本氏なんぞとの地獄のツアーで《アメリカ》を聴きまくって以来絶えて無いのじゃ。

果たしてホントに「弦楽四重奏」が聴けるのかしら。11年経っても、変わってるようであんまり変わってるように思えないハノイのクリスマス、果たしてどんなことになるのやら。

単車駆る 光の中に Xmas

[追記]

一部で展開されております「ヴェトナムの学校は何度になると休講になるのか?」論争ですが、一応、公式な見解を発表しておきましょうぞ。ホーチミンのヴェトナム国立音楽院の院長の次くらいに偉い先生に拠れば、「我が校は気温7度で休講です」だそーです。なるほど。

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錦帯橋空港は駅から歩いて行けるのじゃ! [たびの空]

庄原中学でアイズリQと暫しの別れをした後、東京湾岸佃縦長屋で同居させていただいている肩身の狭いますおさんたるやくぺん先生、ここまで来ているならば家庭内ヒェーラルキー頂点に君臨するお義母さんの故郷まで30キロ程。駅前の庄原バスセンターから毎日数本あるバスで1時間くらいで行けるとなれば、墓参りくらいしてこないわけにもいくまい。てなわけで、午後2時過ぎのバスに乗り込み、延々と中国山地に分け入り、なんのかんのなんのかんの、ことによるとかつては三次から1時間半以上はかかったという県境の町に唯一あるという民宿に泊まらねばならぬ事態も考えられたが、数年前に通った中国山脈貫く陰陽横断道が町の隅っこをかすめているお陰で、無事に墓に手を合わせ、誰もいない母屋までいってご挨拶だけし、日の暮れる道を「道の駅」まで延々と歩き
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広島駅新幹線口往きバスになんとか間に合い、無事に夜の8時には広島市内まで到達した次第。

上手くいったからこそ良いようなものの、途中、どういうことになるか判らなかったので、帝都に向かう飛行機は翌日夕方の便、それも貧乏故に当然ながらFIX。かくて、秋も終わりの感謝祭前の週末土曜日を、岩国市内で過ごすことに相成った次第でありまする。帝都に戻れば、コンサートやらシンポジウムやら、山のように選択肢があって困るような日だったんだけどさ。

※※※

さても、岩国であーる。さあどーするどーする。山陽地方の秋の終わりに映える紅葉を背景に、錦川に麗しく映る錦帯橋!はたまた、ちょっと戻れば安芸の宮島だってあるわけだし、まる1日あるんだから知る人ぞ知る日本を代表するデジタルアートの聖地、山口情報芸術センターにだって行ってこられるだろう。なんだか今、タルコフスキー関連の上映をやってるようだしさ。
http://www.ycam.jp/

とまあ、いろいろ考えはしたものの、昨日までの晴れ渡った秋空ならともかく、冷たい雨が落ちてきそうな中途半端な曇り空。芸術センターは調べたら同じ山口県とはいえ広島県境の岩国からはかなり遠いようだ。そうだ、岩国といえばシンフォニア岩国じゃあないかぁ。土曜日の午後なんだからなんかやってるだろーに…ってわけで調べてみると、岩国駅から市街地とは反対の海側に出て徒歩5分程のこのコンサートホール、毎年正月にはニューイヤーコンサートでヴィーン・フォルクスオパー管だってやってくるというのに、このところの出し物ったら、近隣中学高校のブラスバンドやら合唱やらの発表会ばかり。明日日曜日は「この世界の片隅で」上映会がある、ってのもなんだかなぁ。

ええい、もう面倒だ、なにも考えず、ホールの向こうの岩国錦帯橋空港ターミナルまで行き、喫茶店にでも陣取って、上がり下りする機械鳥眺めながらチリンギリアン先生、トロンハイム音楽祭ディレクターなど、やっつけなければならぬテープ起こしを壮大に行うかぁ、とやけくそな気分になったのであった。

かくて、昨晩、県境の道の駅から広島市内に向かう高速路線バス車内から予約した1泊素泊まり4500円也の駅前ビジネスホテルを出て、みょーに視界は良いものの低い雲が被る空の下、来週末の新駅舎使用開始と共に閉鎖になると記された長大な駅東西連結歩行者トンネルを延々と歩き
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錦帯橋空港と掲示がある方に向け、かつての国道2号線バイパス(たぶん)を南に歩きます。数ブロック行くと、おお、これがかのシンフォニア岩国っ!
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山口県の中高校ブラスバンド少年少女は、こんな立派なところで発表会が出来るのかっ。スゴいぞ、岩国、えらいぞ、当選挙区選出の代議士、我らが岸元総理孫、アベ現そーり実弟様ぁ!
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ホールに並ぶ立派な市庁舎前の道を少し南に向かえば、錦川河口に広がるデルタ北を仕切る今津川を渡り、右手に秋の長州の山並が広がる。
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そのまま橋を越え、道路指示の仰るとおりに曲がって
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あとはひたすらまあっ直ぐいけば、そこはもう岩国基地。来月にも厚木から引っ越してくる空母ロン艦載機部隊のご家族がお住まいになるアパートがジャンジャン建てられているフェンスの隅っこを切り取って貫く道が、岩国錦帯橋空港ターミナルへと続くのであった。
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なんのかんの、岩国駅から徒歩にして20分くらい、737クラスの定期便が毎日首都と5便結んでいる規模の空港で、その名を冠する都市の中央駅から歩いて来られるなんてとこ、他にあるかい。そおねぇ、タシュケント空港くらいかな。

到着した岩国錦帯橋空港ターミナルビルは、左手にチェックインカウンターがあり、正面にセキュリティ入口があり、右手にお土産屋なんぞがあるばかり。2階もあるのだけど、100円也の有料展望台が設えられているのみ。驚くなかれ、日に一便の那覇便含め6便がちゃんと飛んでる空港なのに、喫茶店もレストランもありません。お土産屋さんの奥に「珈琲300円、麦酒500円」だか貼ってあって、頼むと、コンビニ珈琲みたいなものを入れてカウンターで手渡してくれます。待合室はないけど椅子が並んでるところはあるので、そこに座って飲んだりは出来る。
http://www.iwakuni-airport.jp/floormap/
いやぁ、常日頃「デカイ空港は嫌いだ、空港は小さければ小さいほど良い」と叫んでおりますが、その意味では、中央駅から歩いて来られるし、ゲートはひとつしかなく絶対迷うことなどあり得ぬ、必要最低限な設備のみ。コンパクトこの上ない、こんな良い空港はありませぬっ!それに、何だか知らぬが、やたらとピカピカ綺麗だしさ。

さても、それから数時間、電源も屋根もちゃんとある誰もいない有料展望デッキ(ないのは、眺めるべきひこーきくらいじゃ)を占領し、ためてしまった細かい仕事を延々と処理して
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売店で買った「錦帯橋錦寿司弁当」なるものを喰らい、それでもまだまだ時間があるぞ。では、ターミナルを出て、岩国最大の観光地のひとつ、岩国基地北端マシン猛禽観察所まで堤防の上を延々歩きましょーか。
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巧みに釣りをするほんまもんオスプレイやら
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部下のヤンキー猛禽類共は塒の中でスヤスヤ寝てる土曜日なのに、世界に冠たる最強アメリカ海兵隊海外最大の航空基地指令専用機が降りてきて、するすると塒に入り、整備員もいないままに運転手(まさか司令官さん御本人?)が勝手にコックピット開けて、降りて、おうちに帰っていくのを遙か眺めたり
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滑走路横の工務店親爺やら、愛媛から軽自動車転がしてひこーき見物に来てるお嬢さんらとバカ話したり、それなりに楽しい観光の午後を過ごしましたとさ。最後は、愛媛ねーちゃんらに空港ターミナルまで送ってもらったりして。

かくて岩国錦帯橋空港、やくぺん先生的には文句なしの5つ★空港でありまする。遙か山の中、ここはどこじゃの新広島空港の日ではありませぬっ!

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藍刷に染まる紅葉のたび [たびの空]

今、明日からの動きを関係者の皆様に連絡したら、流石にあまりのアホさ加減に自分でも爆笑してしまった。なんせ、基本的に一銭の金にもならぬ単なる「見物」なんで、経費は極力削減。じゃあスタッフに同行しちゃえば良いじゃないか、とお思いでありましょうが、一応、今回の「第9回大阪国際室内楽コンクール&フェスタ アイズリQグランプリ・コンサート」の中でも最も日程移動ともに厳しいところをわざわざ選んで眺めに行く野次馬なので、スタッフに迷惑をかけるわけにはいかぬ。結果として迷惑をかけるにしても、一応は「迷惑はかけずに動ける」というこっちの目論見は示しておかねばならない。

てなわけで、こんな日程。なお、庄原でのアウトリーチの後は、小生は全く個人的な家庭の用事での別行動となり(まあ、それもあるから行く、というところもあるのだけどさ)、帝都に戻るのは土曜日の夜。で、日曜日の葛飾オフィス柿の実採り入れ祭りに臨む次第でありまする。

現時点で発表出来る日程は以下。紅葉シーズンだからか、はたまたなんかあるのか、まさかノリテツさんが大挙訪れていることはないと思うが、鳥取と庄原、宿がまるで取れず、最悪、スタッフの部屋に簡易ベッド入れるしかないか、という状況でした。なんとか駅前カプセルホテルと小さな商人宿を確保出来たのはラッキーと言えましょう。はい。

◆15日(水) ANA羽田9:35→鳥取10:55
鳥取市文化ホール 18:30 アイズリQ鳥取グランプリ・コンサート
http://www.nkt-tv.co.jp/plan/entry/10126.html
宿泊:駅前某カプセルホテル

◆16日(木) JR山陰本線鳥取駅7:07→9:22米子駅9:36→10:29宍道駅JR木次線11:18→14:33備後落合駅JR芸備線14:43→15:27備後庄原駅
庄原市民会館 18:30 アイズリQ広島グランプリ・コンサート
http://www.htv.jp/event/event-list/171116.html
宿泊:庄原市内某商人宿素泊まり

◆17日(金)
庄原中学校 昼 アイズリQアウトリーチ演奏会

◆18日(土)
ANA岩国→羽田

この日程の最大の肝は、「ホントに用事があって交通機関として木次線を利用する」というところですなぁ。無論、コアな鉄道マニアさんからは「どうしてそこまで行くのに三江線に乗らないのだ」と突っ込まれるでありましょうが、なんせ三江線、交通機関としてはとんでもない「祭り」状態になってるそうなので、敢えてパスです。
https://trafficnews.jp/post/79010
http://noritetsu.net/shuchakueki/sankousen-hotel/
紅葉の季節の木次線も、冗談じゃなく大変なことになってそうな気がするけど…まあ平日だから大丈夫だろーなぁ。うううん。ここで遅れがあったりして芸備線に乗れないと、とても困ったことになるぞ。ま、バスがあるだろうけどさ。←この気持ちが地方ローカル線を淘汰させる…

庄原からは路線バスで島根との県境に向かい、その晩は未定。土曜日に広島空港ではなく岩国から戻ります。広島空港と岩国基地って、時間的にそう違わないし、スプリング・じゃぱんさんが思ったほど安くないし、日本海での空母打撃群3つ動員するやたらと見かけは派手だけど実質なにをやってるわけでもないこけおどし大演習は終わっているサンクス・ギビング前の土曜日だからヤンキー猛禽類も静かにしてるでしょうし。

昨年のイースター頃には灼熱のアブダビを動き回ったアイズリQ、今回は秋の麗しい日本の大自然をバックに、ビシッとした音楽を聴かせてくれることでありましょうぞ。各地の方々は、請うご期待。なお、来週のサルビアホールはもう完売だそうな。

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六本木丘陵総司令官閣下帝都来訪騒動 [たびの空]

カテゴリーが判らぬので、ま、「たびの空」かな。あたしの、じゃあないけどさ。

ぱっさりと晴れ上がった秋の日曜日、大川端縦長屋から臨む帝都上空は、朝からなにやらおかしな空気が漂っておるぞよ。午前11時前には、目の前の銀座上空を日本国政府VIPヘリが足を出しながら高度を下げてくる。
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半年くらい前に我が縦長屋の真ん前の鉄砲洲に36階建て縦長屋がドカンと生えて、総務省から総理官邸のヘリポートが見えなくなっちゃったんでよーわからないが、なんにせよ霞ヶ関界隈に降りて行ったよーであーる。大川には、見慣れぬ海保の高速ボートも走ってるし。

その後、遙か東京都下の治外法権米国飛び地YOKOTAに米合衆国三軍を統括する総司令官殿がご到着になり、ヤンキー兵隊共前にカンペかざしての三流選挙演説みたいなことやってるのをAP通信のライブストリーミングで眺め、ジェスマイアー版《モツレク》の楽譜をプリントアウトしたらなくなっちゃったインクを買いに有楽町ビックカメラに行ってくるベーか、と出かけ、佃堀でボラの大群を前に奮戦する鷺さんと
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その漁場の上1000メートルほどを警視庁のイロコイがグルングルンまわっているのをぼーぜんと眺め、月島駅から地下鉄で有楽町、さっさと用事を済ませ、こんなに天気が良いのだから日比谷公園の池のカワセミくんが戻って来ているか、ちょっと覗いていくべーかい、とマンモスフラワーが沸いて出た辺りに向かうと…
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おやまぁ。これはなかなか大変だ、果たして先週の共産党大会警備の天安門周辺と比べると日本国公安はどんなもんじゃろか、ちょっくら眺めてやるかい。なんせ、ここは我が輩の納税国、この警備の連中だってあたしの税金でやってるんだから、様子を眺めるくらいの権利はあろーに。

んで、ともかく数十メートル毎に警官が立っている日比谷公園抜けて(池の畔に長いレンズ立ててるカメラマンが何人かいたので、どうやらカワセミくんは戻ってきてるみたい)、警察車両がズラリと並ぶのに呆れながら虎ノ門近辺まで歩き
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都バスに乗って、何故かトランプ来日に抗議するのではなくロシア大使館前で気勢を上げている右翼に邪魔されながら六本木に到着するのであった。

さても、地図を眺めるに、六本木ヒルズ上層階展望台から帝都上空にマリーンワン以下海鷹黒鷹軍団が乱舞するのを眺めるのが最も見物らしい見物なるのは誰が考えても判りきったこと
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とはいえ、展望階はものスゴい長いレンズを抱えたマニアさんで溢れているだろう。ことによると、警官が北側をブロックしている可能性も高い。それならいっそ、「連休最終日の午後に六本木ヒルズで楽しむ人々と、過剰なほどの警備の警官らと、過剰な程の報道ヘリ乱舞の上を突っ込んでくるマリーンワン」を日常視線から全て眺め、この世界の多彩さ、不条理さを、目の当たりにすることにしよーではないかっ。うん。

かくて、バス通りから六本木トンネルに曲がる交差点の上、六本木ヘリポートから直線距離にして300メートル以下なれど、間にテレビ朝日のビルなどがあって青山墓地方向からアプローチするマシン猛禽類はほぼ見えそうもない辺りに陣取ります。眼下には、もう何人いるか判らないほどの警官がいるんだけど、それを遙かに超える数の日曜午後のメイジャー観光地で楽しむ世界各国から訪れた善男善女の群れ。既にもうこの違和感だけで、充分にみょーてけれんでありまする。

目の前には、かつて226決起部隊が出発した旧跡たるヘリポートを中心に、国立新美術館、根津美術館、有栖川公園の上を橫田のイロコイが高度300メートルくらいの低空でグルングルンまわってます。
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更に上空1000メートルくらいには、警視庁の警邏ヘリが舞っている。やがて新宿の方から日テレやらの報道ヘリがやってくる。

眼下では、バス通りを赤坂方向からマラソン先導をするような警察バイクがうーうー呻りながらやってくる、あ、六本木ヘリポートの真下を通るトンネルへの信号が全部赤になったぞ。
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程なく、座間の黒鷹2機が真っ直ぐ埼玉方面から突っ込んで来て、六本木ヘリポートに着陸。
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やっぱり、この場所は高速道路で死角になってよく見えないので、警備の警官もカラッポだったんだなぁ。首都高から六本木ヘリポートが一瞬だけ眺められるところ、つまり、あたしらが最も日常的に「帝都中枢の米軍基地」の存在を感じられる場所なので、敢えてここに陣取ったんだけどさ。

そいつらが直ぐに出て行くと、意外にも有栖川公園方面から六本木ヒルズの向こうをかすめるように、マリーンワンが降りてきます。
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周囲はギャラリーでいっぱい。無論、殆どの人々はなにあったか気にもせずに六本木ヒルズの方に向かうのだが、なにが起きているか判っている人もそれなりにいるようで…この辺り、周囲の人々とどんな話をしたかは、ま、敢えて記しません。ただ、「俺たちがワシントンDCでトランプ抗議デモやったときの写真がこれさ」とiPhone内の写真を見せてくれるにーちゃんたちと大いに盛り上がりつつ、米三軍総司令官様の到着を待つ。

ほどなく、先触れの同型機よりもちょっと渋谷拠りのアプローチで、紛う事なき総司令官様がお乗りになったマリーンワンが、第7艦隊総旗艦所属の海鷹くんを率いて帝都中心の治外法権米国飛び地にやってきたぁ。残念ながら、やっぱりあたしらがいた場所からは、帝都中心部到着の瞬間は見えませんでしたです。

おっと、これまた埼玉方面から、日本国VIPヘリ編隊が六本木ヒルズをぐるりと巻くようにして官邸に向かう。明らかにアベちゃん号でありますな。
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目の前の道路はさっきから通行止め状態が続き、ヘリポートから司令官様のお車が来たら万歳するなりブーイングするなり、ギャラリーがそれぞれに身構えて待っていると…あれ、今、高速をなんかデカイ車が行かなかった、あ、あれだあれだ、みえなかったぞぉ、わからなったぞぉ、ワイワイがやがや…

あっと言う間に下道の封鎖が解除され、あっと言う間にいつもの日曜の午後が戻る六本木ヒルズの上空を、官邸に偉い人を降ろしお仕事を終えたシン・ゴジラに真っ二つにされた筈のVIPヘリが、ぐるりとまわって塒の木更津へと去っていったのであったとさ。

全く質の異なる「現実」がごろんごろんとブロックで放り投げられ、どーしていいか判らないうちに、釣瓶落しに帝都の秋の日が暮れていく、ああ暮れていくぅ。

北と東の京の警備の違いがどうだなんて、どーでもええわい。ふうううう…

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中国公安的パトレイバー出現 [たびの空]

怒濤の北京取材もともかく終わり、必要な写真もあとはブレーメンから来るのを待つばかりとなり、既に中華人民共和国を出国、北京首都空港のラウンジで羽田往き搭乗を待ってます。いかにも北京らしく、曇りだか晴れだかなんだか判らぬようなどんよりした空です。

今回、たまたま5年に1度の中国共産党大会にぶつかってしまい(判ってるなら避けろよと言いたいけど、大会の日程が発表になったのが数週間前で、過去はずっと11月開催だったそうな)、ドイツ・カンマーフィル・ブレーメンの北京初の(!!!!!)短期集中ベートーヴェン交響曲全曲演奏会の会場となった紫禁城ホールは道を挟んで人民大会堂の真向かい。当然、天安門に向けて周囲は言語道断空前絶後の警備で、地元の方も「あの辺りには車でも近寄らないよ」と仰る。それでも世界中、中国各地から何も考えない観光客はノンビリやってくるわけで、公安(中国では警察は公安と呼びます)や治安軍は最高度のセキュリティ対応してるところに怯まず押し掛けるもんだから、もー大変なことになる…

なせ到着当日月曜日、夕方にベートーヴェン4番と5番の演奏会のために地下鉄2号線天安門西駅(国家大劇院と同じ、党大会真っ最中の人員大会堂真ん前の駅)を出るや、いきなり通行可能な区域がテープで仕切られ、まず若い兵隊にパスポートをチェックされます。そこから天安門方向、ホールがある中山公園の入口に向けて歩いていくと、普段はないセキュリティチェックポイントが仮設されていて
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並んで、またパスポート出して、荷物をチェックされ、体中をピーピーいうマシンでなでつけられる。おいおいおい、これが聞きしに勝る、とビックリ。なんせ若い兵隊たち、やくぺん先生のベタベタいろいろ押されたパスポートがそんなに珍しいのか、おいみてみろよこれ、ってみんなで笑いながら見せっこしてるんだから。いやぁ、久しぶりに「国家元力を振り回される」って瞬間だったなぁ。

翌日火曜日は、GP眺めにまた夕方に同じホールに同じセキュリティ通って行くのだが、今度は何故かまるっきり形だけのチェックで、あっと言う間に無罪放免になる。これはこれでまた、なんなんねん、でありまする。

そしてそして、昨日午後でありまする。地下鉄の駅や車内でも習近平の記者会見が盛んに流されていて、党大会は無事に終わったようだ。となると、セキュリティも緩和されてるだろー、とK先生と天安門南のローカル観光地で国営飯屋でジャージャー麺とか点心屋でちょろっと饅頭なんぞで喰らって、ではあたしゃ、これからパーヴォ様のインタビューですから、このまま天安門前広場を抜けて中山公園に参ります、いろいろ御世話になりました…なんて歩いていると…

なんだか長蛇の列でありまする。目の前は、かの「戦車の前に立つ青年」の映像で有名な天安門広場の正にあの場所。
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その向こうには、党大会が終わって田舎に戻る代議員らのバスがズラリと並んでいる。んで、その横にこの数日で最大級の列でありまする。

いやぁ、失敗したなぁ、と思いつつも、並ぶ他に方法はない。並びます。で、列がちょっとづつ進むのを待ちます。周囲の人々は、ほぼみんなスマホ弄りながら待ってます。やがて30分くらいすると、列の先のゲートが見えてくる。
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あれ、ありゃなんじゃ?公安青年らの横に、こんな奴らがおりまする。
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おおおお、あれはだれがどうみても、「中国版パトレーバー第1世代マシン」ではないかぁあああああ!

何をやってるのかわからない、スピーカーで叫んでるでもなし、左右に首を(ないけど)振ってるわけでもない。ただ、左右の耳部分のライトを青と赤に点滅させております。なんか、しっかり悪人顔だなぁ。まるで押井漫画映画版パトレイバー第1作で暴走しちゃう悪玉新型パトレイバーみたいだぞぉ。

面白いのは、人々が特に気にもしていないこと。近付いて、しっかり写真など撮っても、公安にーちゃん、別になんとも言いません。

まあ、こういうわけのわからぬものがある、とSNSで拡散されることが公安的には抑止力になるのであろう、とは思うけど…ううん、それにしても、なんなんでしょうねぇ。いざとなると前がパカッと開いてガトリング砲が剥き出しになるとか、後ろからミサイルがせり上がるとか…

ちなみに、前にいる奴は自前のバッテリーで駆動してるようですが、後ろの奴はその辺の電源にコンセント繋いで電気食べてました。どうやら中に人が小さな人が入ってるんじゃあなさそうです。

今回の党大会騒動、いちばん興味深いのはこの中国公安的機械金剛壱号だったかもなぁ。

我が日本国警察庁がやるとすると、やっぱりぴーぽくんの着ぐるみ着せるようなソフト系、可愛い系になるのは?はたまたパトレイバーを意識したものになるのか?NECとセコムが組んで、もう試作マシンを作ってるような気もするし。

「アルフォンス」だけにはして欲しくないぞ。

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北京遙かなり(3)~嵐の羽田脱出 [たびの空]

さてもさても、ゴウゴウと窓の外で風が鳴り響く一夜が明け、午前6時前。宿から外を眺めれば、一応、京急穴守稲荷駅は電気がついているので、帝都公共交通は全面ストップということではなさそうであーる。商店街の万国旗がちぎれんばかりにはためいている中、さっさと仮の宿をチェックアウト、目の前の空港連絡バスに向かえば、おおおお、20数人乗りの小型バスは殆どがサラリーマンさん風のオッサンらで既に7割がたが埋まっています。っても、デカイ荷物を横に置いてる方も半分以上なんで、まだまだ乗れるぞ。6時半の出発時間間際に、第2ターミナルまで行くという老夫婦がやってくるが、あたしゃお節介にも「ここ、空いてますよ」と騒いでしまったが、ネクタイきっちり絞めた若いサラリーマンさんたちは誰もがスマホ弄ってて、荷物をどかしたり、ここに補助席があると言わないのはどうしてなんだろうか…
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今回の選挙の結果って、要はこういうことなのだろうなぁ、などといらんことを思ってしまう「オモテナシの国」の納税者なのであった。

さても、パツパツで走り出した空港連絡バス、雨が叩きつける穴守稲荷前を過ぎ、あっと言う間に昔の鳥居の辺りまで到達、もう目の前は空港B滑走路です。なぜか滑走路横のなにもないところで渋滞しているので、みんな朝から自家用車やらタクシーで乗り付けて国際線ターミナルで荷物を降ろしているので大混乱なのかしら、と思って入ると、なんとまぁ、B滑走路隅っこを国際線ターミナルに向けて曲がる交差点が、台風の大雨で冠水し、すっかり湖状態になっている。
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警備員さんと警官が出て、車を1台づつ誘導して渡しています。こりゃ、時間がかかるわいね。

そんないかにも台風らしい混乱もなんとか抜けて、7時前にはターミナルに到着。出発到着案内を眺めると
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やはり深夜の国際線到着は大混乱で、ハワイアンとか中国東方航空とか、深夜から早朝到着で朝一で戻るタイプの飛び方をしている便は軒並み欠航となってます。

我がANAさんは、なんせここに飛行機がちゃんと居るという利点を生かし、なんとか台風が抜けた後に定刻で飛んでやるぞ、とやる気満々。それよりも乗客がここまで辿り着けるかだ、という予想はしっかり当たっているのであーる。ま、誰だって判ることだけどね。それにしても、今朝修学旅行に出発という高校生達、どうやって来たのかしら。親が車で送ってきたのかなぁ。

ま、なんのかんの、ここまで来てしまえばあとはまな板の鯉。さっさと出国し、ラウンジに至ると、おおおお、なぜか視界は案外と良く、天樹や東京湾入口橋ばかりか、遙か筑波まで眺められるじゃないのさ。
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ビシャビシャの滑走路に、いつもは早朝5時から6時台い到着するフランクフルト便やLA便、はたまたシンガポール航空などが、8時過ぎになってドンドン降りてくるぞ。

かくて、大騒ぎの挙げ句、何事もなかったかのように定刻でANAのデッカいトリプルセブンはCランを北に向け離陸、湾岸の縦長屋は眺められたけど、葛飾オフィス上空はもう2000メートルくらいで雲の中、今世紀最大のタイフーンに背を向けるように、列島横断、半島跨ぎ、黄海上空を飛んでいつものように天津港を眺めつつ大陸に上陸、グルッと右に曲がって
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党大会で工場はお休み、空気が綺麗な晴天の北京に至ったのでありまする。

ここから、巨大な空港を脱出し、出迎えの地元評論家君に拾われ、市内に向かい、中国フィル新ホール建築現場至近のダリの彫刻実物が飾られた猛烈にお洒落なホテルでザルツブルク・カラヤン財団CEOにインタビューし
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地下鉄乗り継いで天安門西駅を出て、パスポートを2回もチェックされるセキュリティを抜け、紫禁城コンサートホールに至ることになるのだが、ま、それはまた別の話。かくて、一応は無事に遙か北京に到着しましたとさ、でこれといったオチもなく話はオシマイ。終わってしまえばそれまでのたびの空。

さあ、働け、あたしぃ!

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