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訃報:小林裕氏 [ゆふいん音楽祭]

事実関係のみのご連絡です。ゆふいん音楽祭に何度も参加なされたオーボエ奏者の小林裕氏がお亡くなりになりました。

現在、小林道夫先生は加藤夫妻とゆふいんから緊急上京なさっております。今後の詳細は不明です。

余りに急なことで驚くしかありません。お悔やみ申し上げます。

[追記]

その後、Facebookの小林裕さんのお友達関係に、こういう案内がありました。当電子壁新聞のような無責任な媒体で公開していいものか、些か考えるところでありますが、「ゆふいん音楽祭」カテゴリーをご覧の方が最も心配なさっていらっしゃるであろうことが記されておりますので、敢えて貼り付けることにします。以下、引用です。

※※※※※

小林裕さんの訃報についてのお知らせ。

フェイスブックで、小林裕さんとつながっている皆様。
ご遺族のご了承のもと、友人を代表して、お知らせ申し上げます。

小林裕さんは、5月19日未明。心筋梗塞により、ご自宅にて、永眠されました。
享年58歳。
ご葬儀は、ご遺族の意向により、親族のみにてとりおこなわれます。
あまりの急逝で、情報がなく、ご心配をおかけしていることを、お父様はじめ、たいへん心苦しく思っておられるようです。何卒ご容赦ください。
なお、今後、有志にて、お別れの会を計画しており、改めて、様々なチャンネルを通して、お知らせしたいと存じます。

2019年5月22日
照井和典拝

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玉突き人事異動あれこれ [弦楽四重奏]

もう、シーズンの半期毎に一度の恒例カテゴリーにしても良いんじゃないかと思えてくる、弦楽四重奏の人事異動ネタであります。

今年の初めから、今や英国ベースの団体として聴くならばまずこいつらだ、と言いたい(言いたかった、でないと良いのだが…)ドーリックQ、ミュージック・キャンプで知り合った頃からの付き合いの創設メンバーだった第2ヴァイオリンが交代しているようです。
http://doricstringquartet.com/
無論、大阪優勝、その直後のレッジョでのベネヴィッツとの壮絶な闘いにも参加していた古参者です。で、新しいメンバーのYing Xueは、過去の数シーズン、パーカーQの第2ヴァイオリンを務めていた室内楽の専門家であります。

え、じゃあパーカーはどうなったの、とパーカーQを調べてみたら、へええ…
http://www.parkerquartet.com/
ちゃんと新しいセカンドを迎えてしっかりとしたキャリアをなさっております。この名前からしてどう見ても日系のセカンドさん、なんとなんと、それまではエンソQのセカンドをなさってたそうな。

おいおい、じゃあエンソはどうなってるんだぁ、と眺めてみたら、どうも公式なホームページがめっからない。Facebookのページがあるので行ってみると、パーカーに移ったセカンド氏の写真なども挙がっていて、最後の更新は2018年7月30日になってるぞ。
https://www.facebook.com/EnsoQuartet/
そのトップに”We're about to play our final performance today. ”などと記してあります。

ああ、なるほど、活動停止になったのかぁ。

詳細は、その辺が判ってそうな方に問い合わせてみるとして、ともかく、この大西洋を挟んだ玉突きの最初のキューは判明したわけでありました。

ドーリックの日程調べから、20世紀末くらいからなんのかんの眺めていた団体が終焉していたことを知る…この業界、広いんだか狭いんだか、っていつもの結論ですなぁ。ふううう…

それにしてもドーリックQは、エベーヌQとはまた違う意味でメンバー交代が難しい類いの特殊な音楽をやってる団体なだけに、どうなることやら。日本列島には秋に訪れますので、皆様、請うご期待。
http://phoenixhall.jp/performance/2019/11/03/10308/
ああ、新しいセカンドさん、イン・シューって読むのかぁ。

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音友2019年6月号の訂正 [お詫びと訂正]

先程、能アーティストの青木涼子さん御本人から「ここ違ってます」という真っ青な指摘がありましたので、とるものもとりあえずお詫びと訂正です。

本日から全国津々浦々の書店及び世界のごく一部の書店の店頭に並んでいる「音楽の友」誌2019年6月号26.27ページであります。

★26ページ写真キャプション:誤「難民ハンナ」→正「難民ヘレン」
★27ページ本編下段後ろから16行目:誤「難民アンナ」→正「難民ヘレン」

って、なんでこんな間違いが出て来るのか、もう全く想像もつかないけど、とにもかくにも訂正いたします。この作品に難民がいっぱい出て来るわけではなく、ヘレンひとりだけですっ!

以上、深くお詫びし訂正させていただきますです。

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協奏曲のソリストもpad [演奏家]

先程、溜池はサントリーホールで、日本フィルの定期演奏会が開催されました。別になにか特別な回というわけでもないのだけど、演目はこんなん。
https://www.japanphil.or.jp/concert/23226
なんじゃこれ、ってビックリするでしょうけど、ともかく、ラザレフ御大とすればこれはこれで筋が通ったプログラムだそーな。

やくぺん先生とすれば、最も弱い(ダメな、という意味)タイプの音楽総代表みたいなもんが後半にどかんとあるわけで、会場に出かけるのもなかなか躊躇したというのがホントのところなんだけど、ま、こういうものもちゃんと聴いておく得がたい機会であろうというわけで、ノコノコ出かけた次第。お目当てだった前半のメトネルは、正直…ううううん、こういう音楽趣味もある時代のある場所にはあったのだなぁ。アンコールで弾かれたロマン派趣味で歪められたバッハ(とぶった切ったら叱られそうだけど)みたいなスカルラッティと合わせ、「ああああ、こういうもんが古き良き英国のクラシック音楽趣味なんだろーなー、こういうヴィルトゥオーゾ性に特化したもんを心から楽しめる、って世界があったんだなぁ」と、遙か平成昭和を通り越して大正時代くらい、ロイヤル・アルバートホールのバカでっかい、妙に古びてよく見ると薄汚れた空間を懐かしく回顧するよーな音楽の在り方、って感じ。ある種、究極のサロン音楽ですわ。

ま、たまにこういうものに接して、世界の広がりを知るのは意味があるであろー、という大人な纏めでオシマイにしたいところなのだが、この演奏会、もうひとつのビックリがありました。これ、終演後の舞台を眺めたところ。
IMG_0600.jpg
ピアノの鍵盤の上に、ちょこんとpadが置いてあるのがお判りかな。そー、なんとなんと、独奏者のスドビン氏、ラフマニノフの3番よりも難しいと言われるメトネルの第2協奏曲を、iPad譜面を眺めながらお弾きになられたのですよ!

ボロメオQが自作のパソコン譜面を持ち出してから10年以上経つかな、ジワリジワリと拡大しつつあるパソコン譜面は、10年代のiPadの出現で爆発的に広まり、今や既製品が何種類も出まわるようになってる。とはいえ、暗譜で弾くのが当たり前とされてるロマン派協奏曲の独奏ピアノパートを、天下のソリストが電子譜面で演奏したのを眺めたのは初めてでありましたぁ。いやぁ、ホント、驚いたです。

出て来て、ポンポンと画面をタッチして始めたので、まさか休符のところで画面タッチして譜めくりするのかと思ったら、流石にそういうことはなく、指があと10本あっても足りないんじゃないかというような膨大な音符がぶちまけられたウルトラハイパーヴィルトゥオーゾ作品をどうやってか捲ってる。明らかに足で操作しているとしか思えない。

流石に演奏中には判らなかったんだけど、終演後、お馴染みの日本フィルのステマネさんが出て来てピアノを撤収する前にまずpad楽譜を引っ込めたときに、下に潜ってゴソゴソ
IMG_0603.jpg
んで、どうやら手にマウスくらいの大きさのものを持って袖に引っ込んで行かれました。
IMG_0605.jpg
やっぱり、ペダルの辺りに譜めくりスイッチが置いてあったんだなぁ。

ま、あの譜面を処理出来るヴィルトゥオーゾなら、ペダルがひとつ増えるなんてなーんでもないんでしょうし、なにより世界一難しいとすら言われるメトネルの第2番の譜めくりなんて、どんなプロが必要なんだと考えれば、極めて合理的なやり方なのかもねぇ。

この調子だと、あと数年で譜面台に電子楽譜のスクリーンが埋め込まれ、ペダルの横に譜面めくりスイッチが設置されたピアノが出て来るんじゃないかなぁ。

padで「世界一難しいピアノ協奏曲」を弾くピアニストを眺めたいなら、土曜日午後2時に溜池へどーぞ。

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エク第3期始動 [弦楽四重奏]

先程、5月に就任した第2ヴァイオリン奏者を加えたクァルテット・エクセルシオの、第3期メンバーに拠る最初の演奏会が無事に終わりました。
IMG_0569.JPG
年に1度、残念ながら未だ日本ではこのエクの例しかない一般大学及び音楽科高校のミニ・レジデンシィで札幌の北星学園を訪問。その最後に、昼間の大学教会で無料のコンサートを行うのが恒例になっており、その2019年版でありました。

今年のこの演奏会、独奏者を迎え、モーツァルトK.466の第1楽章がクァルテット版で披露されました。このピアニストさんはこの学校の卒業生、数年前に訪れたエクから音楽家としてのキャリアについてのディスカッションをする授業をした方だそうな。ミニ・レジデンシィも年を重ねているとこういうことも起きてくるのだなぁ、と思うこと多いエクだったとのことであります。

弦楽四重奏として演奏したのは、モーツァルトの第1番《ローディ》全曲と、ベートーヴェンの第1番の第2楽章。共に第1番なのは意図的だったのか、ま、なんであれ、「良く知った楽譜をもう一度きっちり見直して、丁寧に演奏してみよう」という再現であったことは確かです。新第2ヴァイオリンも音量的には問題なく(実は、学生団体とプロの最大の違いは、解釈だ技術だという以外に、まず音量だったりするわけで)、立派に仕事を果たしていらっしゃいました。

初心に戻ってもう一度、という気持ちがヒシヒシと伝わるエク第3期のスタート、これがロマン派などになるとまたどうなるか判りませんけど…それは来月頭の定期で、皆様、お確かめあれ。

返す返す、初心に返り、もう一度。

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クララ・シューマンも記念年なのじゃ [演奏家]

わ、10日後のツアーの最後の日程埋め作業をし終え、その勢いで来月終わりのパリの《光の土曜日》に顔を出せるか、1週間を切る日程で弾丸往復するとなんぼくらいかかるか、激安飛行ルートはどうなるか…なんてあれやこれややってたら、久しぶりにホントに夜明けをみることになってしまったじゃないかぁ。ホントの夜鍋なんて、この歳でやることじゃないなぁ。こりゃマズい、せめて数時間は寝るぞいっ!

っても、その前にひとつ、急ぎのお知らせ。ええと、神奈川県は鶴見と横濱の間くらい、一部で「横浜市内各駅停車ホールの旅」が出来るといわれている程に公共ホールが林立している辺りに、かなっくホールというところがあります。隣の鶴見のサルビアホールが「一点特化型」で今や関東地区に於ける弦楽四重奏の聖地となっているのは、当電子壁新聞を立ち読みなさっている皆様はとっくにご存知でありましょう。じゃあJRで鶴見から横浜に向けて次の次の東神奈川駅前にあるかなっくホールは何をやってるかといえば、「やたらと制作に手間のかかる企画もの」で勝負を賭けているわけであります。これはもう一重に、制作にそういうめんどーなことを厭わないパワフルな方がいるからで、いやぁ、お疲れ様、努力が報われると良いよねぇ、と遙か東の地から眺めるしかない。ほんと。

そんなかなっくホール、今年の企画は記念年絡み。へえ、ベルリオーズかヴァインベルグか、まさかオッフェンバックやプフィッツナーということはなかろーねぇ…って思ったら、なんとなんと、「クララ・シューマン生誕200年記念」だそーなっ!いやぁ、まさかそんなとこ狙ってくるなんて、だーれも考えんわなぁ。せっかくですから、ボンにあるシューマン夫妻のお墓の図。
IMG_2969.JPG

んで、かなっくホールではクララ・シューマンの全作品演奏なんてことをやるかと思えば、やっぱり基本は「市民のためのコミセン」としての性格をぶっ飛ばす訳にはいかぬようで、旦那のシューマンの特集をやろうではないか、ってことのようでありますな。こちら。
http://kanack-hall.info/event/%E3%80%902%E6%9C%881%E6%97%A5%E7%99%BA%E5%A3%B2%E9%96%8B%E5%A7%8B%E3%80%91%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%80%80%E8%A9%A9%E3%81%A8%E9%9F%B3%E6%A5%BD%E3%80%8C%E8%A9%A9%E4%BA%BA%E3%81%AE/?fbclid=IwAR1xCvpZa09K285tOFdNFhpq004yjnFBgK5KaxSLvp4522lTVOHO6w_xNu0

で、最初は明日15日にエリック・ル・サージュが中心となったピアノと歌曲というわけで、なかなか趣味はよろしいし、相変わらず付帯事業はなんのかんの付いてるし、なんせご覧のようなお値段だし、横浜市民は恵まれてるねぇ…と思ったらぁ…

券売はなかなか厳しいそうですねん。担当者さんったら、本日銀座のど真ん中は王子ホールで開催される同じプログラムはとっくに売り切れなのに、なんでうちは…と遙かお江戸の方を恨めしげに見上げているそうな。こっちはお値段半額以下、駅からだって至近だというのに、なんでやねん?

とにもかくにも、銀座の方は買えなかったという方は、もう何を迷うこともなく、明日の東神奈川にいらっしゃいな。やくぺん先生は残念ながら遙か北の大地に向かっており、顔を出せないんだけどさ。

それにしてもクララ・シューマン生誕200年…ねぇ。年間シリーズの中で、せめてひとつくらいクララの作品を耳に出来れば、御本人も本望でしょうに。いかがですか、アンコールでピアノ小品なんぞをやってくださいませんかね。

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ボルドーのコンクールがセンバツになりました [弦楽四重奏]

ぼーっとしているうちに目の前にやらにゃならん作文仕事が溜まってしまい、貧乏な隠居爺初心者がこれからは年に1度くらいしか出かけられない欧州仕込みツアー出発まであと11日となってしもーたぁ。その間に、札幌に実質日帰りみたいに行き、都内ながら出発直前にはどっかりまるまる付き合わされる取材があり、作文に専念出来る日はあんまりないじゃないかぁ…って、まだツアー日程も全部つくれてないぞぉ!

ってなわけで、朝からバタバタ、残っていた日程を埋めて、あとはDBのチケット数カ所を手配するのみとなりましたので、商売作文にかかります。その前に、自分へのメモとして、来るツアー後半の目的、ボルドー弦楽四重奏コンクール&フェスティバルについて。

昨年の暮れくらいだったか、ニッポン拠点で今、盛んにコンクールを受けに出て行こうとしている某弦楽四重奏の方から、「ボルドーって、なくなっちゃったんですねぇ…」と泣きそうな顔で嘆かれました。まあ、確かにそうとしか言いようがないのだけど、なくなったわけではないのであります。諸般の事情でvirtual committeeというよーわからぬもんに名を連ねさせていただくことになってもーてるご隠居やくぺん先生、一応、最低限の解説だけはさせていただきましょ。それくらいの責任はあるだろーしねぇ。実際のところ、ヴァーチャルじゃなくて前半は生身で現地にいるんだけどさ。

ええ、20世紀の後半にミネラルウォーターの街として知られるフランス東部スイス国境の小都市エヴィアンで開催されていて、実質上はインターナショナルに門戸も開くヨーロッパ選手権という感じの位置付けだったエヴィアン国際弦楽四重奏コンクールというものがありましたです。
90年代の初めに、市の予算不足だかでカジノにするかコンクールにするかの選択に迫られ、前者を選び、コンクールが行き場を失った。で、その運営スタッフやノウハウを拾って実質上「開催地が移動した」という形で継承し、世紀終わりの年だかからボルドーで国際弦楽四重奏コンクールが続けられてました。第1回は大阪を勝ったベルチャがその勢いで乗り込み圧勝するかと思われたが、伏兵ハリッドQという中国の若者が出現しなんとかギリギリ逃げ切った、という面白い闘いだった。ハリッド、その後は確かシュトゥットガルトで頑張ってたんだが、チェロがドレスデンに就職して、結局、終わっちゃったんじゃなかったっけ。

ま、ともかく、そういうわけで、ボルドーの大会が開かれていた。そこからなんのかんのなんのかんの、極めてフランスなクァルテット専門のコンクールが積み重ねられ、プソフォス、パーカー、ツェムリンスキー、シューマン、そしてアキロン、という優勝団体を生んできてたわけであります。

その大会が、エクが1位なし最高位になった年から、クスVSパシフィカという弦楽四重奏コンクール史上最も高レベルな闘いやら、いきなり出現した新生パヴェル・ハース、ベネヴィッツ、そしてピヒラー御大が久しぶりに優勝なしをやらかした会まで、ボルチアーニ大会の現場を切り盛りしていたプロデューサーが国際担当という良く判らん部署に入り、実質上の現場プロデューサーとして仕切り始めた。んで彼女がなにをしたかといえば、「もうコンクールというやり方は違うんではないだろーか」というずーと感じていたことを具現化してしまったわけであります。その過程でいろんな話(愚痴…)をしたりしたので、不祥やくぺん先生がvirtual committeeなんてことにもされてしまっている、というわけじゃ。

さても、その実質上のプロデューサー、フランチェスカ女史は何をしたかと言えば、要は「コンクールのテープ審査を止めてしまう」です。

ともかく、こういうフェスティバルになった。ご覧あれ。
ボルドープログラム.pdf
来月4日から8日間、ボルドー市に世界から6つの若手団体が集められます。で、彼らは最初の4日間でそれぞれ2度づつのほぼフルの長さのコンサートを市郊外の会場で行います(やくぺん先生はここまで見物予定)。最後の2日間は市中央に聳えるボルドー歌劇場に進出し、またそれぞれが演奏を行い、コンクールとして評価を下す、というもの。

コンクール参加団体をギリギリまで絞り、その代わりヨーロッパの大会としては異例な渡航費を全額支給。つまり、バンフ、大阪、メルボルンなど遠隔地開催大会同様に、文字通りの「招聘」になるわけです。どういう団体を招聘するかは運営側が決める。要は、甲子園の高校野球の夏の大会じゃなく、春の大会みたいにした、ということ。「世界センバツ弦楽四重奏コンクール」ですな。うん、ニッポン国民に(のみ)は判りやすい比喩だわい。

コンクールという才能発掘の仕方は20世紀でもう役割を終えた、これからはフェスティバルの一環として開催するのが現実的であろう。それに、殆ど大会のなかった弦楽四重奏も世界中にローカル大会が出来てきて、その結果をちゃんと眺めれば「センバツ」も技術的に可能であろう、ということ。

引退宣言をしたやくぺん先生とすれば、これまでのように遙か遠くの本大会現地には足を運ばないヴァーチャルな関係になるが、宗次やら秋吉台、それにハルピンだか青島だかでも開催されるようになったローカルな弦楽四重奏の大会はきっちり眺めて、情報を拾って提供するという役回りが出来てしまった、ということ。いやはや、簡単には隠居はできぬもんじゃわのぉ、ばーさんや。ふううう…

さても、どうなることやら。ヴァーチャルな参加が出来るということは、遙か極東のニッポン列島の皆々様も何らかの形で接することが出来るようにするのでありましょう。まだちゃんと詳細を勉強してないので、今やってる原稿が一息付いたら、また改めて当無責任電子壁新聞に記されていただきます。

ワインは現地に行かないと飲めませんっ。悪しからず。

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ニュースのポイントが判らない…「木造」って? [音楽業界]

この数日、web上でこういうニュースが流れ、それなりに関心を集めている…のかな?
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44674300R10C19A5CR0000/
この日経の報道は共同通信発で、どうも他の多くの報道もそうなってるみたい。桐朋の公式発表はこういうもの。
https://www.tohomusic.ac.jp/news/2019/2019-0511.html
興味深いのは、この桐朋学園のリリースで「この日の夕刻、共同通信社がいち早く記事をアップしてくれました。」と、日経記事の元になっている共同通信の発信を引用していること。
https://this.kiji.is/499502265051120737?c=39546741839462401
やっぱりポイントは「音楽ホールでは世界で初めて、強度の高い木製パネル「CLT」を使用するという。」というところなんでしょうが…

だから、なんねん?

そのパネルを利用することで、建築基準法の何がクリアーされるのか、調布市の消防署だか東京都だかがどうやって許してくれたのか、木造なら当然建て替えは視野に入ってるのだろうが何年くらいもつ建築物なのか…記者会見の現場にいたらシロートのアホな頭では判らぬことがグルングルンして、もう何から質問して良いか判らぬぞ、って状況になりそうでんがな。ずっと言われてた「お金が全然足りない」という話は宗次さんからの8億円でもまだ足りないだろうし、そこんとこどうクリアーされたのか、というのは突っ込まれなかったのかな。

なんであれ、既にニッポンにも「木造ホール」をウリにしている場所は地方だけでなく、東京にだっていくつもある。思い浮かぶものだけでも、こんなん。
山形県南陽市https://nanyoshi-bunkakaikan.jp/
上野の旧奏楽堂http://www.taitocity.net/zaidan/sougakudou/overview/
奥志賀の音楽堂https://www.mtlabs.co.jp/shinshu/music/cl_n_mr.htm
消防法や建築基準法が異なる外国となれば、もう無数に存在しているのでしょう。

さても、この仙川宗次ホールの「木造」は何がポイントなのか?誰かご教授下さいな。なんであれ、「なるほど、日本には木造の音楽ホールはこれまでなかったのか」という誤解だけは生んではマズいですからねぇ。

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